8月28日 日曜日
昨日8月27日は室町幕府の時代にできた御成敗式目が定められた日であったそうです。ちょっと気になったので少し検索してみました。神社・寺との関係であったり、刑法、朝廷幕府との関係、地頭の納税義務などなど、民法と刑法が一緒になって制定されているようです。他に倫理的規定などもあります。他人に暴力をふるうことについてとか、親子が互いに異なる立場で合戦に参加した時の処分についてとか、なかなか興味深い内容です。一度ゆっくりひもといてみようかな・・。
さて、ご家族内でコロナ陽性者が発生してどうしよう・・・となっている方が依然として多い状況です。現在無症状の方への保険適応での検査はできないので直ちに残りのかたに検査をするという選択肢は自己検査キットでの手法しかありません。そもそもその時点で、すでに皆さんが家族内陽性者による濃厚接触での自宅待機期間となっているはずですので、慌てて皆に検査をするよりは、むしろしっかりと自宅内隔離に専念して頂くことの方が重要です。この時に冒しやすい過ちは、陽性者の方だけを隔離して、あとは皆一緒くたに過ごすということでしょう。陽性者が発生した時点で、その接触者の誰かには、すでにウイルスが体内に取り込まれている可能性があります。ゆえに無症状の他の家族もそれぞれがお互いに陽性の可能性ありと判断して行動した方が良いです。すなわち、それぞれみなが隔離状態でなるべく食事の空間を異にして、できるだけ無言で過ごす1週間を目指していただくという事です。万が一新たな有症状者が発生したら、その時にはまず症状がそれほどきつく(呼吸困難感など)なければ、1日程度時間をおいて検査を受けるのが良いと思います。なぜなら発症初期にはとくに抗原検査ですと偽陰性(空振り)におわる可能性があるからです。慌てて検査をしても陰性で・・・翌日陽性が判明するということはとても頻繁に起きています。コロナの軽症患者さんは、早く診断をしても結局は自宅療養での経過観察になりますので、検査は適切なタイミングで陽性確認をする目的に合致する最小限の苦労で達成するほうが色々な意味で有益だと思います。家族内でも無症状で療養期間が明けましたと言う方たちも結構多くみられますので、不幸にして陽性の方が発生した場合にも慌てず、あせらずに、まずは自宅内療養状態を目指していただくことに専念して頂ければと思います。いずれにしても、早く収束傾向が進みますように。みなさま良い週末をお過ごしください!