京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

雑感少々

10月5日 月曜日

朝起きたら真っ黒な空だった。不穏な感じ・・・

昨日は寝る前に棚ざらしになっていた宿題をやっつけました。こくせーちょーさ→ネットでやってみたら5分で終わりました!集計も一瞬でできるでしょうし、これはすごい。

さて、野球選手で大リーグでも活躍された上原投手のコロナウイルス感染の体験談を読みました。長くない文章でしたが、患者心理の理解が進んだような気がします。言葉の端々に、きちんとした知識を頭に入れておられるのだなということも伝わってきます。世の中はGOTOキャンペーンの真っ只中ですけど、医療関係者のツイートがバズっていたように、私もやや複雑な心境でニュースを眺めています。いや、気をつけながら色々な余暇を楽しむ方法を模索するというのは全くもって賛成ですし、それで経済が活性化して、苦しい思いをしている事業者が息を吹き返すことができるのは本当に良いことだと思います。しかしそれをキャンペーンで、こうするとおトクですよ・・と国が旗振ってやることに少し違和感を感じているだけです。本来ならば、感染症についての十分な啓蒙活動の末に、自分たちが納得して自らその対価をきちんと負担して経済活動に参加していくのが筋であろうと思っています。いやいや、そんな時間のかかること言って・・・と非難されるのは承知しています。なのでこっそりこんなところに書いているだけです。世の中に訴えてどうこうしたいわけではありません。ボヤキです、ボヤキ・・・。自己の利得を動機に行動(誘導)するということをここまであからさまに見せられるのが嫌なだけっス。

それでは・・気を取り直して、患者さんの心理と純粋な医学的見地のはざまに立って、良いバランスの医療活動を心がけたいと思います、今日も! 皆さんもお元気でお過ごしください。

Underdog

10月4日 日曜日

きょうの一曲は・・アリシア・キーズの「underdog」です。観ているだけでも元気がでるビデオクリップです。こちらからどぞ→https://www.youtube.com/watch?v=izyZLKIWGiA (コピペしておくんなまし)

やっぱり早く目が覚めた・・・。木曜日のラジオを聴きながら書いています。2日遅れのニュースを聞くのもちょっと面白いですよ。そのあとこうなったんだけど・・とか、このナビゲーターはまだ数時間後に起こるあの事件を知らないんだな(当たり前ですが)・・・とか考えながら聞く放送もなかなか趣があります。昨日は我が家の文化的リソースのソムリエからの情報提供があり、じっくり聴きこんでみました『木綿のハンカチーフ』。太田裕美さんのオリジナルと、エレカシの宮本さんのカバー曲で受け取る印象がちょっと違うよっていうことです。アーティストのパフォーマンスってこういう視点から見るとなかなか面白いです。

リアルタイムのニュースに目を転じますと・・・東北地方の高速道路で発生した交通事故で一人が亡くなられて、ほかに重体重傷者がおられるとのことです。同乗していたのは数名の大学生であったらしいというのですが、楽しい旅行が一瞬にして不幸な大事故につながったというものです。昨日まで、さっきまで横にいた人がこの世からいなくなるということの重さを考えさせられるニュースです。何の映画で観たシーンだったのか忘れましたが、「人がひとりこの世からいなくなるということが、どれほど重いことなのかわかっているの?」っていうセリフが妙に心に残っています。最近私も思うところあり少しずつ行動に移していることがあります。子宮頸がんワクチンの情報提供です。現在も通常通り定期接種であるワクチンなのですが、積極的勧奨を控えるということになっているため、この3年間当院で接種した方は全くおられません。ご存じのように副反応が問題となっていたからなのですが、諸外国と比べて異常なまでに接種率が低下していることが明らかになっても、名古屋スタディという副反応についての研究結果が公表されても未だに状況は1ミリも変わっていないわけです。制度が変わらないとな~とか今までは思っていたのですが、やはり伝えるべきだと思うことはきちんと伝えていこうと考えるようになり、すこしずつ情報発信をしています。別にそれで見た目が大きく変わらなくても地道に自分の思うことをやっていこうと考えています。一方で、情報を見て『やっぱり私はまだ接種したくないな』と考えられる人はそれで良いと思います。自分自身の判断をされたことについて、わたしはとやかく言うつもりはありません。ついでに言っておくと、人それぞれの考え方や生き方がありますので、それでもって診療に影響することもありませんし、自分と波長が合わないな・・と感じる人に対しても変わらず全力で診療をしていくつもりです。ちょっとグダグダでまとまりのない文章になってしまいました。それではみなさん・・・よい週末を!

コウノドリ・・今なら読めるよ

10月3日 土曜日

色々と小出しに告知していましたクリニックの予約システムを稼働し始めました(厳密には来週の月曜日からです)。当日受診される患者さんが自宅からインターネットで予約ができるようになりました。入力時に病院で10人の患者さんがおられた場合、おうちから11番目の順番の予約を取ることができます。メールアドレスの登録により、あと5人になると通知が届きますので、そこから来院して頂くと待ち時間の短縮になります。少しでも待合室の密が解消されればよいなと考えています。インフルエンザの予約も1日から始めています。10月26日から一般の方への接種を開始しますので、ぜひご利用ください。

さてさて・・・とうとう出ました。

https://www.nejm.jp/abstract/vol383.p1340 (日本語の要約です。恐れ入りますがコピーペーストでご覧ください)

スウェーデンでの論文ですが、HPVワクチンが5-7割子宮頸がんの発症を抑制する効果があるという結論です。つい先日日本でも薬事承認されたあたらしい9価のワクチンだとさらに大きな効果が期待できます。よく『予防できなくとも、検診を早期に受ければ発見治療できるではないか』という意見を聞きますが、たとえ早期と思われる状態で診断できたとしても手術などの治療が必要ですし、その後最低5年間は通院治療が必要なのです。なによりその間は多かれ少なかれ、再発転移の心配をしなくてはならない状況になります。予防と早期治療の間には例えられないくらいの大きな違いがあります。ワクチンの啓発として次のような活動もありますので、特に小中学生から高校生のご子息をお持ちの方は一度ご覧ください。

https://minpapi.jp/

 

人気漫画の『コウノドリ』でも扱われた題材の子宮頸がん・・・いまなら期間限定で全部読めるようですよ!

https://comics.gendaibusiness.com/viewer/kounodori/4041

ではでは・・・土曜日です。きょうもみなさんお元気でお過ごしください!

おまいう案件みっけ

10月2日 金曜日

あ~いそがしい、いそがしい・・・って言ってる人に限って(ワタクシか?)さほど大したことないのですよね。そんな理由で机の片隅に投げやられている書類→『こくせーちょーさ』って書いてあるやつです。これの結果で政策が決定されるということでもありますから、5年に一度の重要な調査ですね。やらんと・・・!

でもちょっと?な記事を読んでしまったので、こんなところに書かざるを得ないのです。”本調査の報告を拒み、または虚偽の報告をした者に対して罰則の規定があり・・・・”って国の担当者が述べられています。う~ん・・ちょっと前に大事な文書を勝手に書き直したり、あるものないと言ってみたりしてたの、だーれだっけ?

きょうは!金曜日です。みなさん元気でお過ごしください。書類もちゃんと期日までに仕上げましょうね~

Have I the courage to change today?

10月1日 木曜日

ラジオで聴いた曲を調べることがあります。先日はSiaのCourage to Changeが気に入ったので最近のヘビロテになっています。声質がジェニファーハドソンとかエイミーワインハウスとかに似ている感じで、高音域がちょっとハスキーでかなり好きなタイプです。めちゃ有名な歌手だそうですので、今まで知りませんでしたって言いにくいくらいです。こういう出会いがあるのもラジオの良いところでござりまする。” Have I the courage to change “ これはダメだ!と思ったらちゃんと変わることができる人になりたひ・・・

さて、きょうから10月で今年もラストスパートみたいな雰囲気?!一日が終わるとややぐったりする毎日が変わらず続いています。いろいろなことを含めてほぼ一日中おしごとのこと考えている感じだな~ 嫌いじゃないんですけどね、もちろん。好きな仕事ができるのはしあわせなことです。

昨日の夜は荒れに荒れた模様の大統領選ディベートの様子を神保さんの解説で聴きました。6割の人がバイデン氏優勢と判断したとCNNのニュースが言ってましたけど、あれ・・だれも勝った人いないんじゃないのかな?ついでにアメリカって国も世界に向かってやや評価を落としたような気もするな~ってのが私の評価です。

4分の3が終わる

9月30日 水曜日

なぜ9月は30日で終わるのだろう・・・というつぶやきを見ました。少し前に私もあと1日あったらな〜とか思っていたことがあったので、そうそう!と一人で相槌を打っていました。明日から10月です。コロナのこともあったためか、今年は一層月日が早く経つように感じています。予防接種といえば、最近はインフルエンザのことばかりお聞きになるかもしれませんが、明日から新たな定期接種として「ロタウイルスワクチン」も始まります。生後早期の乳児が対象です(今年8月1日以降の出生)。ロタウイルス胃腸炎は乳幼児期のほとんどが罹患する感染症ですが、稀に重症化して入院治療を要する疾患です。今までは任意接種として希望される場合にのみ、自己負担で接種されていました。それが定期接種として明日から実施されることになります。ワクチン後進国と揶揄される日本の定期予防接種も徐々に整備されてきています。今回のワクチンは全額自己負担で接種すると3万円前後の費用がかかりますので、当然家計には大きな負担となっていたと思います。喜ばしいことではありますが、残された感染症である「おたふくかぜ」とか、忘れられたワクチンである「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン」のことも再度思い出しておきたいところです。重症化することがあるとはいえ、ロタウイルス胃腸炎はいっときの感染症です。一方でおたふくかぜによる聴力障害は1000人に1人の頻度で発症し、それは一生続くこととなります。HPVによる子宮頸がんは命を縮めることのある重大な疾患です。今後も必要な予防接種について積極的に情報発信していきたいと思います。

空気の冷たい秋の空です。みなさんお元気でお過ごしください!

過度にイソガシイのは危険なサイン

9月29日 火曜日

いつも早朝の雑用事務仕事の際に何となく聴いているラジオ番組がこの度の改変でお昼に移動になりました。荻上チキさんと南部広美さんをパーソナリティーに擁しているTBSのセッション22です。お昼に移動になったのでお尻の22がとれてセッションというタイトルになったようです(夜の放送をタイムフリーで朝に聴いているというわけですが)。今日はそのスタートの日です。メインテーマはコロナウイルスの現況でした。メールでコメントを出しておいたのですが読まれるかな~・・・あ、この番組受験の面接対策にも打ってつけですよ。時事問題が毎日いろいろな視点でテーマ設定されていますので、年間通して聴取すると幅広い話題についてコメントすることができるようになります。ま、学科の勉強でそれどころの余裕がないというのが学生さんたちの本音でしょうけれど・・・。

さて、週末はショッキングなニュースがありました。それと直接関係はないかもしれませんが、やはり仕事が過度に忙しくて追い詰められていくのは良くないと思います。夜遅く帰ってきて疲れているのに眠れない・・とかいうのは良くない兆候です。まずはお休みを取る必要があると思います。それに加えて感情の乱れがみられるようになると、より一層アラームサインが鳴ることになります。涙もろくなるとか・・・。結構自分は大丈夫!と思っている人こそ、抑うつ状態に陥ったり精神的に落ち込んでいく可能性があるという話も聞いたことがあります。とにかく、心身ともに疲れているカモ・・・と思ったときには、あったか~いココアとか飲んで、ぼんやりとしてみるのが良いのではないかなと思います!

昨日の結末

9月28日 月曜日

教えましょか・・・(あ~タイトルから続いています)。

朝から結構頑張りました。一つ終えてはコーヒー飲んで、一つ終えてはお昼ご飯食べて、一つ終えてはお昼寝して・・・まあまあの出来栄えでしたので、よるはご褒美にアマプラで「Modern Love 今日もNYの街角で」エピソード5を見ることにしました。NYの昼下がりの何でもない恋人同士のおしゃべりで閉じられていくストーリーです。ほんと、な~んでもないお話なんですけど、ちょっと疲れた頭とこころのときにはちょうどよいのですよね、こういうの。

今日は無心で患者さんのお話を聞く一日にしようと思います。それではみなさんも良い一日を!

逆転無罪

9月27日 日曜日

まだまだあると思っていた賞味期限がほんのちょっとすぎているミルクが残されていることに気づいた朝です。

さて、先週末に流れていたニュースで気になっていたものがあります。彫り師の方の無罪が確定したというもの。医師でなければ施術してはならないと一審有罪の判決がなされていたタトゥーについての判断が最高裁で覆されたということです。その裁判を支援するクラウドファンディングなども立ち上げられていたこともあり、ある一定の耳目を集める裁判であったのですが、その結審を耳にしたわけですね。タトゥーが医療行為にあたるとして、彫師の方が医師法違反であるとされたのが一審判決でした。それにより職業が奪われたとして訴えた控訴審で逆転無罪となり、それに対する検察の上告が最高裁で棄却されたという事案です。最終的に最高裁はタトゥーが「装飾的ないし象徴的な要素や美術的な意義がある社会的な風俗」であることを認定し、「医学とは異質の美術等に関する知識及び技能を有する行為」であると判断しました。補足意見で「タトゥーを露出することの可否について議論を深める余地があるとしても、タトゥーの施術に対する需要そのものを否定すべき理由はない」と述べられたそうです。タトゥーについての漠然とした賛否は様々あろうかと思います。もちろん異なる文化背景をもつ国によって、それぞれの人が抱く認識も様々だろうと思います。裁判ではそのことについての判断を下すわけではもちろんありません。あくまでも医師法に規定された医行為に該当するのかどうかという判断について検討がなされたということなのだと思います。これと似たような行為については例えば、一般美容整形、脂肪吸引、腸内洗浄、ケミカルピーリングやアートメイクなどが挙げられます。ここに挙げた行為は過去の判断で、すでに医行為であることが認定されています。特にアートメイクとタトゥーは非常に手技が似ていると思われるのですが、前者はほぼ美容が目的で大きく美容整形に含まれるため医術とみなすと判断されているようです。たしかに、タトゥーは美容とは一線を画するものであるように私は思います。すこし話はそれますが、インスリン自己注射や喀痰の吸引、電気ショック(AED)の使用などは原則医行為に該当すると判断されていますが、状況的には常に医師が行うことができない場合にはそれ以外の判断も認められています。家庭内での痰の吸引処置や、学校でのAED使用がその状況にあたりますかね。関連して思い出したのですが、時々医師の雑談でとりあげられる「フライト中の機内に医師の方おられませんか?のアナウンスにあなたならどうする問題」があります。医師の倫理として当然名乗り出るだろうというのが王道の対応だとすると、自分の専門外で、十分適切な対応が取れなかったらいけないので名乗り出るのが憚られるという主張をされる先生もおられます。もしもそのことが不十分な対応だったとして後に訴えられたら誰が責任を取ってくれるのか・・という意見もあります。そんな議論になると決まって引き合いに出されるのが『善きサマリア人の法』というやつですね。すなわち、急な場面でその人を救うために無償で善意の行動をとった結果、たとえその救命に失敗したとしてもその結果については責任を問われないという趣旨の法です。これを実際に立法化している国もあると聞きます。

さて、ミルクを飲みほしてと・・・・そろそろお仕事に取り掛かることにしましょうか。みなさん雨の一日ですが、良い休日をお過ごしください!

頭が飽和してます・・・

9月26日 土曜日

今日は午後からオンライン会議がありました。普段からちょっと疑問だったこととかを質問してみました。最近の感染症が話題の中心でしたが、まだなかなか見通しが立て難く、心の中がモヤモヤとしたまんまなのは、今もあまり変わりはありません。そこに降って湧いた宿題が一件(これ結構大変っす)と、今取り組んでいるシステム整備もまだまだ完成とは言い難く、月末の雑用仕事もそろそろと佳境に入ってくるという・・・まあ控えめに言って最悪のタイミングです。まあなるようになるさ・・・と開き直って今日は残りをぼんやり過ごそうと思っています(もうあと数時間しかないけど・・・)。やらないといけないことが三つ以上溜まると、自然に頭の中がま~ッ白っけになる仕組みの私です。

我が家のソムリエが送ってくれました(^^)

長編過ぎてまだ手が出せない『IT』・・・著名人それぞれのスティーブン・キング評が掲載されていて、特に町山智浩氏・養老孟司氏・森本あんり氏の寄稿文が興味深かった。今売り出し中の経済思想家、斎藤幸平先生の連載もあった!

早く寝てあした頑張らんとあかんのに・・読みすぎて遅くなってしまった  (◎_◎;)……””

レーズンパン食べて寝よ!

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