3月6日 木曜日 雨

今日は午後の診察が終わってから地域医療関連のシンポジウムを聴講してきました。少しおくれて到着したのですが、駐車場が一杯でビックリでした。たくさんの方々が関わっているのだなあと再認識。日頃お世話になっている方や、尊敬する先輩先生方も登壇されて色々なお話を聞くことができました。どれも成る程なあと思うお話でしたが、「すべての場合において本当に在宅療養が最良の解なのか、最近色々と考えるようになりました」っていうお話をされていた先生のご意見には納得。はたまた、介護支援専門員の方のお口からふと出た一言に唸りました。在宅患者さんが家に帰ってホッとされる瞬間は・・・「おうちの匂いとか、置いてある家具の位置なんかに安心感を感じられるのでしょうね」っていうコメント。家具の位置ですか・・・やはり現場を踏まれている方は感じられることが違うなあと思いました。何かとても実感を伴う感想で非常に印象に残りました。私なんかですと、そう聞かれてもそこまでリアルな表現はできそうにありません。今日はそれが聞けただけで、診療後にちょっとしんどかったのではありますが、参加した甲斐があったというものです・・・。

shiba

最近しょっちゅう耳にするキーワード「多職種協働」とか「多職種連携」シンポジウムで聞くと簡単にできそうなのですけれど、これが実際には難しい・・・