4月26日 火曜日 晴れ

暖かくなってきました。でも朝方の家の中は結構気温が低かったりしています。往診で車の中は冷房をかけているのだけれど、患者さんのお宅に入ると暖房がうっすらと入っていたりする、今日この頃・・・。何が正しいのやら、何が標準なのやら、何が正常なのやら・・良くわからないなと思った午後の昼下がり。何かを判断するには基準が必要なのですね。思い起こしてみて下さい・・採血検査を受けました。はい、異常値が見つかりましたと。その異常の基準は何なのでしょうか?誰がどうやって決めているのでしょう?まさか神様が、これこれ以上はだめだよってささやいてくれる訳でもなし。結局のところ、正常だと思われる(あるいは健康だと思われる)人々をたくさん検査して、その95%に収まる数値を基準にしている訳なのですよ。どう思われます?

ほら、いるでしょう?身近な周りにも、ちょっと風変わりな人が。その人がもしも95%を外れたなら・・・直ちに「あなたは異常です」って宣告されるのですよ。なんてこの世は世知辛いのか・・・。血液検査みたく、数値化されるものならまだしも、人の気持ちとか・・・数値化されないものはどうして判断するのでしょうかね?

aozora

その点、自然はいいですよ。青いものは青い・・・。美しいものは美しい。基準など要らぬ!

青い、旨い、美しい、気持ちいい、清々しい、心地よい、嬉しい、悲しい、せつない、つらい・・・などなど。別に基準など要りませぬ、ただただ・・・それをそうと感じる感性さえあれば良いし、感性は人それぞれでよかとたいっ!・・・って書きながら、TVで円広志さんの「とんでとんで・・」が流れていました。いい曲ですね。一発屋って笑い者にされている事が多いように思うのですけれど・・・小生は知っていますよ。

9回繰り返される ”とんで・とんで” のバックがとてもおしゃれな感じのコード進行で演奏されているって言うコト(笑)