11月17日 日曜日
寒いのか、ちょっと暖かめなのか・・よくわからない今日この頃です。
芸能人の方が逮捕されたとか何だとか・・・薬物使用に関することのようですね。持ってるだけで逮捕されるのですから、薬物に手を出しては・・ダメ・ゼッタイ(by babymetal) です。それはそうなのですが、いつもこの手の事件が起きると思うのは、どうして持ってる(=買ってる)人が捕まってるのに、売ってる人が捕まんないんだろ・・ということなのです。どなたか教えてくだされ。で、この方が所持していたもの・・どれだけ危険なものなのかと調べてみると、一つの論文に突き当たりました。The Lancet 376, no. 9752 (2010): 1558-65. 泣く子も黙るランセットですね。
かの有名人が所持されていたらしきものは一等下に書いてありますね。この中ではless harmfulのようです。何と筆頭は・・・アルコホルだとか。
結語にこんなことが書いてありました
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Overall, alcohol was the most harmful drug (overall harm score 72), with heroin (55) and crack cocaine (54) in second and third places.
どう解釈するかは・・・人それぞれということで。
で、これから毎日毎日テレビジョンで彼女の話が取り上げられると思うので一言!薬物報道のガイドライン・・・守ってや〜〜
その中で、避けるべきこととして挙げられている項目を示しますとこのようになります。
- 「白い粉」や「注射器」といったイメージカットを用いないこと
- 薬物への興味を煽る結果になるような報道を行わないこと
- 「人間やめますか」のように、依存症患者の人格を否定するような表現は用いないこと
- 薬物依存症であることが発覚したからと言って、その者の雇用を奪うような行為をメディアが率先して行わないこと
- 逮捕された著名人が薬物依存に陥った理由を憶測し、転落や堕落の結果薬物を使用したという取り上げ方をしないこと
- 「がっかりした」「反省してほしい」といった街録・関係者談話などを使わないこと
- ヘリを飛ばして車を追う、家族を追いまわす、回復途上にある当事者を隠し撮りするなどの過剰報道を行わないこと
- 「薬物使用疑惑」をスクープとして取り扱わないこと
- 家族の支えで回復するかのような、美談に仕立て上げないこと
アルコール中毒の患者さんは別に逮捕されませんよね。だから・・・他の薬剤に依存してしまう人たちも社会として支えてあげられるような世の中を作っていきましょうというメッセージなのかな。