12月1日 月曜日 くもり時々雨

最近は何故か小学校から中学、高校時代の事を思い出す事が多い。ちょうど自分の子供達がそんな年齢になって来たからなのかもしれない。今思い出すと、小学校低学年は虫採りの毎日。クワガタとカブトムシの事しか頭になくて、起きた瞬間から寝る寸前までその事ばっかり考えていたように思う。その後は、釣り。初めて行った釣りのことは今でもよく覚えている。町の小さな釣り具屋さんで買ってもらった、竹を3本くらい繋ぎ合わせてできる釣り竿に仕掛けをつけて、針の先にはスーパーで購入した”うどん”。自転車で20分くらいのところにある”ため池”に鮒釣りに出かけたのだ。心配だったのであろう、母親がついて来てくれた事を覚えている。たぶん何も釣れなかったと思う。何故かその場面も結構詳しく覚えているものだ・・。不思議。それから少し大きくなってからは、ラジオ製作にのめり込んだ。いわゆる電子工作って言うヤツである。ハンダごてと部品を両手に、基盤っていう薄いチョコレートみたいな板に、ジュ〜、ジュ〜って小さなパーツをくっつけて行くのである。気付けばカーペットに焦げた部分が点在・・いまなら御法度モノである(汗)。「子供の科学」とか「ラジオの製作」っていう雑誌は隅から隅まで読んでいたな(おそらく前者はまだ書店に並んでいるのではないかな?)。その後は少しワルいお友達ができたのか、ロックンロール・・・・!!。はじめて買って来たドーナツ盤は、ディープパープルのブラックナイト (;゚〇゚) ボリウムのつまみを右にグンとまわすと、家全体にビビーンってひびくようなヤツである。おそらく親は相当ビビったのではなかろうか・・・。教科書は「music life」っていう雑誌。ヘヴィメタルやハードロックに偏向した感のあるこの書物の売れっ子ライターは伊藤政則(セイソク)だった。アーティストの似顔絵とかを描いて、編集部に投稿したりしていた今で言う完全なオタクである・・。このころのテレビでは、坂本龍一とか糸井重里とか、今でも好きな村上龍とかが全盛期であったように思う。彼らはお酒を飲みながら、煙草をぷかぷか吸いながら、肩の力を思いっきり抜いて番組をやっていたような。今考えるとちょうど当時の世間の若者は「なんとなくクリスタル」の時代を地でいっていた頃だろう。そんでもってそのあと少しクラシック音楽にハマり、大学受験を考える頃からは、自分の中で目立つ事がどんどん嫌いになって、群衆に埋もれる事で心の平安を得ていたような・・・こんな人間でも、40年経てば一応人並みに社会生活を送れるんですねっていうことで皆さん勇気を持って頂ければ幸いデス、はい。今日ツイッターを眺めていたら、種とも子さん(これがすでに歳を物語っているのであるが・・)がつぶやいておられた。「最近の若者達よ!小さくまとまって、物わかりの良い音楽ばっかやってねえで、もっとはじけてみなよ〜」みたいなこと(はっきりとは覚えていないけれど、たぶんそんな感じだったと思う)。うんうん、よくわかるその意味。今の音楽って、ちょっと饒舌すぎるっていうか、説明しすぎるっていうか、「皆まで言うな!」みたいなそんな感じがするのだな。

images

バドパウエルのCleopatra’s dreamっていう曲はこの番組のオープニングで覚えました (^ω^)ρ