12月3日 火曜日
どこまでいくのだろう・・人間のヨクボウ。
ニュースでネット通信販売の宅配に、無人ロボット飛行機(?)か、なんだかわからないのですが、機械が空を飛んで注文した人の家の上から商品を落下させるシステムを開発中なのだとか。すると発注後、さらに早い商品の到着が期待できるのだそうです。かくいう私もワンクリック派なのでありまして、配達予定日時を一刻でもすぎるとイライラしはじめるクチなのです・・・がっ! 商品がon timeにやってくる裏側には、いろ〜んな人々の汗と涙が滴り落ちているのであります。外来のお仕事をして初めてこういうことを実感したのです・・・というのも、運送会社(の下請け)の方が来られるのですが、お話を聞くとそれはそれはタイトなスケジュールで頑張っておられるのです。前日の夜に出発して、翌朝に関東に配送しそのトラックに荷物を載せて翌日の夕方に戻って来られるのだそうです。すこし前にタレントの方が名神の知る人ぞ知る危険区間での事故で亡くなられましたが、その場所はいつも通る場所なんですよねと教えて下さいました。う〜む、一つの商品がお家にやってくるまでのその間に・・・いろんな人のドラマが隠れているのだなあって思います。
1年365日、何かに終われるように人々はある場所からある場所へと移動し続けています。むかしなら、お手紙で用件を伝えて、お返事が返ってくるのは早くて3日後。東京への出張は、電車の中で駅弁をほおばりながら、初日はちょっと秋葉原で寄り道をしながらホテルへチェックイン。なんていうのも、最近は電子メールで用件を送った2時間後にすでに返事が返ってきており、夜中まで時間を費やしながら書類作成。東京出張はリニアモーターカーのおかげで駅弁を社内で楽しむこともなく日帰りの強行軍。翌日は通常出勤。な〜んて、便利になったのやら・・・。所詮科学技術の発達は、文化的生活を底支えしてくれているのかどうかよくわからない結果に帰結しているわけですね。あ、また暗い結論になってしまった。