2月12日 月曜日 ゆき

また朝から積もっています。今日もこれから運動会です・・。北陸やその他の地方の大雪被害拡大せぬことを祈ります。

さて、インフルエンザは相変わらず流行しています。診療中にもなるべく正確な情報をお伝えするように努力していますが、重要と思われることをもう一度確認しておきたいと思います。

①予防接種は有効か? 有効です。ただし発症が完全に予防されるわけではありません。しかし予防接種を受けられている方は、もしも発症したとしても比較的症状は穏やかで治癒までの期間が短い傾向があります。

②タミフルなどのお薬が必要ですか? 必ずしも感染者全員に薬剤が必要(推奨)とされているわけではありません。健康な若い人ならば数日間の発熱があっても、なるべく食事や水分摂取を心がけてゆっくりと休まれれば必ず治る疾患です。ただし、小さい子供さんやご高齢の患者さんの場合には肺炎を合併したりする場合もありますので注意を要します。

③患者の家族はどうすれば良いでしょうか? 手洗いをしっかりと行い、患者さんからのくしゃみや咳をなるべく直接受けないような配慮を必要とします(マスクだったり、一定の距離をなるべく保ったり)。結核やはしかのように空気感染をするものではありません(飛沫感染します)ので、同じ部屋にいると必ず感染するというわけでもありません。手や髪に付着したウイルス粒子が口から侵入することがありますので、食事前に手洗いをしたり、むやみに顔から上を素手で触ったり、せっかくしているマスクを上げ下げしたり(顎に付着したウイルスをマスク内側に付着させてそれが口を覆うことになります)することを避けましょう。

④迅速検査で陰性が出たら感染の心配はありませんか? 答えは✖️(バツ)です。疑陰性といって本当は感染しているのに検査で拾い上げられないケースがあります。なので、ちょっと熱はあるけど検査が陰性だったので仕事に行きました・・・なんていうのは誤りの行動です。発熱と関節痛と頭痛、それに上気道(咳や咽頭痛、鼻炎)の症状があれば大いに可能性ありと考えるべきです。すぐに病院に行く必要はありませんが、水分塩分糖分などしっかりを摂取して十分な休養をとることが望ましいです。

ともあれ、いつの頃からでしょうかね?こんなに世間がインフルだインフルだ(インフルって縮める呼び方もあまり好きではないのですが)大騒ぎするようになったのは・・・こんな論考もあります。みんなで考えないといけないですね

http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/26/infuruenzacommunity_a_23344626/

マーベル社とのタイアップ?アメリカのアルペンチームのユニフォームが素敵です。ま、正面のデザインはビブで隠れてしまうと思うのですけれど・・・泣  さあ、これから除雪運動会でもすることにしましょう。