京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

無題

8月4日 日曜日

夏休みのど真ん中の週末です。朝からいつものようにPCを立ち上げようとしたところ、スリープになっておらずシャットダウンされていました。このところ時々勝手にシャットダウンされている現象があります、もしかして・・・。再起動すると、あなたへのおすすめ本が流れてきたのですが、某与党の次期総裁候補ともいわれる方の新刊、日本創生論?と、時の人のシン・列島改造論?という二つとも、あんまり興味ないのですけど・・・というものでした。いつもは検索型広告に割かれているスペースだと思いますけど、関連する本読んだことないのですけどね〜。不思議、いやちょっと不気味です。テレビをつけたら、ちょうど柔道選手がオリンピックの団体戦決勝で敗れたらしく、口々に「負けてしまって申し訳が立たないです。すみません」と仰っていました。いやいや、そんなあなた方に何かを託していたわけでもないので、謝っていただく筋合いはございませんよ、お気になさらずに・・・ちょっと苦しく感じてしまい、スイッチを切ってしまいました。少し前には、個人戦で有望視されていた選手が、2回戦ぐらいで敗退して号泣していたというのが炎上していましたが、私にはその方が自然で、自分のために頑張ってきたのに、という気持ちが素直に理解できるようにも感じました。単に個人戦と団体戦の違いなのかもしれませんが、当事者のような経験のない凡人ですので、そんなに深入りできる立場でもございませんが。昨日の夜は、ネット配信番組で、能登半島の現状を知る機会がありました。驚くほど復興は進んでいないようですね。仮設住宅が9月頃にようやく入居開始の予定で(もちろんすでに稼働している地域もたくさんあると思います)、今なお体育館のような避難所で段ボールの仕切りで寝泊まりされている方が数十人現地でインタビューを受けておられました。そんな現状は、ついぞ知らなかったです。切り捨てられているような感覚を述べられていましたが、そう感じるのも無理はないと思いました。そんな現状をおいて、一方では色々なメディアで、経済合理性観点から、彼らの集団移住を論じられているのですから、なかなか厳しい状況であります。確かにその理屈には一理あるとは思いますが、そもそもかつて日本列島改造論で、田中角栄氏が唱えたように、地方の隅々まで交通網を張りめぐさせて、通信流通のユニバーサルサービスでもある郵便局を設置しますので、国民のみなさんどうぞそれぞれの地に根を張って経済を栄させてください・・・というのが私たちの高度経済成長の出発点であったはずですよね。近代化にともなって進んできた人口減少・少子化に有効打が打てず、経済成長も頭打ちとなって、地方に血液が巡りきらなくなった果てに、移住しかない・・・というのは、あまりにもご都合主義的でもあるなと感じました。それでは、週末の貴重なお休みでもありますので、もう少しダラダラと過ごしてみたいと思います。皆さんも良い1日をお過ごしください。

忘れがちな初心

8月3日 土曜日

2日前の日銀政策金利の0.25%引き上げの決定に始まり、米国雇用統計の失業率上昇から、日経株価の急落に至るまで激しく揺れた1週間でした・・・な〜んて、さほど自分の関心事として書いているわけではないのですが、本日のこたつ記事のリードを考えて見ました。新聞の中読みをしていきますと、年初から新しい投資制度を利用して株式投資を始めた方へのメッセージが端々に記されています。あくまでも長期投資の考え方に立ち戻って、時々の株価に一喜一憂せず冷静に対処しましょう、みたいなことが書かれてありますね。こういう荒れた相場の時こそ、2008年あたりのリーマンショック前後から現在までのチャートを眺めて心を癒すのが良さそうですよ。さて、ついでに2、3目を引いた記事をご紹介しておきましょう。一つ目は任天堂の決算報告関連です。来年に控えているスイッチの後継新機種発表までの苦境は続きそうですね。映画のヒット後の反動もあって、決算は苦しい数字であったようです。頑張れ京都の星!。それから・・・個人の独立開業に伴う資金需要としての政策金融公庫からの融資額が増えているという記事もあります。「新規開業資金」の融資って、無担保年利2%というもののようです。創業を目指す個人が利用するとされており、コロナ禍を契機にリモートワークが広がり、その影響もあってかフリーランス的な働き方を模索して、地方移住や新規事業立ち上げなどを考える方々が増えているのだそうです。私が子供の頃なら、おべんきょうを頑張って、いい大学を出て、固いとされる就職をして・・というのがモデルケースだったように思います。多様な生き方の選択肢が広がるのはとても良いことだとは思いますが、一方で、新規事業の立ち上げという大きなミッションが継続できる方の割合は1割から2割ぐらいではないか?と知人の方は仰っていました。なかなかに茨の道です。開業するということは、雇用主や企業の後ろ盾を失うということでもありますので、やはり大きな決断と言えるでしょう。そういった機運を支援してあげる知識や情報が浸透して、行政の財政的後押しがあってこそ、より確実性の高い起業ができるのだと思います。自分の経験と知恵を元手に頑張るのは、尊いことではありますが、ハイリスク・?リターンの道でもあるのかなと・・・土曜日の朝から、ちょっと考え込んでしまいました。私自身も常に、初心を忘れずに頑張ろうと思っています。ちなみに初心というのは二つありまして・・・そもそも医師になった時の初心と、開業を選択して志を定めた時のもの、どちらも油断すると忘れがち・・・。それではみなさん、暑い暑いですが、良い週末をお過ごしください。(新聞記事は日本経済新聞2024年8月3日朝刊より)

ことしははやめ?

8月1日 木曜日

月が変わりました。葉月でしたっけ。裏の田んぼに目をやると、稲穂がもう頭を垂れてきています。結構実をつけています。今年はかなり生育が早いように思いますがどうなのでしょうか。もしかすると8月下旬が収穫の時期だったりするのかもしれません。実をつけていると書きましたが、ちょっと調べてみると、穂が出るという表現をするのだそうです。出穂(しゅっすい)と呼ばれるのですね。初めて聞いたように思います。そうするとすぐに開花するとありましたので、よーく近づいて見てみると、確かに!ここからは太陽の光を浴びればその分光合成量が増して、豊かなお米に育っていくそうです。毎日暑いな〜と嘆いていますけど、喜んでるヒト(こめ)がすぐ近くにおられますね。開花から40−50日で稲刈りをする登熟期になると書いてありますので(クボタさんのウェブサイト)、やはり今年の稲刈りは早いような気がしますがどうなのでしょうかね。

anonymous buildings

7月31日 水曜日

7月も最終日となりました。翌日からイベントがあるのですが・・・という方に無情のCOV陽性結果をお伝えしないといけないことが増えています。あるいはご旅行中に体調を崩して・・というケースもあります。とにかく気をつけてお過ごしくださいとしか言いようがないです。さて、ニュース紙面からは、とある関東の一都市に謎のビル群があってというニュースです。飾り気も会社のロゴ表示も何もない倉庫のような鉄骨群の中身には、いわゆる”サーバー”と呼ばれるコンピュータがぎっしり詰まっているそうです。中には海外の主要なIT企業も入っているのだとか。我々医療機関でも、クラウド型電子カルテというタイプのものは、データをカルテ会社の所有するサーバー内においてあるので、こういったインフラとは無縁ではありません。他には最近注目されている生成AIも膨大なデータリソースを必要とするのでしょう。こういった施設の立地というのも、ただ安い土地があれば良いというだけではなく、首都圏からの交通の便があって、超大容量の電力送電施設が整っており、災害に強い強固な地盤の上に存在しているという条件がいくつかあるようです。田舎の海山の近くの土地はいくら広くて安価でもそこには利用されないようですね。ただこういう施設があってもそれほどの人材は必要ではないのか、さほどの雇用創出には今の所つながっていないようだとのことでもあります。産業創生、雇用促進、環境にやさしく、というような三方よしというのはなかなかないのですね・・・。

おさつの話

7月30日 火曜日

朝から西の空が黒っぽいように見えます。今日は大気が不安定な予感で、突然の雨に要注意なのでしょうか? さて、今月当初から発行された新しい紙幣ですが、ぼちぼちと流通する(という表現で良いのか?)ようになりました。診療の自己負担金のやりとりでも、患者さんから新しい紙幣で頂くことがあり、新旧入り混じった感じで釣り銭機の中に残っております。昨日、渋沢10,000円札も初めてお目にかかったのですが、この肖像画の肖像権ってどうなっているのだろう?とふと思ったところです。数年前に新札のデザインが発表された時に、5000円札に使用される津田梅子さんのものが、津田塾大学のもつ写真を左右反転させたもののように見えることが問題視されていたように思います。それもどのように決着したのかは知らないのですが、その時には、肖像画の元となる写真への著作権が問題となっていたように記憶しています。財務省のホームページには、肖像についての3つの条件が記載されていました。偽造防止の観点から、なるべく精密な写真が入手できること、品格ある紙幣にふさわしいこと、その人物が国民に広く知られており、その業績が認められていることなどが挙げられています。渋沢栄一さんの出身地らしい、埼玉県深谷市では今回の新札デザインを契機に、渋沢栄一政策推進課なる部署が開設され、そこで一般市民が使用できる渋沢栄一ロゴマークまで制作されているようですね。なんか彼の肖像画とは似ても似つかないアニメキャラみたいなのもあるのですが・・・・。以上おさつの話でした(お札よりおさつクッキーの方が興味をそそられる空腹の時間帯に書いております)。

極限の競技

7月29日 月曜日

昨日は東北北海道を除いて日本列島七割がたに熱中症警戒アラートの赤塗りが施されていました。ところが、今朝は早くに外に出てみると結構すずしいと感じました。朝晩にある程度気温が下がってくれると、少し癒される感じがします。とはいえ、少し歩くとすぐに汗が吹き出してきますけどね。フランスからオリンピックの速報も入ってきますし、高校野球もそろそろ始まるのでしょうか。みなさん頑張って来られた努力が花咲くと良いのですが、何せ一発勝負ですから、そう簡単に勝利の女神が微笑んでくれるというわけでもないでしょうし、厳しい世界ですね。私が夏休み期間のオリンピックとしてすぐに想起するのは、中学生の頃に見たロサンゼルスです。その時の話題はなんといっても、カールルイスでした。100m、200m、幅跳びとリレーを合わせて四冠ということだったように思います。昔の画像を見てみると、かなり今と違いますね。あたりまえですが。ユニフォームも今のように、ピッタリしたものではなく、少しダブついています。1984年に彼がその時記録したのは100m、9秒99だったようです。現在までのところ世界記録としては2009年にボルト選手が残した9秒58ですから、20年余りで.41速くなったことになります。そして、この15年間更新されていないのですから、この短距離走の競技がいかに極限の世界で戦われているのかがわかります。さて、これが破られるのはいつのことになるのでしょうかね。

コツコツとだらだらしています

7月27日 土曜日

高校野球の予選も佳境(よく知らんけど)、オリンピックも開幕した(?)らしく、いよいよ夏休み本番です。昨日は土砂降りもなかったみたいですが、夕方少しお散歩したらめちゃ蒸し暑かったですね。懐中電灯を灯すと羽虫がアタックしてくるし・・・。さて、今年の夏休みの課題図書は、ペリリュー外伝にしようかと思っております。漫画ですね。8月15日に全巻を含めて外伝まで読み直してみる予定です。アメリカでも、この間の事件では一つ間違えると内戦に発展していたのではないかとも言われております。最近国境なき医師団(MSF)の記事で、ミャンマーの忘れ去られた難民とも呼ばれるらしいロヒンギャのことについても知る機会がありました。まだまだこの地球では不幸なことや、政情不安定なことが多発しているようです。横にひろ〜い眼を持って眺めておかないとな〜とか思っております。翻訳家の村井理子さんのエッセイからは、毎日コツコツやるすごい長男のお話もなかなか印象に残るものがありました。ウチのひとに推薦された藤岡陽子さんの作品「金つの」(勝手に省略してしまいました)も、中学生の受験をめぐるストーリーで、なかなかに心をうたれるものがありました。やはり、歳を食うと読書ですね(目はちょっとしんどくなりますけど)。毎日数ページでも得られるものがあります。色々と世の中は激しく動いておりますが、静かにコツコツと日々できることをやり切って過ごしたいと考えています(とはいえ、だらだら三昧なのではありますが、目標はそれで)。皆さんも良い週末と夏休みをお過ごしください!

金曜日朝

7月26日 金曜日

このところ降ればどしゃ降りのような雨が連日ありますね。When it rains, it pours.というやつですね。この手の雨の救いは、およそ5分ぐらい前に、そろそろ来そうだな・・・というのが感じられるところです。西の方から黒い空が広がってきて、なぜかアスファルトから雨の匂いが立ち上がってきます。そこで踵を返さないと、ポツン・・と来た瞬間、すぐにザーッに変わってしまいます。ま、夏の風情といえばそうかもしれません。昨日は朝から少しバタバタしましたので、そのまま通常業務に突入して、夜はそのまま定例の面談や会議があって、ほぼ息つくまもなく1日が終わったという感じです。なんとなく疲れが残る金曜日の朝ですが、よいこらしょって、ストレッチをしながら、なんとか今日も乗り越えねばなりませんね。仕事前にちょっとアメリカ在住ライターさんたちの現状報告などを聴きながら・・・ふ〜ん、今のあちらの空気って、大統領選一色のようで、オリンピックとかほとんど話題になってなくって、国の様子って、色々なんだな〜と思いました。さて・・・、そろそろBack to work! 今日も良い穏やかな一日になりますように

忘れかけていたこと

7月25日 木曜日

福島県の原発の廃炉作業に向けた一歩が始まるとの新聞見出しがありました。発災後13年目となる今年8月に、メルトダウンした原子炉内のデブリにようやく一歩近づくことができるかもしれないとのことです。どのような状態なのかもよくわからない、とにかく高放射線量の燃料を取り出す作業に着手するようです。折りたたみ式ロボットアームという、釣り竿を何本か延ばしたような構造なのでしょうか、被曝の懸念から人が近づけない対象物なので遠隔操作が必要となるわけですね。得られる物質の量は3グラムということだそうです。それもあまりに放射線量が高いようだとそのまま炉に戻さざるを得ないと書いてありました。実際の取り出し工程にも、細心の注意を払う必要があるらしく、注水しながら実施したり、特殊な充填材で固めながら取り出したりという案があるそうです。まずは、このハードルがクリアされなければ、実際に残された燃料の取り出しに始まる廃炉作業に赤信号が灯るのかもしれません。分析工程の結果、とても手が出せないということになると、石棺方式と呼ばれる、チェルノブイリ発電所で採用された処理方法になる可能性もあるとのことです。なかなか困難が待ち受けているようですが、実施の目処がなるべく早くに立つと良いのになと思います。忘れかけている(わたしだけかもしれませんが・・・)原子力発電の負の側面、なんだか再度思い起こさせられました。天気予報では、今日も熱中症警戒アラートなど言及されています。地球温暖化の問題とか、発電の問題とか、時々思い出して考える必要がありそうですね。さて、週後半です、みなさん暑さに気をつけて良い1日をお過ごしください。

あさ勉

7月23日 火曜日

梅雨も明けたらしく、暑い日が続きます。朝の15分勉強を再開しています。今日は2問、一応両方正解でした。内科系のとある専門医の試験問題をちまちまやることにしています。知識のブラッシュアップは常に必要だと思っています(・・・というと一応格好がつくかな)。外科系は一応細々と維持できているので、新たに内科系のものを取得しようと考えているところです。外科系はあるというのですが、整形外科はまた別分野となります。普段の診療でも、これは自分の守備範囲を超えていると判断するケースは、診療情報提供書の作成とともに、他の医療機関への紹介を行なっています。受付問診の段階ではその選別はなかなか難しいため、お待ちいただいた後に結局他院へ紹介となると、大変心苦しいのではありますが、今のところはやむを得ないものと考えております。実を言いますと、もひとつ別分野での目標はあるのですが、ちょっと勉強をし始めたところ、めちゃ難しいので少し先延ばししております。またやる気が出てきたら取り組もうかなと・・・。それでは今日も暑さにめげずにおしごと頑張りましょう。皆さんも良い1日をお過ごしください!

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