7月8日 火曜日 七夕の翌日
台風が来るそうである。から梅雨もここに来てようやく梅雨の本領発揮と言った所である。雨は農作物には恵みの雨かもしれないが、往診で伺う患者さんのご自宅の裏の崖がちょっと心配だったりする・・・。この間帰り際にふと目をやると、その崖の斜面に、懸垂下降をしながら一本一本鉄骨を張り巡らせて地盤強化の工事を行っている職人さんの姿があったのがとっても印象的だった。はやく完成すれば良いな・・・。
さて、最近の診察での一コマである。幼稚園年少の子供さんが、咳と鼻水でやって来られたのである。夏風邪が流行っているので、一般的な風邪症状の他に、出席を控えて頂かねばならぬウイルスや細菌感染等を慎重に除外しながら診察する。その過程でどうしても避けられない関所がある・・・のど!。のどの奥を診られるのは嫌なものである。殊に子供さん達にとっては、それだけで泣きじゃくって来られるケースもあり。その時の診察では、それほどのレジスタンスはなかったのであるが、お口をアーンと開けてえ・・・などと言いながら診察を進めるながらも、敵は手強かったのである。木のヘラでつんつんしようが、ホッペをぐいと掴もうが、テコでも開口しない強者なのであった・・。粘る事数分、小生本音では色々な他の所見から、そこまで完遂しなくとも、頭の片隅に処方は決めていたのではあるが、そこで折れては・・・と、最期まで頑張ったのである。何とならば、その場を「まあまあ・・・ええか」で終わっていると、その子供さんは、(な〜んや、ちょっと粘れば、その場はしのげるのか・・・)などという成功体験が、し〜っかりと脳裏に刻み込まれるであろうなと考えたからなのである。すると・・・その次に、喉の診察がとっても重要な診察を自分ならずとも、他のお医者さんがする時に、できない!ってことになると困るだろうな、と考えたからなのである。医者はねえ、診るんだよ!どんな事があっても、君の喉を・・・っていうのが、その時に小生がその子に伝えたかったメッセージである。おかあさんごめんなさい、きっと何て医者!って思っておられた事でしょう(泣)。
奥さんお勧めのスガシカオさんの曲の中で、一番好きな曲。ちょっと調べると、入門編のベスト5に入っていたり、その歌詞・・・全盛期を過ぎたオッサンが好むパターンだろとか、ちょっと悲しくなるコメントがネットにありました。ええねん、全盛期を過ぎたオッサンやし、実際・・・