4月15日 月曜日

昨日は昼間に半袖でウロウロできるくらいに気温が上がりました。春を飛び越えて、という枕詞が出てきそうな気候です。さて、年度替わりの最近です。病院での担当医がまた変わりました・・と、渋い表情でお話をお聞きすることが増えるタイミングです。それはしかし毎年の光景でもあります。先日口座を作っている銀行の支店窓口が閉鎖となり、不便になったのだとおっしゃる患者さんもおられました。郵便局がなくなり、代わりにコンビニエンスストアがその代役を果たすようなところもあります。人口減少、とりわけ働く世代が減ってきているので、いずれの地域でも、企業や行政はある程度の合理化をしながら、統合合併をしながらその機能を維持しようとしています。もちろん使い勝手は悪くなるので、文句の一つでも言いたくなるのではありますが、一方で受け入れていかなければ仕方ない部分でもあると思っています。医療の世界も御多分にもれず、地域格差が生じてきているようです。当地はどちらかというとその皺寄せを食いやすい地域であると思います。学校も統廃合がこの数年で進んでいます。教育、行政、医療、色々な生活サービスへのアクセスが困難になりつつあります。10年後、いや5年後にどのような着地をしているのか、まだまだ見えて来ない部分がありますね。一方で、それらをただただ受け身の姿勢で眺めているのではなく、ある程度私たちユーザーなりの受け止め方で捉えて、育てていくという気持ちや気概も必要なのではないかと考えています。教育で言うと、教員の働き方改革を支援して、先生たちの働きやすい環境を整えることになるべく協力することが、システムの崩壊を防ぐことにもなるでしょうし、医療でも、主治医が変わることをただ嘆くのではなく、それでもある一定の医療を受けられるような地域でいられるようにサポートする気持ちを持つことも必要なのかもしれません。医療者側の肩を持つつもりはなく、彼らの側も必要な努力を怠ってはならないのではありますが、利用する側も、将来にわたり持続可能なシステムを維持できるような協力関係をうまく作っていくことができれば・・・と思っています。