2月26日 月曜日
昔の出来事ですがまだ真偽のほどがわかっていないことって色々とあるかと思うのですが、最近知ったことがあります。「チョモランマ初登頂者が誰なのか?」公式には1953年のイギリスのエドモンド・ヒラリーとシェルパを務めたテンジンの二人が初登頂を成し遂げたのが定説になっています。しかし、これに先立つこと約30年、1924年にイギリス王立山岳会が中心となって組織した遠征隊の第3次隊のジョージ・マロリーとアンドリュー・アーヴィンの2名が8572mの地点から、頂上向けてアタックを開始した後に行方不明となっているそうです。1999年にマロリーの遺体がエベレストで発見されるのですが、彼の遺品に奥さんの写真がなかったことから(頂上を極めたら、写真を置いてくると言っていたそうです)、彼らが初登頂を成し遂げていたのではないかという説もまだ囁かれています。日本人では、初登頂の植村直己さんとか、80歳を超えて登頂された三浦雄一郎さんとか、女性で初登頂を果たした田部井さんなどが有名ですね。8870mあたりにある最後の難関である「ヒラリー・ステップ」は切り立った断崖で、体力を消耗した最終場面での難関と言われており、今ではロープが設置されており、クライマーがより安全に登攀できるようになっているのだとか。しかし今でもなお、初登頂者がもしかしてマロリーとアーヴィンなのか?という問いに対する明確な答えがないというのはなんともミステリアスであります。彼らが携行していたとされるコダックのカメラが発見されると、もしかすると歴史が変わるのかも知れませんね・・・。それには各国の思惑もあり、謎の解明は一筋縄には計画できにくいようです。ご興味ある方は「第三の極地(マーク・シノット著、古屋美登里訳 亜紀書房)」がオススメです。さて・・新しい週の始まりです。みなさん寒さに気をつけて、もう少しでやってくる春の到来を待ちましょう!