11月8日 日曜日 あめ

ブログの記事に文章を書き入れている脇では、またまた政治家の活動資金報告書記載についてのニュース・・・みみっちいな、相変わらず。ま、そんなことはどうでも良いのだが、前回のネタの映画・・・もいっかい見てみた。マットデイモンの脚本のこの映画。ググってみると・・・監督はガス・ヴァン・サントって人で、この人は『グッドウィルハンティング』の監督でもあるからして、やっぱりマットデイモンとはノリが合うのかなと思ったり。で、ストーリーがひとひねり効いているのですね。環境保護団体VS企業経営体の一騎打ちかと思いきや、その環境側の人間が実は企業体の一味だったりして、そしてそもそもの企業側だったマットが、そんな何でもありのやり方に思う所あって、最後には思い切った行動に出ると・・・。でもって、映画にお決まりの伏線・・・ってほどではないのですが、冒頭のシーンが最後に呼応する形で、マットの履いているブーツのネタに触れられる。ちっちゃな女の子の売るレモネードとか・・・小ネタがちりばめられている。全体的にはお札で顔の横ツラをはたかれる地方の貧困住民と、それを弄ぶ資本家という構図なのですが、その落としどころを、視聴後に我々に突きつけてくるような・・・そんな映画でした。サイは投げられた。で、あなたならどうするの?!これからの時代、2項対立で◯か×かだけで判断できないような事柄ばっかなのですね。その他にも映画の細部には色々とした設定が施されている。収奪するのに情け容赦ない会社首脳陣の描写、マットと強調して地元取り込みに奔走する女性社員とか。その昔、しばらくお世話になったミネソタ州ロチェスターも、それこそIBMかメイヨークリニックでもっている町で、労働人口のおそらく3割以上はこのどちらかだったのではないだろうか。その他は、ただひたすら広大な畑・・・。でも、どうすんだろ・・・私たちのこれから。前に、諸外国では軒並み中道・左派寄り政権が乱立ってのを紹介しましたが、南米では一足早く2000年初頭にそんなムーブメントがあったのだと聞いています。南米はそもそも、ア◯リカの思うようにされるがままの国々でしたので、何クソっていうところが大きいのだとは思うのですが。その後どうなのだろと思って調べてみると、やっぱりそのまんまだった・・・。 悪魔の演説で有名なチャベスのあとはやっぱり側近の人でして(ベネズエラ)、キューバはもちろんカストロの末裔。ブラジルもボリビアもアルゼンチンもペルーも・・エクアドルも、ぜ〜んぶその路線のまんまだった。そう、中南米はもうすでに”帝国主義米国の裏庭ではなくなった”のですね。

asada

基本的に、これからの世の中を長く過ごしていく人達が、決まり事をつくっていくべきだと、小生なんかは考えております。でも、故大平総理大臣のお言葉には・・” 政治とは明日枯れるかもしれない花に水をやることである ”っていう金言もありますので、そこははき違えてはいけないですね。

なんでこの写真かっていうと・・、この度の何とかグランプリでとても良い演技をされたのですが、インタビューとか特集の様子を見ていても、なんだかじっくりと自分のスタンスで、自分の目線で行動発言されてるなっていう感じを受けたもので。ま、あくまでも画面から受ける印象ですが・・・。