2月8日 土曜日

ここ数日はかなり気温が低い日が続いています。幸いにして雪は一旦落ち着いたようです。連日続くコロナウイルス関連の報道ですが、WHOの緊急事態宣言も加わって、みなさんの不安が増しているものと思います。港沖合で足止め停泊となっている客船も慢性疾患を抱えた年配の方が多いと聞きますのでこれも気が揉める状況です。この感染症流行によるさまざまな経済的余波もこれからますますクローズアップされていくことになるでしょう。過剰に煽られずに冷静な情報収集と対処に心がけたいものです。今の所は、湖北省に滞在歴のある方で上気道症状などのある場合、あるいは感染がすでに判明した患者との接触歴がある場合にのみ感染の検査の対象となっています。その場合も、すぐに医療機関を受診するのではなく、まずは電話などで対応方法を事前に相談することが求められています。ところで、毎年流行が話題となるインフルエンザは今年はそれほどまでに数が増えていないようです。もちろん学校閉鎖など局所での流行はあるものの、日本全体で見ると異例に罹患数の少ない状況のようです。近隣の開業医の先生とも、今年は全体的に患者数が少ないですねという会話を先日しておりました。小生が小中学校の頃は、学校での予防注射があったのですが、ある時から中止となりました。予防接種の副反応が問題となったためですね。今仮に新型コロナウイルスの予防接種が開発された!となったら、みなさんどうされるでしょうか?おそらく医療機関に人が殺到するのではないかと思います。一方で、比較的潤沢にワクチンがあって、それなりに死亡患者も報告されている季節性インフルエンザのワクチン接種率はさほど高くないというこの矛盾・・・。これから先も感染症と文明の戦いは続いていくと思います。今回のことをきっかけに、ワクチンだけではなく、個人や地域・コミュニティーレベルでできる対策についてもリテラシーを高めていきたいものだと考えています。