8月3日 土曜日

2日前の日銀政策金利の0.25%引き上げの決定に始まり、米国雇用統計の失業率上昇から、日経株価の急落に至るまで激しく揺れた1週間でした・・・な〜んて、さほど自分の関心事として書いているわけではないのですが、本日のこたつ記事のリードを考えて見ました。新聞の中読みをしていきますと、年初から新しい投資制度を利用して株式投資を始めた方へのメッセージが端々に記されています。あくまでも長期投資の考え方に立ち戻って、時々の株価に一喜一憂せず冷静に対処しましょう、みたいなことが書かれてありますね。こういう荒れた相場の時こそ、2008年あたりのリーマンショック前後から現在までのチャートを眺めて心を癒すのが良さそうですよ。さて、ついでに2、3目を引いた記事をご紹介しておきましょう。一つ目は任天堂の決算報告関連です。来年に控えているスイッチの後継新機種発表までの苦境は続きそうですね。映画のヒット後の反動もあって、決算は苦しい数字であったようです。頑張れ京都の星!。それから・・・個人の独立開業に伴う資金需要としての政策金融公庫からの融資額が増えているという記事もあります。「新規開業資金」の融資って、無担保年利2%というもののようです。創業を目指す個人が利用するとされており、コロナ禍を契機にリモートワークが広がり、その影響もあってかフリーランス的な働き方を模索して、地方移住や新規事業立ち上げなどを考える方々が増えているのだそうです。私が子供の頃なら、おべんきょうを頑張って、いい大学を出て、固いとされる就職をして・・というのがモデルケースだったように思います。多様な生き方の選択肢が広がるのはとても良いことだとは思いますが、一方で、新規事業の立ち上げという大きなミッションが継続できる方の割合は1割から2割ぐらいではないか?と知人の方は仰っていました。なかなかに茨の道です。開業するということは、雇用主や企業の後ろ盾を失うということでもありますので、やはり大きな決断と言えるでしょう。そういった機運を支援してあげる知識や情報が浸透して、行政の財政的後押しがあってこそ、より確実性の高い起業ができるのだと思います。自分の経験と知恵を元手に頑張るのは、尊いことではありますが、ハイリスク・?リターンの道でもあるのかなと・・・土曜日の朝から、ちょっと考え込んでしまいました。私自身も常に、初心を忘れずに頑張ろうと思っています。ちなみに初心というのは二つありまして・・・そもそも医師になった時の初心と、開業を選択して志を定めた時のもの、どちらも油断すると忘れがち・・・。それではみなさん、暑い暑いですが、良い週末をお過ごしください。(新聞記事は日本経済新聞2024年8月3日朝刊より)