9月20日 金曜日

連休明けということもあってなのでしょうか、発熱の患者さんが多いようです。原因となり得る感染症は現在比較的多岐にわたります。コロナウイルス、インフルエンザウイルス、マイコプラズマ、溶連菌、コクサッキーウイルスなどなど。鑑別すべき疾患が感染症だけでも複数あるうえに、感染症以外で発熱となる原因もありますのでなかなか悩ましい状況です。来られた方の待ち時間を考慮しながら、なるべく迅速に確定診断に至る必要がありますので結構大変です。なかなか皆さんにご満足いただけるような診療ができているのかどうか自信はありませんが・・・(タブンデキテナイ泣)。今日もある程度の来院患者さんの数を想定してがんばらねば・・・と考えているところです。あまり報道にはなっていないようですが、10月から選定療養制度として、後発医薬品(いわゆるジェネリック)のある長期収載品(先発医薬品)については自己負担がかかるようになります。簡単にいうと、患者さんの希望でジェネリックを選ばなかった場合に、その差額の4分の1を自己負担として徴収しますよ・・ということです。国としては、より医療費の少なくなる後発薬剤を使用することを促そうというわけですね。あの手この手で膨らむ医療費を抑えようという政策なのでしょう。高齢者の自己負担率3割・・という文字も先日ニュースで流れていたように思います。これから15−20年の間は、高齢者の人口に占める比率がますます増えてきますので、医療や介護福祉に必要な費用も増えていくことは予想に難くないですね。入院治療から在宅療養へのシフトは当面の間続いていくものと思われます。そのために必要な資源確保も喫緊の課題なのだと思います。特に人的資源の確保があと5年もすれば、特に地方では大きな問題となっていくのかもしれないと実感しています。いま与党の代表選などと言って、メディアでは毎日報じられているようですが、さっさと早く決めていただいてこれからの医療・食糧・エネルギーなどの問題について考えていかなくてはならないのだと思います。誰でもいいから、はよやってくれ〜・・・では、本日も診療がんばります。みなさん良い週末をお迎えください!