3月1日 火曜日

今日から3月、少しずつ春が近くなってきているようです。さて、去年、一昨年と思い返してみるとずいぶん私たちも”慣れ”てきたなと思います。感染症が流行した当初は、とにかくなんでもアルコール消毒したりしていました。もちろんそれは大事なことで、今でも周囲環境の消毒の重要性は変わってはいません。しかしやり方とか優先度に順位付けができてきたように思います。いわゆる三密を避けるとか、マスクの着用は感染症を防ぐ上では最優先事項と考えても良いでしょう。一方で、建物内のあらゆる場所を念入りにアルコール消毒することは、もちろん余裕があればできればいいのですが、時と場合によりけりかなと思われます。それよりも公共の場で過ごした後やその最中には自分の手を顔や口に持っていかないことに注意したり、外出から帰るとすぐに手洗いをすることの方が大切かと思います。今では病院で抗原検査や核酸検査を受けることも抵抗がなくなってきているように感じます。こうやって感染症そのものへの対処が上手になっていくと良いと思います。ただし今回の流行は今までよりも収束の兆しが感じられるもののその速度が緩やかなようでもあり、今後の動向は予断を許しません。変異株の生まれる速度も非常に早い新型コロナウイルスですので引き続き辛抱強く行動していかなくてはなりません。医療機関の体制も引き続き発熱者への対応、ワクチン接種業務、通常の診療業務に加えて風邪症状と紛らわしい花粉症の季節へと突入していきます。なかなか厄介な現実と向き合わなくてはなりません・・・。大変ですがやらねば仕方のないことばかりですね。ま、昔から世の中や人生ってそんな感じのものですけど。