1月29日 火曜日
やはり今年は積雪が少ないですね。降雪には、海沿い中心と山沿い中心の区分けに分かれる傾向がとりわけ濃い年があるな・・・という小生の経験則はそれなりに今のところ正しいようです。もちろん今年は山沿い中心の年。昨今色々なニュースがありますけど、今日飛び込んできた訃報はとても残念なものでした。作家の橋本治さんです。東大の学園祭のコピー「とめてくれるなおっかさん 背中のイチョウが泣いている・・」はあまりにも有名ですね。彼のエッセイにはいつも、自分の体調が不調であることが書かれていたのですけど、まさか・・・早すぎますね。また一人、地に足のついたインテリジェンスを失いました。しばし積読本を引っ張り出してきて読みたいと思います・・・合掌。
色々なニュースの中でもう一つインパクトの大きいものはやはり・・・統計の問題でしょうか。よもや国の行う統計の信用性が揺らぐようなことが起きようとは・・・。医学を勉強していると、統計というものの大切さはことさら感じているところです。疫学・・病気の原因探索から予防、治療方法の開発に至る全ての過程に統計が必要欠くべからざるものであるわけでして、当然社会保障の政策決定の論拠となるべきものが統計なのですね。なしてこのようなことが起こっているのか、これを見過ごしているようでは、いずれ手痛いしっぺ返しをくらいますよ・・・。