8月10日 火曜日

何だか天気の悪い一週間の始まりです。さて、話題となっている”原稿読み飛ばし問題”について少し思い当たることがあります。数年前に介護施設での講演の依頼を受けたことがありました。私にしては珍しくかなり前から参考書をあたり、結構な準備をして臨みました。原稿までは準備してなくて、いくつか忘れてはいけないキーフレーズを箇条書きにして持っていったのです。本番では、そのキーフレーズがうまく繋がらなかったり、内容がピンボケになってしまったりで散々でした。その少し後にあった同様の機会では、ある程度のアウトラインを頭の中に準備しましたが、フリーで喋ってみました。こちらの方が話にまとまりと筋書きができた感じで評価も良かったのです。文字を目で追うことと、話をすること、同時にするにはかなり練習が必要だと思います。先日の医療の講義を受けた時も、講師の先生が、画面上のチャットを目で追いながらお話をされていたのですが、「頭が混乱します〜」って仰っていました。頭にあまり入っていない原稿を読むだけでは、多分読み飛ばしてもわからないような気がします。流石にあのような式典では、事前に原稿に何度か目を通すと思いますので、糊がくっついたままというのもあり得ない言い訳かとは思いますが。ちょっとお疲れなのでしょうね・・・。