9月7日 土曜日

いつものように3.5km 31分 192kcal でした。お供のポッドキャストから動物ネタ3題。奄美大島でのストーリーは、ハブとマングースです。猛毒のハブの数を減らそうという目的で外来種のマングースを同島に移入したのですが、そのマングースがハブをやっつけるどころか、クロウサギを絶滅の危機に陥れてしまったとのことで、絶滅駆除の対象になっていたそうです。数十年の取り組みが実って、どうやらマングースは奄美大島からいなくなったようだとのことです。夜行性のハブに対して、マングースはお昼活動して、夜はぐっすり眠っているので効果がなかったのだそう。このストーリー、害獣の駆除に成功をおさめた数少ない例という手柄話の側面もあるのですが、そもそも安易に外来種を移入してしまったというお粗末なお話でもあります。マングースにしてみれば、勝手に放り込まれた地で、生き物の捕食というある意味自然な行動で生き延びようとしていただけなのでしょう。挙句にハブ対マングースみたいなショーに駆り出されたりして、良い迷惑だったのではないでしょうか。人間の浅知恵というか、ある意味傲慢な面を省みる機会にしても良いのではないかと思いました。二つ目〜、ロシアのスパイではないかと噂されていたシロイルカのベルーガが射殺されて発見されたというニュース。首に撮影カメラを取り付けるためだとされているハーネスがついたベルーガがかねてから追跡されていたそうなのですが、射殺と思われる弾痕を残して命を失っていたとのこと。三つ目・・・農薬の使用量が激増したためと考えられるコウモリの大量死の結果、その地域で新生児の死亡率が極端に増えているという調査が報告されたそうです。エコシステムは複雑で、まだまだ解明の余地を多く残しているのではありますが、確かな統計のようですね。何せScience誌のリポートです。

https://www.science.org/doi/10.1126/science.adg0344