8月13日 木曜日

昨日の夜は、いつも教えていただいているジャーナリスト神保哲生さんの御巣鷹山との関わりをラジオで聴きました。その頃まだ駆け出しの記者だった彼の日航機事故の取材話です。たまたま買い物中にテレビで見た ”機影消える” のテロップと共に出動したようですが、当時携帯電話もない時代に錯綜する情報の中、懸命に山を登りたどり着いた惨状は、その後のジャーナリスト生活の中でも2度と目にするようなことがないくらいのものだったそうです。生還者の第一報、夕刊に間に合ったのは朝日新聞だけで、お昼のニュースに滑り込ませたのはフジテレビだけだったそうです。今みたく、ネットも5Gもない時代ですので、まさに体を張った取材だったのです。クライマーズ・ハイそのものですね。またまた(もう何度目だろう)読んでみよ。もちろん、事故の犠牲になられた方やご遺族には今もお悔やみの気持ちで一杯です。ご家族を残したお父さんや、初めてのひとり旅で飛行機に乗った男の子のお話とか、身につまされる事ばかりです。その一方で、曰く十分な検証ができなかったことについては神保氏は今でも残念でならないと言います。事故調査の制度の不備・・その後もまだ十分に整っていないそうです。

今日でお盆前の診療は最後になります。では!