6月25日 木曜日
今日はお昼の雨の確率が100パーのようです。梅雨の中休みも中休みとなりました・・。往診中に濡れなければ良いのだけど・・。
ところで、俗にいうIT技術の進歩で私たちの暮らしは便利になりました。そのうちの一つになるかもしれないのは、最近リリースされたコロナ接触検出アプリ(新型コロナウイルス接触確認アプリ)ですね。のちに感染しているということが判明した人間と過去14日以内に1メートルの範囲内で15分間接触していた場合に通知してくれる機能があるとのことです。街ですれ違っただけとかでは当然記録されないわけですね。シンガポール(だったかな?)で同様のアプリが浸透しているというお話を聞いたことがあると思うのですけど、それの日本版ということでしょうか。技術者が個人的に開発していたものに国が乗って行ったことで今回のリリースに至ったようです。クラスター感染において、後追いで追跡できる場合にはアプリなどは不要なのでしょうが、経路不明の場合を検出することができるというものですから、有効に作用してくれれば感染制御には役立つのではないかと予測されます。接触日時や場所の特定はされないとのことですし、個人の特定もしないという立て付けのプログラムのようです。それほどプライバシーの心配は要らないのかなという印象を持ちました(あくまでも個人の意見です)。ただし、単純に距離の検知のみですから、状況は不問なこととなります(向き合っていたとか、背中合わせだったとか感染伝播に重要な条件を考慮されない部分があるということです)。アプリ自体はログインとか登録とかは必要がなく、ダウンロードして、ブルートゥース機能をオンにするだけです。あとは、自分が感染した時にその入力をする以外に触ることはないとのことです。感染した際に入力するコードのようなもの(詳細は良くわからないのですけど、保健所などで発行されるのでしょうか?)を要求されるため、いたずらでの感染入力もできないような仕組みになっているようです。昨日はそのアプリに不具合があったとの報道もありましたので、慎重に考える向きもあるかと思います。真価を発揮するには6割の人が使用しないといけないとのお話もあります。このほかに、スマホを利用したヘルスケア分野のものとしては例えば、認知症の患者さんが外を歩いて迷ってしまった際に捜索する際に役立つGPS機能であったり、子供さんの予防接種などのタイミングを正しく把握するためのスケジューラーアプリであったり、様々なものがあると思います。革新的な技術を賢く利用して健康に過ごしていきたいものだと思います。