8月10日 土曜日

朝からすでに暑いです。競歩の出場選手が、来年の東京オリンピックの競技コースについて、日陰になる部分がほとんどなく、脱水から倒れる選手が出るのではないかと変更を訴えているというニュースがありました。確かにマラソンよりも競歩はスピードが遅い分、体が受ける風も少なく、路面からの照り返しもきつくなるのでしょうか。彼の心配が現実のものとならなければ良いのですが。高校野球も中盤にさしかかり、世間はお盆休みとなりました。暑いさなかに行われる野球も、その天候の変化に応じて開催方法を見直さないといけない時期が来ているのかもしれません。考えてみればたった一つの場所で全てのトーナメントが行われる競技大会って少ないように思います。サッカーのW杯だって色々な競技場を使用するし、テニスのウィンブルドンだってセンターコートで行われる試合はほんの一部ですよね。甲子園っていうキーワードがひと夏のストーリーを作り、球児たちの目標となっているのはわかりますが、昨今色々と考えさせられます。そもそも地球温暖化が叫ばれて久しいのですが、未だに私たちの生活はさほど変わらず、効果的で具体的な対策がなされているとは言えません。今の日本の少子高齢化、人口減少問題と同じで、初めから予測できていたことなのに、喫緊の問題がないばかりにそのままずるずると時間が過ぎてしまうことの二の舞にならないようにしないといけない、今がその分岐点にあるような気がしています。政策はやはり目先の選挙がありますので、どうしても4半期先の景気対策などに軸足が置かれがちですが、近視眼的にならずに将来を見据えた議論がもっとなされても良いのではないでしょうか。どこかの首長経験者が、文学部廃止論を唱えていたり、微分積分など人生の役に立たないと発信されていたのを思い出します。大学の研究も数年間でのアウトカムを要求されるような時代ですので、恒久的な予算がなく、任期付きの人材雇用ばかりでは今後の発展は望めないかもしれません。何かにつけて、時間とお金に換算されてしまいがちな今の世の中の風潮・・少しずつ変えていきたいものだなあと考えています。

さ、仕事仕事・・