9月19日 土曜日
4連休に突入している方々もおられることと思います。私はあと一日・・がんばらねば。明日からはお休みをいただけるので何をして過ごそうかなと考えるのですが、たまりにたまった雑用・事務仕事などなどがあるので、半分はそれをこなすことでつぶれていきそうです。合間には本と映画とドラマとマンガ・・・時々、もっと書いてほしいと言われることのある、いまヨンデルものシリーズを書いてみようかなと思います。
読書編: ①オレの東大物語(加藤典洋著)・・・加藤先生は昨年5月に他界された評論家ですが、分厚く硬派で難しい著書が多い中、これはタイトルからもわかるように自分の大学入学ころからのお話を綴られています。1966年ですので、わたしの生まれる一年前に始まる物語。気楽に読み始められる数少ないご著書のうちの一つかな。文体もかなり好きです。②私戦(本田靖春著)・・・多くのノンフィクションライターが推す本田氏の代表作です。奇しくも同時代の1968年に発生した金嬉老事件を題材にした作品で、朝鮮に出自をもつ犯罪者の悲哀を描いたものです。当時の社会背景を十分に理解しないと味わえないのですが、逆に当時の社会背景を知る題材にもなって読み込むには時間がかかりますが考えさせられる作品です。③サキの忘れ物(津村記久子著)・・・人気作家の近刊本です。実はこれから読むのでまだ内容は知らぬ。
マンガ編: ①ブルー・ピリオド(山口つばさ)・・・美大入学に目覚めるアウトロー男子高校生の物語です。マンガ大賞ノミネートされていたのをきっかけに読み始めています。絵のタッチも気に入っているのですが、まだ2巻までしか読めていませんが今の一押しかな ②ペリリュー楽園のゲルニカ(武田一義)・・・前述の作品とは対照的な画筆ですが、こっちのタッチも好きです。ストーリーはかつての大戦での激戦地となった南方の島ペリリューでの文字通りの死闘を描いた作品です。年端もいかない実際の若い兵士たちのこころの内面が表現されています。 ③映像研には手を出すな(大童澄瞳)・・・凸凹女子高生三人組のアニメ研設立に始まる事件簿です。『作品は設定が命』という作者の(?)ポリシーが各々の登場人物のキャラに反映されており、空気を読まない理想追求型の人物と、苦労して研究会をまとめて運営しようと奮闘する風変わりな人物たちの多様な個性の織り成す物語です。
映画とドラマ編: ①シークレット・シティ・・・外交がらみの政権のスキャンダルを暴く女性記者と見えない敵との対決を描くシリーズものです。オーストラリアの作品です。主人公である女性記者の強さがハンパない!敵だと思ったひとが味方になり、そこかしこにあるコンスピラシーに手に汗握る展開となっていきます。 ②ライン・オブ・デューティー・・・ロンドンの警察内部の汚職捜査班の物語です。シーズン⑤までリリースされていますが、シーズン⑤ではじめのシーズンの内容が伏線となって回収されていくところなど、シーズンごとの内容もさることながら、通しでみる楽しさもあります。実はあと一話のこしているので・・・今夜はコレを見届けることになりそうです、楽しみ。 ③マイ・ブルーベリー・ナイツ・・・恋人の心変わりに置き去られることになった主人公のものがたりです。主役を演じているのは、あのノラジョーンズさんです。歌だけでなく演技もこなされるのですね。お店に売れ残ったブルーベリーパイと自分の存在を重ね合わせて尋ねる主人公に店主(ジュード・ロウ)が『残されているのは、ブルーベリーパイが美味しくないからではないんだ、今日はたまたまピックアップされずに残ってるだけなんだよ』みたいな泣かせるセリフを言ってくれます。
他にも多くの積読本たちが控えているのでイソガシイ・・・
それではみなさん・・・・Have a nice holiday !