9月6日 火曜日
昨日で週が改まり、クリニックにお招きしていた研修医の先生が当院での研修を終えられて次なる地へと旅立たれました。ちょっと相方ロスのワタクシです。普段はソロのお仕事なので、仲間が来てくれると嬉しいのです。もちろん狭いクリニックにおひとり来ていただくのはそれなりに大変だったりするのではありますが、なんで私がそれを好んでやっているかというと・・・。自分のプラクティスの向上にうってつけだと考えているからに他なりません。自分の外来って普通は他人に見られるとなんだか嫌なものだと思います。でも得るところ大変大きいのでもあります。同業者にの目に自分をさらすというのは、いくら研修医の先生であったとしてもやはり緊張感を伴うものです。いや、研修医の先生だからこそ身の引き締まる思いで臨む必要があるのです。なにせ知識豊富でなんでも吸収するぞみたいなやる気の塊の先生方のお相手をするわけですので下手なことはできません。おのずと自分の診療スタイルを見直したり、知識を日ごろからブラッシュアップしたりとかいう気持ちに否が応でもなるわけなのです。まさしく私のようなずぼら人間がちゃんとやっていくために最適な方法ではありませんか!案の定今年来てくださった先生も相当に優秀なナイスガイでした。釣り針抜きのマル秘テクも教えてもらうことができました。こんな私の外来でも少しは学んでいただけることがあったのかもしれません。もしそうだったとしたら、それほど嬉しいことはありません。多分今後おそらく他人の外来を覗き見る機会はほとんどないと思います。少なくとも私自身は他の先生の外来を見学したことはありません。あとから考えるとちょっと貴重な機会をご提供できたのだとしたら、まあまあお役に立てたのかなと思う今日この頃です。でも10年外来を毎日やっていると、それなりに自分のエッセンスも込められているのではないかと思いますので、うぃんうぃんなのでは・・・これからも大きく羽ばたいてくださいな。