5月28日 土曜日

突然ですが・・・便通になやむ方は多いです。特にお年を召されてくると、食事の量が一定せず、運動量も少なくなり、腸管の蠕動も低下してくるため一旦便秘となってしまうと、お通じが硬くなりさらに出にくくなってしまうという悪循環に陥ります。そこで、お通じの状態を観察するためのブリストル・スケールというのがございまして・・・

ここでいう、3−5の状態に近づけるよう治療していくこととなります。水分が吸収されすぎると、1の状態、いわゆる鹿のフンのようになりますし、逆に7になると失敗しやすくなってしまいます。ご高齢の方で便秘をきたしてしまうと、腸閉塞症状や、ひどい時には腸管穿孔という重篤な状態になってしまうこともあります。訪問看護師さんたちは、こういったことにも目配りして対処してくれています。

鹿のフンってなんであんなになっているのだろうと思うのですが、あれが普通なので、特に身体に悪い訳でもないのでしょうね。草を食み、反芻させながら消化していく、長〜い消化管から生み出されるコロコロうんちですな。関係ないのですが、ユダヤ教で不浄とされる哺乳類って、「ヒヅメが完全に分かれている」と「反芻する」の両方を満たしていない動物なのだそうですね。牛は反芻するし、ヒヅメが完全に分かれているので浄。一方豚はヒヅメは完全に分かれているけど、反芻しないので不浄なのですね。ついでに水中の生き物だと・・・鱗とヒレがないとダメなのだそうです。

さてと・・・事務仕事、ペーパーワーク、雑務・・・こなしてきま〜す。皆さま良い週末をお過ごしください!