6月5日 水曜日

あの本あったっけ?って時々ウチの人に言われます。みょ〜に持ってなさそうな本を持っていることがあるので、買う前に一応聞いてみる・・・いうことみたいです。なんでこれ買ったのかな?というのが確かに結構あります。そして必ずしも全て読んでいないので、本棚を整理しているときにそういうの発見すると、ちょっと手が止まってしまいます。今回尋ねられたのは、明確に持ってるという認識のある既読本でした。そこからちょっと派生して、その作家さんの別著や、その検索途中に巡り合ったものを買ったりしてしまいました。ということで、今はちょっと女流作家さんブームです。自然な文体とリアルな設定の小説はやはり読みやすいですね。リーダブルってやつです。著者対談を見たのがきっかけで購入したのは、「不機嫌な英語たち」というハワイ大学教授の吉原真里さんのエッセイです。お父様の米国赴任がきっかけで否応なく放り込まれた異国の学校生活の思い出を題材にした私小説風の著作です。子供なりのサバイバルを包み隠さず描かれています。彼女は同時に言っておられます。駐在員として派遣される父、サバイブに必死であった自分たちは向かっていくべき対象がはっきりしているので楽なのだと。お母様の立場が今ならどれほど大変だったろうと考えられるとのことです。確かにそうですね・・・一番大変なのはいつも銃後の人なのかもしれません。学びになるな〜