3月14日 火曜日

もうすぐアメリカの小学校では緑一色の日がやってきます(たぶん)。セントパトリック・デーというアイルランドにキリスト教布教活動をしたセントパトリックという人物を偲ぶ祝日です。三つ葉のクローバーをモチーフにしたデザインが至る所にみられるようになります。そこからイースターに向けて春が来たなという印象の季節ですね。さてと・・・今朝は気温が下がっていますが、これから午後にかけて暖かくなっていくのだと思います。花粉もピークですので嬉しさはちょっと目減りしますが。新年度に向けてのこの時期に先日、子供たちが自分で好きなランドセルの色を選んで、それを遠隔のカメラで両親が観察するという、ランドセル制作の会社の(?)プロモーションビデオらしきものを観ました。ただ単に子供たちが好きなものを選ぶというだけの動画なのかなと思いきや、彼等が選ぶものが、必ずしも本当の自分の好きなものではなく、結構、親の喜びそうなものだとか色々な理由で、その色に決めているという、なかなか考えさせられるストーリーでした。ランドセルの色にこんなにも選択肢ができたのっていつ頃からなのでしょうか?詳しくは知らないのですが、男の子は黒、女の子は赤、の世界で育ったものとしては、なんかいろんな色ができたんだな・・・というつまらない感想しか持っていなかったのですが、もしかすると子供にとっては初めての自分たちの意思表示とか自己表現の機会として捉えることもできるのかもしれないですね。親御さんたちの気持ちとしては、汚れが目立ちにくいようにとか、希少な色を選択していじめにあわないかなとか、色々な考えもよぎるところだと思います。たかがランドセルとはいえ、結構悩ましい色の選択問題ですね。まあそれはそれとして、所詮ランドセルと割り切ってあまり意味を持たせすぎずにさらりとやり過ごすのも一法かもしれないなと・・・なんとな〜く思いました。