12月31日 木曜日
暮れも押し迫ったこの時期。キリッと気をひきしめて、新しい一年を迎えるという態度が必要かなと思いながらも、やはりウダウダと過ごしている一日。おうちのお掃除もそこそこにしながら夜は年越し蕎麦をいただくという、ごく平均的な日本人の年越しを送る予定。あ、平均的な過ごし方は、そこそこではなく、一生懸命!お掃除をするのだろうか・・・とすればわたしは失格・・・。よく考えるとそういう年末年始のオーソドックスな態度をとらなくなって久しい。紅白も観たり観なかったり。仕事柄、ゆっくりのんびり過ごすというのが無理なので、必然的にそうなってきたのかもしれない。でも今年は今の所年末年始の天気も穏やかそうなので、なんとなく来る年は平和である予感がするのだ・・。この一年はというと、開業してから3年が無事経過したということもあり、すこし余裕を持って色々なことを考えることができたように思う。もちろん足りないことばかりなのだけれど、こうやって一年ごとの振り返りをして、すこしづつであっても、より良いクリニックにしていきたいなと考えている。自分としてはこの一年をあらわす”ひとこと”は「不安」であったかなと思います。中東の情勢不安や、国内での立法過程にまつわる出来事など、さらに人口減少、少子高齢化が叫ばれる中、未だ有効な処方箋は見つからずにいるという我々。患者さんの中でも特にご高齢の方は口々に不安を訴えられます。もちろん各々それぞれの事をご心配されている訳ですが、内容を伺ってからゆっくりと客観的に考えてみると、ちょっと深刻に考え過ぎかなとか、明らかに取り越し苦労であったり、もう少し自信を持って暮らして頂きたいなとか思う事がしばしば。やはり「不安」が「自信ややる気」を凌駕してしまっているなと思わされる事が多かったです。ま、テレビや新聞などのメディアも、不安を過剰に煽っているという印象もありますし、物騒な事件の報道には事欠かない現代ですので、このような現象はむべなるかなという気もします。新年は、皆さんに少しでも自信をもって過ごして頂く事ができるように微力ながら頑張ろうかなと・・そんな事を考えながら、やはりウダウダ、だらだらと過ごしております。
今年一年、どうもありがとうございました。
来る年が皆様にとりまして良い年となりますように・・・