1月17日 月曜日
まずは黙祷で始まる1日です。27年前の今日は阪神淡路大震災が発災しました。当時私は京都府中丹地域にある病院で勤務しておりました。かなりの揺れで目覚めた時には部屋の本棚が倒れており、床には棚から落ちた書籍類で足の踏み場がなくなっていました。職場に行ってみると、病棟の継ぎ目の部分に15センチほどの大きな段差ができていたことを記憶しています。あとは朝から長田区の火事のニュースの画面がただただ流れていたと思います。先輩の先生は、神戸の病院で当直をしていた方もおられます。その後数日間は現地から戻れずに、被災地の復旧や救急医療に奔走されていたと聞いています。地震は天災のうちでもなかなか予知のできないものの一つとなっています。台風とか大雨とか大雪だとある程度は数日前から予知予報ができるようになっていると思いますが、地震は相変わらず、なかなか前もって準備したり避難したりすることができません。数年前には予知学会も設立され、研究も熱心に行われているようなので、今後の成果が待たれます。フィリピン海プレートと大陸のプレートが接する部分でズレが生じて発生するという南海トラフ地震ですが、東海地域のみならず関西でも将来発生する可能性が懸念されているようです。今日1日は犠牲になられた方々を悼みつつ将来の地震や災害の被害が少しでも少なくなるようにお祈りしながら過ごしたいと思います。