京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

ほんとうのことはわからない

5月30日 日曜日

梅雨の晴れ間のような晴天の朝です。昨日は割と忙しい土曜日の診察でした。帰ってきてからちょっと考えたことがあります。こちらが言っていることと、あちらが聞いていることがくい違っていることがあるなという事です。診察は基本的に会話をしながら診察と検査を交えて診断に至るのですが、その会話の部分がとても大事だと思います。まずはどういうことがあったのかを尋ねる→それに応じてこちらが聞き返す→その答えを伺う・・・これの繰り返しです。その過程で検査の必要性や、診断後に治療の必要性などを説明するのですけど、その最中に「あ・・これは患者さんの心に届いていないかも」と感じているときがあります。そんなときにはついついこちらも、より熱を入れて説明しようとするのでどうしても多弁になり、しゃべり続けてしまいます。おかしなもので、こちらが伝えようとしてしゃべればしゃべるほど空回りしている感じが強くなるのです。おそらく患者さんはその時に、そうじゃなくて・・・と、こちらに伝えたいことがあるのでしょう。そこで私の話を聴く耳がシャットダウンしているのだと思います。そんなときには、一旦こちらがしゃべるのをやめて、患者さんの声に耳を傾けなくてはならないのでしょうね・・・。ようやくなんとなくわかってきたかもしれません、医師と患者の会話の間のようなもの(おそいやん)。日常生活の家族内の会話でも実はそんなものかもしれませんね。言いたいことと言いたいことのぶつかり合いを如何にしてうまく捌いていくのか・・・。一方で「人間の気持ちなんて、ほんとうはすべてわかりあうことなんてできないのかもしれないものな」なんて考えていたりもします。シニカルに過ぎるのかな・・・ワタクシ。

それでは休日の良いお天気!みなさん元気にお過ごしください。そろそろアレに行ってきま~す!!

 

さすまた

5月28日 金曜日(プレミアムフライデーですな)

おはようございます。プレ金の朝いかがお過ごしでしょうか?最近はおうちの人たちに勧められて「ちいかわ」マンガを愛読しています。今ホットなテーマは「心霊現象とスティックパンのミルク浸し食べ」ですね。それと気になったのは、前回のお話に出てきた”さすまた”でした。さすまた・・・ご存知ですか?長い棒の先にUの字の輪っかのついた防犯グッズです。ALSOKのホームページには、その有用性と使用方法が詳記されていますのでご一読くださると面白いです。

実際に使用されてるの、みたことないですね〜 今日もますますどうでもいい内容になってきました。このブログ・・・医学についての情報提供はほぼできておりませんので、みなさまどうぞ ”お気に入り” からそっと外しておいてください・・・。

「ちいかわ」多分日刊なので、ご興味のある方はいますぐTwitterにログインを!そして、FミマへGo !

 

 

空を見上げてみた?

5月27日 木曜日

昨日の夜は残念でした。まあ、人に言われて空を見上げてみた・・・という、にわか天体観測だったのですけど。北日本では・・というニュースとともに美しいお月さんの写真が流れていたので、関西では一様になかなか観測困難な場所が多かったのではないかと思います。仕方ないですよね、お天気が悪かったら・・・という感じで諦められるのも相手が自然現象だからなのでしょう。自然の力には抗うことができないという、ある種神話的とも言える私たちの物事に対する理解というのも、結構大事なことではないかと思います。人間の力ではどうしようもないことって世の中にあるのだという知性は、私たちの頭を垂れさせてくれている一つの真理なのではないでしょうか。いつもサラサラっとみているオンライン版の新聞には、美しい月の写真が掲載されていました。感染症の話題、月食ネタ、土地規制法、認知症を患う方のための成年後見制度の話、シリアやパレスチナの状況、オリンピックの是非について触れるオピニオン欄などなど・・・新聞ってやはり必要な媒体ですね。SNSのショートニュースにいいねを押しているだけではなく、突っ込んだバイライン記事を読むということを見直して行かないといけないなと自分に言い聞かせる今朝のワタクシでした。ところで、次の皆既月食は22年11月だそうです。スーパームーンのそれはというと・・・33年10月8日だとか。月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり・・・

30年後がやばい

5月26日 水曜日

日本ペンクラブ会長に新しく女性作家の桐野夏生さんが選出されたということだそうです。ペンクラブというと・・・言論と表現の自由の擁護と増進を目的に掲げられた一般社団法人で、現在1758人の会員数がある団体です(Wikipediaより)。同じ引用元から歴代会長を調べてみると、初代会長は島崎藤村になっていました。1935年から発足した団体のようです。代々男性の会長の名前が並んでいるのですけど、初めて女性の会長が誕生したということですね。時々社会性のある事件やニュースにコメントを求められているのがメディアに掲載されていますが、今後は桐野さんの発信に期待ですね。昨日はネットのニュースに女性総理大臣にもっとも近いとされる3人の政治家のお名前も取り沙汰されていました。一方では男性のみで構成される会議がちょっと・・・みたいなつぶやきもSNSで流れてきていました。最近読んだレベッカ・ソルニットさんの著作でも、偉そうな男性が見下したように一方的に女性に対してお説教をすることを社会現象として取り上げられていました。キーワードは「自信過剰と無知」だそうです。ちょっと思い当たるところのある男性諸氏は少なくないのではないでしょうか・・・(私を含む)。manと explainを組み合わせてつくられた造語であるMansplainingという言葉を耳にされる機会も増えているのではないでしょうか。最近、ある総理大臣経験者の「義務教育は小学校で十分で、微分積分や因数分解はいらない・・・」という発言のビデオクリップを目にしましたけど、まさにこれを地でいってるのかも・・・とか考えてしまいました。やはりこれからは、程よいバランス感覚と柔軟性が重要な時代なのかなと思います。最近教えてもらった国交省の資料もなかなか興味深いものがあります。これ↓

2050年の国土に係る状況変化

 

 

 

中でも2050年に予測される人口の年齢構成のグラフが1970年と対比されているのがかなり衝撃的です。

ほぼ人口数は同じとされているのですが、1970年にもっとも人口の多かった年齢層が20−24歳なのに対して、30年後には85歳以上が最多となるということらしいです・・・ん?30年後の85歳以上って・・・自分ほぼ入ってるやん。やばいです・・・筋肉と脳みその柔軟性を高めておいて、ITはちょっと・・・とか言わずになんでもできるじいさんになれるように頑張らんと!

 

でじたるかいかくかんれんほう

5月25日 火曜日

25日は病院事務でやっておかないといけないことのある日付です。内輪の話なのですけど、時々それを忘れてしまっていることがあります。ダメだそれ・・・(今日はきちんとやっていますけどね)。さて、ついこの間可決された法案だそうですけど、「デジタル改革関連法案」というものがあるそうです。コロナ禍で顕在化してしまったような気がする、ちょっと遅れた感のある我が国のデジタル化推進度合いですが、その汚名を一気に挽回しようとしたのかどうか?今回の法案が政府の肝いりで通ったようです。デジタルデータの利活用という話になると、常にそれと背反しがちな概念である「個人情報の保護」というのがあります。すなわち、個人情報というビッグデータをどのように、どこまで行政機関から民間業者が取得利用できるのかという問題です。もちろん一定の匿名化を図った上でという条件付きですが、今回の法案はその裁量を大きく規制緩和する方向に舵を切ったのは間違いないようです。もちろんそれで得られるであろう私たちの利便は歓迎すべきなのだと思いますが、情報取得と活用についての一定の監視体制を備えておかなければ、安心して生活できないという側面も生じるのではないかと思います。デジタル先進国であるアメリカなどでは、規制緩和の一歩先に行っており、すでにSNSなどからの個人のトラッキングを一部規制する方向へと進んできているようです。自由を重んずる社会では、それに呼応して、利便性だけに流されることなく、個人の主張や権利、情報の秘匿という考え方も大事にされているようです。便利らしいよ!それ〜・・・だけにならないように、私たちも賢くならないといけないような気がしています。

・・・ということを神保哲生さんの番組でおべんきょうさせていただいた昨日の夜でした。

さて、今日も一日、注射器を片手に、色々と頑張ってまいりましょう(^^) 最近では、病院での医療従事者のご活躍を報道する番組はやや減っているようですが、依然として重症患者さんで大変なことだと思います。入院患者さん、在宅やホテル療養の患者さんを診ておられる医師の方々、そして患者さんの傍によりそう看護師さん、それを支えている医療関係の全ての職につく方々、さらに患者さんとそのご家族のご健康をお祈りしながら・・・今日も良い1日となりますように。

今日は(も)どーでもいいおはなしです

5月24日 月曜日

朝からコーヒーを飲みながらパンを食べて今日の午前中のエネルギー源を補充しました。食べる分量をとって、それを3等分してから、ピーナツバターとミルキーとマスカルポーネチーズの3組にして食べています。パンは昨日の晩に焼いておきます。焼いておく・・・というと大変偉そうなのですが、10年以上も前に出来心で購入したホームベーカリーのバケットを取り出して、寝る前に全ての材料とイーストを放り込んで、スイッチを押しておくだけです。起きたら出来上がっています。何度も発酵を繰り返しながら、生地を練り込んで作っている方には申し訳ないぐらいズボラなやり方です。寝ている最中に、夢の中でいい匂いが漂っているのを朧げに記憶しています。この工程なのですけど、最後に6−8枚切りにする際に、かなりの確率で指を切ってしまいます。パン切り包丁(刃先が波なみになったやつ)で表皮と真皮のちょうど境目くらいまで切ってしまうことが多いです。イチローの調子が悪い時の打率くらいにはやってしまいますね。それで出血までに至ってしまうのがその半々ぐらいでしょうか・・・。診察の時に絆創膏を巻いていたら、あっ・・と思ってくださいね。まあ、ちょうど良い頃合いにまで乾燥させると容易にスライスすることができるのですけど、このちょうど良い頃合いが難しいです。パン屋さんの店頭で、ビニール袋に入れられて、上が解放されて陳列されているのよく見かけるのですけど、あれはスライスしやすい程度までにされている過程なのでしょうか?? さて、どうでも良い与太話はこのくらいにして、ちょっと雑用業務に取り掛かることにします。週初め、みなさん良い1日をお過ごしください。

お・ま・か・せ・で

5月22日 土曜日

梅雨の晴れ間の朝です。

今になって大慌てで各地の大規模接種センター設置の動きがあります。何度もこの場に書いていて、くどいようなのですが、今回ばかりは本当に私たち、遅かったですね。早晩この問題は起こるだろうと考えていたのですが、何も声を発信できなかったことも含めて、医療者としての反省をしています。当院も接種回数がようやく100回を超えましたが、これからも微力ながら、できる範囲で協力していこうと思います。さて、ここからが今日の本題なのですが、このワクチン接種業務ですが、接種後に二つのシステムに登録する作業があります。感染者の登録システムを合わせるとなんとこのコロナ禍で、4つものオンラインのプラットフォームが存在することになります。G-MIS, HER-SYS, V-SYS, VRS・・・なんとも複雑なものです。ワクチン接種後の作業に話を戻すと、二つのシステム入力作業を別のプラットフォームに行う必要があります。一つは接種者の情報入力作業と、もう一つは薬剤管理と総接種回数の入力です。少し前には、近隣医療機関の事務員の方達が集まり、その作業の講習会のようなものが開かれました。みなさん現在一生懸命その入力作業に取り組んでおられることと思います。実はその作業も思ったよりも機械の読み取りなどがスムースではなく、色々と改善点があるのですけど・・。私も一度訪問出張ワクチン接種の方達の登録作業をしたのです。12名の登録に30分以上もかかってしまいました。こういう作業って、ルーチンでやれということになっているので、何の疑問も抱かずに没頭してしまうのですが、少し考えると不思議に思います。どうしてそれぞれ別のシステムにログインして、別のタブレットとか端末で作業しないといけないのだろう?とか、一元化できなかったのかな?とか、こんな読み取りエラーが続出するのって、事前に誰も気づかなかったのかな?とか。そもそもこの作業は誰が何をするために強いられているのか、その意義を理解している人は意外と少ないのかもしれないなと思います。私たち(というか、少なくとも私)は、お上の決めたことは正しいだろう・・という性善説のデフォルトが頭に実装されているので、そういうことに疑念を持たずに、よく言えば素直にしたがう傾向にあります。いわばお上におまかせの考え方ですね。しかし今回のコロナ禍では、色々と考えさせられることがたくさんあり、そういった物事の考え方が少し変わってきたかなと感じています。もっと早くにそういうことに気づくべきで、おまかせの文化を変えていくほうが良かったのではないかとさえ思います。これは国と個人の関係ですが、身近なところでは、医師と患者の関係にも同じことが言えるのかもしれません。よく患者さんが「何の薬飲んでるのか知らんで。お医者さんが出してるから毎日飲んでるだけや」と言いながら、抗凝固薬とかを服用されているケースがあります。もとをただすとその服薬に至った理由がわからないという場合もあります。医療の世界での「おまかせしますの是非問題」は古くて新しい問題ですが、Mindsという日本医療機能評価機構のエビデンス普及活動の一旦で行われている講演会の動画が公開されているのでリンクを貼り付けておきましょうか。冒頭の基調講演の、東北大学の田代志門先生のお話です。とっつきやすくて面白いお話ですが、医療上の意思決定について考えるきっかけになるものかもしれません。それでは、土曜日です、みなさんお元気で良い週末をお過ごしください!

医療上の意思決定についての基調講演:Mindsフォーラム 2019『「おまかせ」しない医療に向けて:患者と医療者は何をシェアしていくべきか?』 田代志門(国立がん研究センター)

 

おわりはなかなかこない

5月21日 金曜日

ワクチン接種は今のところ順調に進んでいます。今日もお外は雨模様です。

さて・・ラジオの特集ではパレスチナ自治区ガザの様子のルポを報じていました。ハマスという組織を殲滅するために、イスラエルの空爆が始まってしばらくが経過しています。街は上空をドローンが飛び、いつ自分の居場所がターゲットになるのかという恐怖に襲われているそうです。もちろんハマスの方も報復の攻撃をしている、いわば戦争状態になっているようです。よく考えると、イスラエルって少し前まで新型コロナウイルスにやられていたのではなかったのでしたか・・・。ワクチンを全国民の6割とか7割とかに接種して、ワクチン効果の良い一例として語られていた国が今、戦争をしているというこの皮肉、ちょっと考え込んでしまいますね。

そんなことも頭の片隅におきながら、今日もしゅくしゅくと・・・ミサイルではなく、注射器を右手に!頑張ることにしましょう。7月末までに・・・はもうわかったので、そろそろその次のタームに突入する準備を始めないとあかんよ〜みなさん(主に政策立案者に向かって叫んでいます)。では、今日も一日明るく、(カラ) 元気を出してまいりましょう!!

気になること

5月20日 木曜日

曇天続きの毎日です。今日から明日にかけて大雨の予想だとか、やはりちょっと気が重いですね。

さて・・昨日は出張しているときに、たまたま流れていたテレビに緊急テロップが入ってきました。そうです、みなさんのご想像通り・・・逃げ恥婚です。びっくりですね、注射のために出張していたのですけど、ご家族さんたちも興味深々であったはずの注射がどこかに飛んでしまいました。男性タレントのほうは身近にたくさんファンがおられますので前から注目していました。パーソナリティを務めておられるラジオも結構面白いので時々聞いていました。シンガーでもあり、演技もされたり、エッセイにも才能を発揮されているという、まさにマルチなタレントさんですね。お相手はドラマで共演されていた女優さんという、まさに絵に描いたような?スーパーカップル(表現が紋切り型・・・)ですね。このニュースでちょっと私が気になったのは・・・その女優さんが、そのタイミングで事務所を離れるようだというところでした。正確には、完全に辞められるわけではなく、一部契約が続くようですけれど。この国でタレント業をするには、ほぼみなさんどこかの芸能事務所と呼ばれる会社に所属していると聞きます。もちろん、スケジュール管理や営業関連の業務を代理してくれる大変重要で便利なシステムと言えばそうでしょう。しかし、そこには雇用・被雇用というやや窮屈な状況も生じるのかと思います。タレントさんといえば、ある意味自己表現や自己主張がその重要な部分を占めるのだと思います。しかし、エージェントからすると、あまり目立つような言動とか派手なことをされると、特にコマーシャルなどを請け負う立場から言うと、商品や企業イメージに傷がつくと言うことで、大変神経質に考えられることが多いと聞きます。持ちつ持たれつとも言える、タレントさんと所属会社の関係も一筋縄では行かなそうです。某アイドルの所属会社の老舗とも言えるJ社のお家騒動(?)も数日前には話題になっていたようですので、これから先この業界にも少し注目してみたいなと考えています。いずれにしても、風通しがよく、タレントさんが比較的自由に発言・行動できる空気に繋がっていくと良いですね。

TwitterのTLが、共演から結婚の前例で溢れていますな・・・山口&三浦さんに始まり、水谷&ミッキーさんとか、松嶋&反町さん、大竹&明石家さん・・・石原&北原さんとか、長門&南田さんまでくるともう昭和感あふれてなかなか趣深いものがあります。

ではみなさん、あいにくの雨模様ですが気分を切り替えてまいりましょうか・・・

ワクチンはじめました

5月18日 火曜日

昨日からワクチンが高齢者の方対象に始まりました。初めは一定に抑えた接種者数で、徐々に予約者を増やして行く設定です。先日来、1日100万人を目標に・・と言うスローガンが新聞紙面を踊っていますが、そのうちの0.001〜0.005%部分ぐらいを自分自身が担っているのかと思いながら自己肯定感を高めることにしています。一通り接種までこぎつけて感じるのは、やはりこのワクチンの特殊性は、薬剤保管と取り回しの複雑さにあるのだと実感します。保管の温度や薬剤溶解後の有効時間、1瓶当たり6−7人への接種の必要性などがあるのでインフルエンザのようには簡単にはいかないです。その辺りの事情が接種予約・薬剤搬送などいわゆるロジスティクスの部分の困難性に直結してきます。ロジが全てと言っても過言ではないでしょう。私が考える理想系は・・・大型ディープフリーザーを兼ね備え、すぐに住民票にアクセスできるシステムがあり、ある程度の人数と駐車スペースが確保できる限定的な施設で、予約なしで、いつでも・・・というものです。この施設の候補、自ずと限定されてきますよね、そしてそこに勤務医であろうが開業医であろうが、少々の日常の仕事を犠牲にしても分担して出務すると言う、短期間集中的なやり方が望ましいと思います。さて、昨日は実際に接種はあっという間に終わり、その後15分間の観察時間の滞在を経て、皆さん元気に歩いて帰られました。実際には、私たちが恐れているアナフィラキシー反応という強いアレルギーの発生する頻度は25万人に1人とされていますので、今回の町全体の対象者である7−8000人だと理論的にはかなり稀な発生率と見込むことができるでしょう。しかし、接種のたびに、万が一に備えて酸素とか点滴とかエピネフリンという救急対応物品や薬剤をすぐに手に取ることができるように傍に準備して臨んでいます。東京都は1日60回の接種をする医療機関に補助金を出すという案があるようです。実際に診療などそのほかの業務を行いながらの60回接種ができる施設は限定的でしょうね。1時間あたり7−8人を8時間続けてこなしてようやく目標に到達する理屈です。どんな医療機関を想定しておられるのだろうか・・・・謎

最後に一言・・・ワクチンとは「打ったから、みんなでわいわいやっていいよ〜」ではありませんので・・お気をつけください。引き続き感染対策はしっかりと!

 

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