京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ投稿者: tsuyopon

カビゴンに思う

8月19日 土曜日

結構睡眠したつもりなのですが・・まだ気持ちよさそ〜に眠っているカビゴンをスマホの画面に残して頑張って起きてきた土曜日の朝です。ある程度寝たつもりなのに、まだまだ眠いみたいな時と、時間はさほどでもないのに妙に頭がスッキリという場合と、一体どうしてこうなるのだろうっていうことままありますね。睡眠は頭の中のメモリーを整理するという作業を脳がおこなっているのだと言われますけど、後者の時って、まだまだ整理されずにとっ散らかっているフォルダが残されているような状態なのかもしれないなと思います。今日は今の所瞼が重たい感じです。皮膚炎で少し浮腫があるので物理的に重いのかもしれませんけど(泣)。大リーグで大活躍している大谷選手は、オフの時間も野球のために全力でコンディション作りを心がけているのだという話を聞きますが、開業医もその100分の1くらいかもしれませんが、大事にしたいコンディション作りだなと感じています。自分の100パーセントの力を発揮できるようにするには、まず自分自身がある程度健康である必要があります。先日後期専攻医の過労死事案が報じられていました。来年から完全施行される働き方改革の医師版についても、看板倒れにならないように、同時に病院経営にも影響を最小限にするように管理者の方達の苦悩は続いているようです。経済の方はというと・・・GDPの連続増加という景気の良いはずのニュースにも関わらず、円安が続き、身近なところではガソリン価格が急上昇したり、実感する生活への影響はまだまだ良い傾向が感じられない状況です。先日とあるジャーナリストのかたが仰っていましたが、その方がお仕事でドイツの記者の方にメールを送ったところ、次回の出社は9月の中旬となります・・・というバケーション中の自動返信メールが届いたそうです。そんな間に、私たちどんだけ働いてるねん?ってその方は述べられていました。開業医にはそれが到底無理なことは分かっていますけど、日本全体の働き方改革は、私たちが想像する以上に目標を上に設定しても良いのかもしれませんね。そうすることで、もう事業の効率化をいやが応でも上げていかざるを得ないという状況に自分たちを追い込んでいかないと真の革命は起こらないのかもしれません・・・。さ、また半日頑張っておしごとして、1日半のお休みでまた充電です。

役に立たない自律神経のおはなし

8月18日 金曜日

早速の金曜日です。お休み明けはこのぐらい手加減してもらわないと体が慣れないですね。お肌のストレス指数は昨日今日とやはり急上昇の印象です。ストレスという言葉、診療中になるべく患者さんへの説明には使わないようにしていますけど、実感しますし、確かにある現象だと思います。特に自律神経の働きやバランスは大切だと考えています。しかし、それを他人が判断して操作しようと働きかけると往々にしておかしな事になります。いわゆるカルトなど社会問題を起こす擬似宗教も、そういった言葉で人の心につけ込んでいく技を持っている点が無視できないのだと思います。私たちは毎日自分という殻に包まれた孤独な存在で、一つ皮膚を隔てると、外界の刺激にさらされているわけですね。物理的な障害を受けると皮膚の炎症を生じますし、無形の攻撃を浴びると心の歪みを生じ得ます。子供が大きくなって成長し、社会に出てその荒波に揉まれていく過程で、四方八方からのストレスに耐える能力を備えることがとても重要なことなのでしょう。耐性を獲得していくということですね。自律神経のバランスを整えるということは、他人に評価してもらって治してもらうというスタンスではなく、自分で感じ取り、考えながら試行錯誤していくということなのではないかと思います。寝て起きて、食べて、動く、読んで考える・・・自分に今最も足りていないのはなんだろうと考えてみたところ、最後の「考える」ということなのではないかという結論に至りました(泣)。「寝て」と「食べて」は・・常にある程度満点の能天気なワタクシ・・・。それではまた

日常生活へ

8月17日 木曜日

昨日は花火と灯籠流しの夜だったようです。窓越しに大きな花火が見えました。その後にドーンという音が響いてきます。お盆の終わりの時期の風物詩です。朝、海の上に漂う白と赤のものがいくつも帯状になって浮かんでいました。昨日流されたのが漂流しているのでしょうか?(もしくは他の何かかも)お盆が終わると景色もなんとなく秋に近づく感じがするので不思議です。まだまだ気温は夏ですが。この夏も終わりやな〜感って子供の頃は惜しく思いましたが、今になるとなんとなく風情もあって悪くないですね。さてお仕事始め、もうすぐ学校も始まります。こういう時ってお休みに体が慣れてしまってなんとなく気持ちも前向きになりにくいですし、身体を動かすにも重たく感じるものです。3日もすれば元々の日常生活に戻っていく方がほとんどだと思います。中にはその調整が人よりも長くかかってしまうという人もおられるようです。慌てず急かさずに、お盆の余韻がなくなるまで待つことにしましょう。私は昨日から始動していますが、このお仕事・・そうも言っていられないのですけどね。

再始動

8月16日 水曜日

台風一過のはずなのですが、まだ空の色は鈍く頭にはフードをすっぽりかぶって外出しています。今日からお休み明けの診療を再開します。世間的には今日までお盆なのかもしれませんが、水曜日は休みにしにくい理由があるので。久しぶりに診察室に座るわけですが、まずは朝から診療関連の医学雑誌を斜め読みしながら頭のトレーニングを始めてみます。感染症の動向も掴み直さなければ・・・。今日の夜は花火があるのでしたっけ?まだ一度もじっくりとみたことがないので時間があればと考えています。それでは

台風接近中

8月15日 火曜日

お休みは早く過ぎますね〜。明日からお仕事ですが、台風が接近中なので進路予想図とにらめっこしています。昨日の夜はかなり雨が強く、朝起きたら時計が0000でチカチカしていますので、おそらく停電があったのでしょう。台風が近づくたびに、雨戸の有効性はこういう時に発揮されるのかなと考えたりします。今はそれがないので、強い風が吹く予想の時にはちょっと心配したり。お休みの前半は天気も良く適度に屋外で過ごす時間が作れましたが、後半は室内で沈の状態でした。おかげでいくつかの積読本を読むこともできましたので、悪いことばかりではなかったです。今日は朝からお気に入りの動画番組で、80年代のバブルの時代を振り返るというのを視聴するのと、病院や医療会計のお勉強などの予定です。甲子園も今日は中止のようですので、静か〜に最終日を過ごすことにします。皆さんも雨風に注意して1日お過ごしください。

38年前のきょう

8月12日 土曜日

昨日は女子サッカーの試合残念な結果となりましたが、ベスト8というのは立派なものでした。さて今日、8月12日は38年前に墜落した日航機事故のあった日ということになります。当時高校3年だった私の記憶にも強く残っている出来事です。その頃がちょうど働き出して3ヶ月目であったという駆け出しの記者だったジャーナリストの神保哲生さんの語りで、当時の報道陣の苦労を知りました。事故を題材にした小説「クライマーズハイ」というのも有名ですね。航空機からの映像で墜落部位は特定できていたものの、登山道もない道なき道を行く必要があり、なかなかその場所に到達できなかったのだということです。当時は携帯電話や衛星通信もなかった時代ですから、現場撮って出しの映像が、ヘリコプターのホバリングなどの技術を駆使してバトンパスされていったといいます。NHKのサイトで読めるウェブニュースでは、今まで報道されていたものとやや異なる視点で書かれた秀逸な一本がありました。当時空港の出発ロビーのカウンターで働いていた女性職員のインタビューに基づく記事です。その方は、チケットの販売の業務についていたそうですが、キャンセルのためにちょうど空きに変わった123便の空席を案内してお客さんに販売したことが悔やまれてならないのだと言います。また、ひとり旅で不安そうな小学生の男の子にも声をかけて励ましてあげたことなども脳裏に焼き付いて忘れられないそうです。この秋に退職されるそうですが、毎年新入職員への教育研修活動で、当時の出来事を語り伝えているそうです(山下哲平さんという社会部記者の方の署名記事です)。事故の原因究明は今でも十分であるとは言えないとも言われていますが、当時の検証に際して、日本の法律の不十分な点もあったそうです。ボーイング社への調べについては、やはり同社が刑事訴追を受けるかもしれないという状況であったため、積極的な情報開示に協力がなかなか得られなかったのです。そういった場合に他の国では、訴追の可能性についてある一定の免責を与えながら全面協力させるという法整備があるそうです。責任追及も大事ですが、事故被害者の家族らの強い思いとして残されている、どうしてその事故が起こったのか?という思いに応えられないでいる一つの大きな要因なのかもしれません。暑い夏、毎年日航機事故のこととか、戦争のことなど思いながら毎年この時期を過ごしています。

おやすみいただいています

8月11日 金曜日

昨日の夜はちょっと久しぶりに夜更かしをして・・みましたけど、やはり朝の早くに目が覚めますね。習慣というのか体内時計というのか。しばらくお休みを頂くことになっています。明けのことはなるべく考えないようにしてリラックスすることにしたいです。ご不便をおかけしますが、どうぞお許しください。今年の前半のことを振り返ることも忘れずに、少しの読書とお勉強も怠りなく過ごせるとよいのですが・・・(だいたい目標は達成できずに終わります)。夏休みも気がつけば半分過ぎているのですね。子供さんたちも今が一番楽しい時期でしょう。よい思い出がたくさんできるとよいと思います。では!

老眼

8月10日 木曜日

今日で一旦お盆休みをいただく予定にしています。朝から風が強いですが、これは台風の影響なのでしょうかね。さて、最近患者さんのお話を聞きながら自分もそうだな〜と思うのは、視力の低下です。昔から遠くのものが見えにくい、いわゆる近視をメガネで矯正しています。学生の頃は、近視の人は老眼になりにくいという都市伝説(?)を信用していたのですが、まあ理屈からいってそれはないですよね。今はしっかり両方有しております。縫合糸を抜糸するときにはメガネをヨイショと外さなくてはなりません。そういえば、外したメガネを後ろの椅子に置いているのを処置中にすっかり忘れてしまって、その後グシャッていうことも過去にありました。近距離の視力が悪くなると文字を追うのが辛くなっていけません。勢いお勉強は講演動画の視聴についつい流れてしまいます。とは言え、将来時間が十分にできた時に読みたいなと思う本を積み上げているので、このまま安きに流れていてはいけないな〜と思いながらもついつい・・・。それでは今日も穏やかな良い1日となりますように。

台風居座り中

8月9日 水曜日

朝からおうち、午後からおそとの日です。九州地方は大変な天気のようです。長崎も何年かぶりに室内の式典になるのだそうです。災害が起こらないことを祈ります。先日6日は、岩波文庫版のきけわだつみのこえを少し開いてみました。最後の著者の文面が頭に残っています。激戦地での惨禍を無事にくぐり抜けておきながらも、終戦後の裁判で断罪され命を失った方がその日を待つ間にしたためた文章です。階級は下の方ながら、諜報活動に加わったところの罪で、自分は裁かれるのだということ、それはそれで仕方がないことだとしながらも、納得がいかないのは上層部の逃げの姿勢や言い逃れであったとのことです。細かには記されないのですが、これだけは書いておかないと気が収まらないとのことでご家族に向けて書かれていました。自分の死は潔く受け入れると、その理由は後世の日本の繁栄とこの国に残る人たちのためであるとされてありました。思えばこういった方達の犠牲のもとに今の私たちはあるのですね。間違っても”逃げの上層部”のような生き方をしてはならないなと思いました。自分もある意味、小さいですがクリニックという一国の上層部の立場であることを認識してやっていこ〜と肝に銘じているところです。最低気温が25度を下回りません・・・みなさん、お身体お気をつけて過ごしてください。では!

FIREってなんだ

8月8日 火曜日

6号台風は迷走していますね。進路がフラフラしています。そんなフラフラしとったら将来どうなるねん!って怒鳴られるのが定番の、かつての私のような高校3年生の怒られセリフを思い出します。大丈夫です先生、今もなんとか頑張って生きてます(笑)。最近巷でFIREする・・・という言葉をよく耳にしませんか(あんまりしませんかね?)。炎上するFIREではありません。Financial Independence, Retire Earlyの略になります。経済的な独立を果たして早く引退するとでも訳すのでしょうか。そう書くとお金の亡者でしごと嫌いみたいな印象を抱かれるかもしれませんが、内情は人それぞれのようでもあります。余剰として得られた時間を家族や趣味に使いたい、場合によっては趣味的な活動を副収入として活用するみたいな方もおられるようですし、大きなゆとりのある方は、余剰分の一部を慈善的な活動や投資に活用されるという方もおられます。それはそれで一つの生き方なのかなと思います。ただ私のようなある種ワーカホリックな人間がそれをやると、多分どこかで破綻というか不消化に感じる部分が出てくると思うので自分には適さないかなと考えていますが。言葉だけのダイバーシティではなく、真の意味での成熟国家で生きる多様なあり方が将来実現されれば良いなと思います(あまりに漠然とし過ぎていて意味不明ですが、実は真剣にそう考えています)。そのためにはやはり不平等や明らかな不公平は世の中から無くさないといけないですね。特定の個人や企業や団体に重きを置いた政策決定がなされていては良くないです。私たちの選ぶ代理人さんたちが、きちんと正当に、こえなき国民全体の代弁者として機能してくださるように厳しい目でチェックしていく必要があります。なんかへんな方向に着地してしまった今朝の一言ですが、みなさま暑い日が続きますのでくれぐれも体調管理気をつけて良い1日をお過ごし下さい!では

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