1月24日 日 clear sky so far
過去有数の寒波が到来するということだが、今の所この地域は音無しの構えである。山側の空はどんより、海側はカラッとしている。ニュースでは日本の上に細い縦じまの等圧線が並んでいる。九州とか四国に積雪だというが、この辺りはまだまだこれから?なのだろうか。往診先のお宅の皆さんも、お部屋を暖かくして過ごしておられるだろうか・・気になるところ。診察する時にシャツをめくりあげて頂くのだが、ベルトの下から次から次へと重ね着が出てくることに、いつも一緒に笑ってしまう。5、6枚の重ね着なんて普通のことだ。自治体も軽くて暖かい防寒用の衣類を支給するなどということを考えても良いのではないだろうか・・ふと考えてしまう。ふるさと納税も良いのだが、実際にふるさとに住んでいる人々にできること、まだいろいろあるのではないのかな。ま、街中同じジャケット着てる人ばっかりになると、それはそれでやや異様な光景になるのかもしれないけれど。今回の全国的な荒天、すこし前に起きたスキーツアーの事故、大臣の汚職嫌疑そして残された期限切れ食品の横流し・・・ あいかわらず迷走する社会である。長引く”低迷する経済”、テロや富の偏在など世界共通の課題を癒す処方箋は未だ判然としていない。人、モノ、金に国境がなくなり、世界的にいわゆる選択と集中が行われた結果、今までにない大きな格差が生じてしまっているようである。朝のテレビ番組を見ていると、みなさん異口同音に「強い経済を取り戻す」という常套句が聞こえてくるのだが、果たしてそれは可能であり、もしもそれが実現できたとすれば、本当により良い社会に繋がるのだろうか? 株主資本主義がもしかすると軋みをあげて沈んで行こうとしているのではないか?という意見は大きく取りあげられはしないのだが、私には変わらず説得力を持って聞こえてくる。
ん、やはりこれからか・・・