8月21日 日曜日
朝から晴れたりちょっとしぐれたり変な天気です。向こう1週間は晴れマークがメインのようではあります。そういえば日常的に利用している天気予報ですが、戦争中には一切中止されていたそうです。先日の荻上チキさんのラジオ番組での特集で知りました。当時は気象観測をしていたものの、それを報道することは禁じられていたのだとか。天気の情報が対戦国に利用されると戦況に不利を及ぼすということがその理屈のようです。台風が来てもそうとは報じられずに、一応暴風・大雨に注意せよということだけが知らされたのだとか。昭和の三大台風のうちの一つである枕崎台風が鹿児島に上陸して、その後北上し広島市内を通り過ぎたのは、原爆の跡がまだ生々しく残る1945年9月17日のことであったようです。犠牲者の半分以上は広島住民だったそうです。天気予報が報じられなくても、対空射程のはるか上空を悠然と飛来するB 29は自分たちで気象情報を収集していたのですからなんとも皮肉なお話です。終戦とともにすぐに予報は再開されたそうです。今の生活では天気予報がないなどちょっと想像もできない不便さですが、戦時中の人たちの生活さぞかし大変だったでしょうね。さて、そろそろ9月後半から始まるらしい予防接種のことなども考えながら過ごす休日といたしましょう。みなさん良い1日をお過ごしください。