11月20日 日曜日
フードロスという言葉が叫ばれて久しい。その単語には、家庭での食糧廃棄が含まれていないらしく、それはフードウェイストと呼ばれるそうである。一方で、地球上には飢餓で苦しむ人が8億人を上回るという報告もある。「あなたはスーパーマーケットで、商品を奥の方から取り出すことをしていますか?」私の答えはイエスであるが、保団連の雑誌の特集を読んで、今後は自分の消費がいつ頃なのかを考えてから行動をしようと考えさせられた。あと見過ごしてしまっているのは「アニマル・ウェルフェア」という概念である。以下引用「多くの国や企業で、採卵鶏のケージ飼いなどが禁止されている。一方、日本は、約9割の採卵鶏がB5サイズほどのケージの中で飼われているなど、大きく後れを取っている。「どうせ食べてしまうのだから」という人もいるが、動物の福祉を考える必要はないのだろうか。」以上(月刊保団連2022 Nov. No1384. 20頁)食糧危機や温暖化などを背景にして、フードテックと言われる新しい食の技術開発が注目されているようである。タンパク質を純粋に動物に頼り切るのではなく、畜産のみに依存しない食品開発技術の確立は、今後期待される分野のようである。いわゆる今までの美食思想の枠組みとは異なり、持続可能で、動物の福祉にも配慮して、飢餓に苦しむ人たちにも寄与されるような技術が開発されることは皆にとって好ましい事のように思われるなと感じました。