7月18日 水曜日 暑い、熱い
思えば遠くへ来たもんだ
ふるさとは遠くにありて想うもの
失われた10年、自己責任社会、タンス預金より株式投資、ハイリスクハイリターン、起業精神、社内公用語英語化・・・
日本社会はどこへ向かうのでしょうか?大人達がさまようこの時代、子ども達のこころは大人以上に揺れ動いているのでしょう。大人達を信ずる事ができずに何を信ずる事ができるのでしょうか?年金という将来の保証は信用できないと聞きます、原子力の下には活断層があるかもしれないと聞きます。そんなので大丈夫なの?ってきかれた大人たちは、こどもに何と答えれば良いのでしょうか?心の底ではそんな疑問を日々抱きながら、忙しい毎日に紛れて過ぎ去って行きます。警察が介入してもいじめはなくならないでしょう。誰かに責任を取らせてもいじめはなくならないでしょう。だからそんなことはどうでもいいという事ではないのですが、事の本質はもっと別の場所にあるのかなという気がします。ヒトの心の闇の部分を決して大人社会は直視しようとはしないものです。子ども達はそんな事にも気づいていたり、毎日学校での出来事や、ニュースで報じられる出来事や、親である我々の背中を見つめながら、多感な日々を過ごしているのですね。なんて書いているうちに、宮崎駿さんが「カリオストロの城」の映画の中でルパンに何を言わせたかったのかがすこしわかったような気がしました。
どうか明日への希望を見いだす事ができず、悲しい思いをしながらも歯をくいしばって毎日を過ごしている子ども達が、そんな事どもから解放されて、幸せに暮らす事ができますように・・・。