12月21日 月曜日 雨
今年も残すところあと1週間である。ちがうな、もうちょっと多い。この季節、毎年「今年鬼籍に入ったあのひと・・」みたいな特集、よく見ますね。さかのぼって思い出してみると・・・野坂さん、ちゅらさんのオバァ、ゲゲゲの水木さん、サザエさんのなかじま君の声優さん、憎らしいほど強かった北の湖関、阿藤快さん、川島なお美さん、任天堂の岩田さん、いくよくるよのいくよさん・・・その才能や人格が惜しまれる方々が多く亡くなられたものだ。仕事柄、毎日接している患者さん達や、昔手術をさせて頂いた方々など、ごくごく身近にも少なくないお別れがあった。本当に生きていることと死ぬことの境目なんて、ごく些細なものであると思う。年の瀬という感慨に浸り易い時節柄、あまりにセンチメンタルになるのも如何なものかとは思うが、ヒトって、なかなか死なないものだけれど、簡単に死ぬものでもある・・。だからして、皆明日が不安になるのだろう。そして問うのだ・・
Will you still love me tommorrow……
キャロル・キングの名曲を(今はなき)この人が唄うと・・・こんなになるのだ。そして、カートコバーンも、ランディローズも、キヨシローも・・・もうこの世にはいない。
私たちは本気で考えたことがあるだろうか・・明日をも知れない病に向き合う人達のことを。
私たちは現実のこの世の事実と、我が身に置き換えて考えてみたことがあるだろうか・・戦禍を逃れて国境をさまよう親子たちのことを。
私たちは互いに助け合わなければいけないのではないだろうか・・ともにより良い明日を過ごすために。
あしたも全力で生きよう・・自分のため、みんなのために。今年生涯を閉じられた方、皆様に合掌。