6月29日 月曜日

ぼちぼちと3−5月の医療の実施状況が明らかになってきています。全体をみると、初診料の算定回数が3、4、5月とそれぞれ、22.3%、38.2%、47.2%の減数となっています。再診料はというと、14.4%、26.2%、31.8%の減数となっているようです。その代わりに電話での再診が増加しているということです。

https://www.med.or.jp/nichiionline/article/009435.html

一方で、実際にコロナウイルス感染症患者を受け入れていた病院は大忙しとなったわけですが、実際には大幅に減収となっていたということはご存知の通りです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8edefc98cc80cc0b58d8d9330fefb94283b41a75

当地区の基幹病院も感染症指定病院として活動してくださったのですが、何億という赤字を背負っているのだというお話を先日院長から伺いました。今後はこういったデータを明らかにして分析し、リスクを冒して感染症パンデミックの最前線で奮闘してくれた病院には是非とも十分な配慮をしてほしいと思います。一方で、私たちの感染予防対策や衛生観念の向上により、コロナウイルス対策だけではなく、一般の感染症予防にも繋がり、それに対応する診察料が今後減少してくれる可能性もあると思います。これは過去長きにわたっての懸案事項であった医療費高騰に対しては朗報であり、今後の動向に注目していきたいと考えています。