12月29日 日曜日

残すところあと3日で、次は2020年です。西暦2000年になる時に色々な騒ぎがあったのも、はや20年前ということで時のうつろうのは早いものです。そういえばミレニアム懸賞問題ってその後どのくらい解決されたのだろう・・・?文系頭の私には参考文献を斜め読みしても何のことだかわからないのですが。昨日は今年最後の診療を終えて、職員の皆さんに手伝っていただき少しお掃除をしてから、月末の事務仕事に取り掛かったり、院内の整備をしたり・・・。今日は今日とて・・いつも通りに早起きしてしまったので、アルファステーション聴きながら(ちょっと曲のリクエストもしてみたりしながら)月末の事務仕事の続きしてますね。

今年はどんな一年でしたか?小生もお休みのぼーっとした頭でちょっと考えてみました。1月の記事を見直してみると・・・新年は兼高かおるさんと橋本治さんのお二方の訃報、レディーガガの映画鑑賞などで始まっていたようです。訃報というと、年末に亡くなられた中村哲先生のことが大変残念でなりません。ツイッター界隈でも医師のアカウントで軒並みそのことがつぶやかれていました。尊敬している人が幾人か鬼籍に入られた一年でした。ご冥福をお祈りしたいと思います。

さてさて、小生の暇つぶしの一つに読書があるのですけど、「今年読んでよかったのを挙げてみる」をやってみよかなと思います!!順不同でどぞ

#夕暮れノストラダムス 深緑野分  好意を抱いていた同級生の死をきっかけに、もしも・・がなかったらというパラレルワールドを探すこととなる女子高生の物語です。相棒になってくれるおとなしくって目立たない存在の八女くんがいい。ずーっと前に買った「ベルリンは晴れているか」とかあと2冊積ん読になっている深緑さんの作品です。

#罪の轍 奥田英朗  実際にあった少年誘拐事件を題材にしている作品です。東京オリンピックを翌年に控えた年に起こった事件で始まる日本の高度経済成長期の世相が活写されていると思います。次々に事件を起こしてしまうのが、何となく映画ファーゴに似てると思いました。

#よだかの片思い 島本理生  顔にアザを持って生まれた24歳のアイコの物語です。片思いなのだけれど、良い人たちに巡り合って成長していく”よだか”の物語。

#ブルーバード、ブルーバード アッティカロック  アメリカ南部、テキサス州を舞台に起こった二つの殺人事件を巡る事件小説です。名前覚えるのが大変だった・・けど、黒人と白人と、その家族たちの物語です。

#金魚姫 萩原浩  ある時から死者が見えるようになった仏壇セールスマンの潤と、えびせん好きの美女に変身する琉金の物語です(って書くとかなり不思議なことになりますね)。ファンタジックホラーかつちょっとした恋愛小説みたいな感じで、かがみの孤城(辻村深月)についでもう一回読みたくなった小説です。

#そのうちなんとかなるだろう 内田樹  師匠の自叙伝のような著作です。ただただ読みました。

#奇跡の経済教室(基礎編) 中野剛志  貨幣とは負債の一形式であるという、信用貨幣論というのが目からウロコでした。今流行りの(?)MMTを理解するための基礎知識編ということになるのでしょうか。

#僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ  小生と同年代の著者ですが、英国に移住して子育てをする中でのエピソードを題材に書かれています。時代批評だったり、子育て論だったり、中学生の日常に潜んでいる感動の物語ですねこれは。

#悲しみの秘義 若松英輔  最近文庫本が出たのですが、ぜひ単行本を手にとってみてください。ある時に読むと次の日から景色が違ってみえるような気がします

#ヘミングウェイで学ぶ英文法 倉林秀男・河田英介 #英文解体新書 北村一真  最後は英語のお勉強本です。まだ通読できてませんけどこれから頑張ります!ってことで。

お付き合いいだたきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。