6月16日 木曜日 雨
雨には紫陽花が似合いますね。先日家族でとある庭園を歩いていた時のこと、小さな蕾のような集まりの周囲に綺麗な花をつけている紫陽花を見て、真ん中のこれって蕾なん?と聞かれたので「多分そうやろうな・・」と答えていました。はい、ブブーッ! 気になったので調べてみると・・・紫陽花とは装飾花と呼ばれる私が考えていたいわゆる”花”のパーツ(実はこれは真の花ではなくガクに当たる部分)と、蕾であろうと考えていた”本当の花”の部分(おしべとめしべと花弁を備えた真の花)からなるようでした。大きな花びらは、それらで囲まれたこの小さな真の花の集合体が受粉しやすいように、虫たちを誘き寄せているのですね。日本に群生している本来の紫陽花はこの時に見た”がくアジサイ”と呼ばれる品種だそうで、一般に想像するこんもりとした花びらで球体を作っている紫陽花はほんアジサイと呼ばれているのですが、実は改良されたものだとも言われているようです。皆さんにとっては、それ当たり前やんと思われるかもしれませんが・・・知らなかったです。もうそろそろ季節も終わりになるようですが、また近くのやつをじっくり見てみよーっと。綺麗な花をつけて虫を近づけたり、土壌の環境に合わせて花弁の色が変わったりするようで、生き物ってそのように教えられたり、考えていたりしなくても、おんなじような行動や形態変化をするものなのかもしれませんね。