3月15日 日曜日 朝から晴れ

今週からは気温も上昇し、いよいよ春到来らしい(希望的観測)。思えばアメリカミネソタ州で暮らしていた頃は、真冬の体感気温氷点下20度という世界から脱出する事のできる春は本当に待ち遠しかった。夏は夏で突然サンダーストームという嵐が来たり、本当に暑いという期間はほんの数週間なのだけれど・・。しかしこうして季節の移ろいを実感しながら月日の経過を味わうのも四季ある国ならではの贅沢とも言える。今日は休日当番日である、溜まっている雑事を片付けたりしながら救急患者さんの診察に当たる事としよう。

ハイデルベルク

終戦後節目の年を迎える今年、何かと日本とドイツが対比的に語られているように思います。ついこの間はドイツの首相が来日されました。思えばこの70年の間に、世界特に欧州では大きな変動が絶え間なく続いています。東西ドイツの統合、ソ連の崩壊、ユーゴスラビア内戦、EUの発足・・昨今のウクライナ問題。今回の首相来日については色々と報道がありましたが、何で今、わざわざほんの2日間の訪問に来られたのか?っていうことについては、成る程納得・・という報道がなかったように思います。場所と相手を熟慮した講演、談話をこなされて行ったようですが、その目的、真意とは何だったのでしょうか?いずれは何となくそう言う事だったのかっていう時が来るのかもしれません。ミネルバのふくろうは黄昏時に飛び立つのであります・・。外交ってそんな風に行われるものですよね。単にビジネス推進のために色んな国々を回るだけならあんまり知識も度量も器量もいらないな・・・。

何で来たの?それも今日・・この問いかけはとっても重要なものです。私たち医師にとっても。