5月10日 土曜日
朝のお供では・・・ローマ教皇が決まったとの話題が流れてきました。システィーナ礼拝堂の屋根から出る煙突から白い煙が立ち上ると、それは教皇選出のサインなのですね。それをじーっと写している動画があるようです。サン・ピエトロ広場にいる群衆が固唾を飲んで見守る中で、もくもく(?)あるいはちょろちょろ(?)と出てくる煙で判断するという演出というか、歴史的儀式の所作なのでしょう。むか〜しに何かで読んだことがあるなと思っていたのですが、どうやらあの「ダビンチコード」の作者でもあるダン・ブラウン氏の著作「天使と悪魔」だったようです。一生懸命原書を読んでいたので、そこまでの歴史的な意義を持つ部分だと思いながら読んだ描写ではなかったのですが、なぜか記憶の片隅に残っていました。読んだ後から頭から飛んでしまう傾向の強い(泣)私の記憶力にしては、珍しいことでした。コンクラーベ・・・選ばれた司教は米国出身で、長い間の南米での従事のキャリアを持つ方のようです。最近はとにかく色々な分断が際立つ世の中ですので、これが今後融和的に世界が構築されていく一つのきっかけになれば良いのにな〜と思ったりしています。このところ、本来好きなノンフィクション作品ではなく、ほんのりと後味の温かいフィクションの作品を読む傾向の増えた私の読書活動です。うちのひとの新たな推しの作家さんである寺地はるなさんの作品なのですが、これまたとても良かったです。巻末の好評発売中の案内を頼りに、別の作品も購入してみました(別作家です)。同じテイストが紹介されているのかなと思ったのですが、これは今ひとつ期待と違う印象でした。「もし明日人生が終わるとしたら・・・」で始まる寺地さんの作品なのですが、「まぶしく光っている方向を目指して、ゆっくりと自転車を漕ぎ出した。」で終わります。もう一度読んでみたくなる小説でした。