4月10日 月曜日 晴れ

今日はちょっと寒かったですね。最近は風邪の流行もひと段落のようですから、診察もさほど大慌てでやる必要もなくのんびりです。私たちの業務が忙しいということは、すなわち病気の人が多いってことで、そのぶん医療費もかさんでいるっていうことにつながりますので、財務省や厚生労働省もピリピリされますでしょうし、ま、喜ばないといけないですね、のんびりってやつを。忙しい=喜ばしいということにならない、倒錯した業界に棲み着いてかれこれ、20年余。商売繁盛で笹持ってきてはダメな・・・私たち、当たり前ですね。そ、医療は商売ではないのです。そこんとこ、きちんとわきまえてやらないといけないのです。

「もし私たちが空想家のようだと言われるならば、救い難い理想主義者だと言われるならば、できもしないことを考えていると言われるならば、何千回でも答えよう”その通りだ”と。全ての人間が自分の卑しさを乗り越えながら、前進することが可能なのだと答えよう」フィデルカストロと袂を分かった、チェ・ゲバラ(彼もお医者さんですよね)はカストロの追悼集会広場に、「 ”現れて” そう言った・・・」。

アメリカの一度は捨てられた英雄、モハメド・アリは震える右手で、アトランタオリンピックの聖火を握った。

カストロ、リンドバーグ、ケネディ、ゲバラ、アリ、力道山・・こんな人々はもう出てくることはあるまい。昨日、荒野の七人を見ながら(奥さんが購入してくれてたやつなのですけど)、スティーブマックイーンやユルブリナーを見ながら・・・確信しました、昔のものって、シンプルに良いなと。