京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

お盆後半

8月16日 金曜日

今日から平常営業となります。昨日は79回目の終戦の日でした。今年の課題図書に設定していた「ペリリュー」ですが、予定と意気込みに反して、スピンオフ的な外伝のみしか手をつけられておりません。夏は賑やかなお盆までの期間が楽しいのですが、それを過ぎて急にやや寂しくなるお盆すぎも結構好きな季節です。そういえば、朝のウォークでも、日の出の時刻が遅めになっていることに気が付きました。さて、8月後半気を引き締めて再開したいと思います。皆さんもまだ少し残されたお休み期間ですが、良い週末をお過ごしください。

8月12日の記憶

8月12日 月曜日

三連休の最終日ですが、お盆期間なのでちょっとおやすみ延長いただいております。朝夕は割と過ごしやすく感じますが、毎年こんなでしたっけ・・・。もう少しダラダラと過ごすことをお許しいただきましょう。今日は8月12日ですので、御巣鷹山・日航機事故のあった日ですね。何度か過去にも書きましたが、当時私は高校3年生の夏休みを大阪で過ごしており、待兼山の阪大図書館で、朝から夕方まで受験勉強をしていたのです。今思うと、現在の気温ほど当時は暑くはなかったのでしょうか。毎日自転車で図書室に行っては物理、化学や数学の問題集に取り組んでいました。夜7時台のニュースで、機影がレーダーから消えたという第一報が報じられたようですが、翌日奇跡的に4名の生存者が救出されました。事故を題材にした横山秀夫さんのクライマーズ・ハイという小説は何度か読み返しましたし、映画も観ました。風化されてはならない大きな航空機事故だと思っています。夏休みは子供さんたちにとって、楽しい時期でたくさんの思い出が作られるわけですが、どうぞ悲しい事故のないように、みなさん安全に過ごしていただきたいと考えます。

 

灼熱の太陽

8月9日 金曜日

懸垂10回・プッシュアップ20回・ストレッチ・2.9kmウォーク合計消費136kcal・・・毎日コツコツと。34分でオレオ2枚半食べられる権利獲得です。昨日の夜に過去番組を何気なーくみていると、オリンピックのクライミングという種目が流れてきました。めちゃ面白くて、ずっとみてしまいました。決勝はいつなのだろう・・たぶん、みる。さて、今日は8月9日ですので11時2分は黙祷です。広島とは異なるプルトニウム型の爆弾が落とされた日です。長崎には過去に3度訪れたことがありますが、街には路面電車が走り、坂道が多く、それを登り切った途端に思わぬ光景が突然現れたりします。歴史的な建造物もたくさんあって風情のある街です。電子カルテの更新の際には、医療センターにも訪問したことがあります。放射線科や事務方スタッフ数名と暑い夏に訪れました。職員の皆さんも良くしてくださり、良い思い出ばかりです。夜に入った小さな居酒屋では、女将さんが気にかけて色々と話してくださったのですが、ところどころで言葉が通じにくかったのを記憶しています。79年前にそんな恐ろしいことがあったとは思えないくらいに今は栄えているのですが、平和公園に立つと、灼熱の太陽が照り返し、それが当時は人々をさらに恐怖と渇きにおとしめていたのかと思うと、合掌せずにはいられなかったことを思い出します。東京大学の渡邊英徳先生がニューラルネットワークで、当時の写真に色付けして発信してくださっています。白黒の遠い昔の世界ではなく、ほんの少し前の出来事なのですよね・・・。さて、お盆休みまであとわずか、がんばりませう。

残暑

8月8日 木曜日

懸垂12回・プッシュアップ0回・ストレッチ・2.7kmウォーク合計消費102kcal・・・30分でレモンケーキ0.7個分獲得です。早朝はかなり過ごしやすく、運動しても気持ち良いぐらいの気温でした。立秋すぎた途端に・・さすがです。毎日コツコツと・・・

昨日の夜に旧知の方からメールがありました。留学中に同じラボで働いていた方が、小児病院のチーフサージャンになっておられました。病院の紹介動画コンテンツをみてみると、懐かしのお顔でした。かなりスリムになっているご様子。確かに20年以上経過すると、みなさん人生色々です。私は京都の海が見える街で、まいにち外来診療やってるよって返しておきました。どんな想像を膨らませてくれているのか、ちょっと興味深いですね。ところで世間はというと、去年も、その前もそうでしたが、感染症・発熱外来の患者さんが頭打ちとなる前に、お盆休みに突入するような様相です。そして明けてもまだ・・・みたいな。あまり報道はされていないのかと思いますが、福祉施設や病院でもそれなりにクラスター発生があるようです。ある程度の受診アクセス制限につながっているところもあるように聞いております。加えてこの暑さですからね。体調管理には十分注意をしたいところです。高校野球でも正午を挟む時間帯は休憩時間となるような配慮がなされているようです。エコバッグだけで良しとしない、カーボンニュートラルな社会を改めて目指さないとなりませんね。

まいにちコツコツ推し

8月7日 水曜日

懸垂20回・プッシュアップ20回・ストレッチ・2.2kmウォーク合計消費82.6kcal・・・30分で低糖質プリン1個分獲得です。毎日コツコツが大切ですゾ。私のようなどこと言ってさしたる取り柄のない、凡庸な人間にとっての唯一の強みは、少しずつ毎日コツコツと・・・これに尽きるわけです。ウサギとカメでいうとカメ派推しです。昨日今日と大騒ぎになっている市場の騒乱も、年初からつみたて何とかを始められた方にとっては恐怖でしかないと思うのですが、こういう時こそコツコツ精神がないと、そもそもの”つみたて”の意義が雲散霧消してしまうわけです。過去稀に見る大暴落は、ある意味バーゲンセールでもあったり、単価の低い時にこそ淡々と取引を続けておかないと、高い時に買ってしまって、安い時に売ってるじゃん・・・になってしまうわけですからね(たぶん)。そこんとこ理解しておかないとやばいかもです。ま、所詮そんなことは個人個人が考えることですし、私の記事は他人事として書かれてありますので真に受けないようにしてくださいね。しかし大臣はいつ聞いても「今後の相場について、緊張感を持って注視して行きたい」というばかりですね。便利なフレーズですけど、私たち医師が使おうものなら、即座にヤブ医者レッテルが前額部中央にベッタリと貼り付けられること間違いなしですな。それでは、朝のおべんきょうタイムに突入です。みなさん暑い日が続きます、感染症も大流行です、気をつけてお過ごしくださいね!

79回目の

8月6日 火曜日

朝から2キロほど歩いて来ました。わざと長袖を羽織って行きましたので、終わりには結構汗だくです。消費エネルギーは80カロリー、約20分弱の所要時間でした。なかなかの心身リフレッシュにもなったような気がします。日課にしようかな・・・。さて昨日は超大型の文字で号外まで出ていましたね〜「日経平均4451円安・下げ幅史上最大・ブラックマンデー超す」とあります。なかなかのド派手な紙面でしたので、しばらく待受画面にしておきましょう。日銀の利上げ犯人説とそうでない説、バブルの調整説といったん下げるがまた上がるよ説・・・など色々な意見が投げられているようです。本音はそのあたりなのに、テレビの解説では最初に必ず「米国雇用統計の発表が期待値を下回り、先行き経済に懸念が生じたのが発端で・・・」と仰っています。たかが数%の期待値はずれだけでは説明できないのは誰もが承知しているところでしょうかね。ただし、今最先端では、先物取引の世界などでコンピュータベーストの秒単位での売り買いでディールが行われているのですから、そこに人間の頭の理屈が入り込めないようなことになっているのだと思います。そもそも先物取引というのは、中長期的な事業の安定化を実現するために、天候や景気などによる不確実性の解消を目的に発生してきたルールなのだと思います。それが今は、不確実性の発信源になっているかもしれないという皮肉な現実です。なんでも既存のシステムを食い物にしていく資本主義経済って、いったん大きくなると暴走するモンスターのようなものなのでしょうかね・・・。

ところで、今日はそんな話題に埋め尽くされるような日ではなく、79回目の鎮魂慰霊の日であるはずです。8時15分には黙祷いたします・・・

フードテック

8月5日 月曜日

少し前にコオロギをタンパク源として活用するお話を耳にしたことがあります。昆虫を食べると聞くと、戦時中の食料確保のために活用されたイナゴを連想したのですが、今後の世界的人口増加に伴って問題化する食糧不足にまつわるお話です。コオロギはタンパクだけではなくミネラルも含まれており、昆虫の中でも注目されているとのことです。牛や豚などの家畜に比べると、飼育のための環境負荷も圧倒的に少ないのだとか。とはいえ、食べるとなるとなかなかに抵抗感がありますね。食の課題解決の手段としてよく言われているのは、遺伝子改変品種の話題でしたが、今はそのほかにも、牛や鳥などの肉を培養して作られるものも開発が進んでいるそうです。フードテックと呼ばれる技術革新の末に生み出される培養肉はすでに外国では販売されているのだとかいうお話ですね。日本の食品会社でも、明治や味の素、日清など色々な製品開発が進んでいるとのことですから、今後私たちの口に入るのもそう遠くない未来なのかもしれません。日本の食料自給率は40%前後とのことです。一次産業の低迷が叫ばれて久しいわけですが、この温暖化、猛暑の中で農業漁業を継続することの大変さは、従業者の高齢化もあってなかなか解決策は見出せないところかと思います。しかし・・美味しいけど妙に柔らかくてかみごたえの少ない焼肉とか、完全栄養食というようなタブレットとか飲料水みたいなものを飲んで身体を維持できたとしても、咬筋が萎縮して、下顎の未発達な将来人類像に進化(退化?)していくと想像すると、ちょっと不安を感じてしまいますね。まあそんな近未来にすでに私は存在していないのでしょうけれど。

無題

8月4日 日曜日

夏休みのど真ん中の週末です。朝からいつものようにPCを立ち上げようとしたところ、スリープになっておらずシャットダウンされていました。このところ時々勝手にシャットダウンされている現象があります、もしかして・・・。再起動すると、あなたへのおすすめ本が流れてきたのですが、某与党の次期総裁候補ともいわれる方の新刊、日本創生論?と、時の人のシン・列島改造論?という二つとも、あんまり興味ないのですけど・・・というものでした。いつもは検索型広告に割かれているスペースだと思いますけど、関連する本読んだことないのですけどね〜。不思議、いやちょっと不気味です。テレビをつけたら、ちょうど柔道選手がオリンピックの団体戦決勝で敗れたらしく、口々に「負けてしまって申し訳が立たないです。すみません」と仰っていました。いやいや、そんなあなた方に何かを託していたわけでもないので、謝っていただく筋合いはございませんよ、お気になさらずに・・・ちょっと苦しく感じてしまい、スイッチを切ってしまいました。少し前には、個人戦で有望視されていた選手が、2回戦ぐらいで敗退して号泣していたというのが炎上していましたが、私にはその方が自然で、自分のために頑張ってきたのに、という気持ちが素直に理解できるようにも感じました。単に個人戦と団体戦の違いなのかもしれませんが、当事者のような経験のない凡人ですので、そんなに深入りできる立場でもございませんが。昨日の夜は、ネット配信番組で、能登半島の現状を知る機会がありました。驚くほど復興は進んでいないようですね。仮設住宅が9月頃にようやく入居開始の予定で(もちろんすでに稼働している地域もたくさんあると思います)、今なお体育館のような避難所で段ボールの仕切りで寝泊まりされている方が数十人現地でインタビューを受けておられました。そんな現状は、ついぞ知らなかったです。切り捨てられているような感覚を述べられていましたが、そう感じるのも無理はないと思いました。そんな現状をおいて、一方では色々なメディアで、経済合理性観点から、彼らの集団移住を論じられているのですから、なかなか厳しい状況であります。確かにその理屈には一理あるとは思いますが、そもそもかつて日本列島改造論で、田中角栄氏が唱えたように、地方の隅々まで交通網を張りめぐさせて、通信流通のユニバーサルサービスでもある郵便局を設置しますので、国民のみなさんどうぞそれぞれの地に根を張って経済を栄させてください・・・というのが私たちの高度経済成長の出発点であったはずですよね。近代化にともなって進んできた人口減少・少子化に有効打が打てず、経済成長も頭打ちとなって、地方に血液が巡りきらなくなった果てに、移住しかない・・・というのは、あまりにもご都合主義的でもあるなと感じました。それでは、週末の貴重なお休みでもありますので、もう少しダラダラと過ごしてみたいと思います。皆さんも良い1日をお過ごしください。

忘れがちな初心

8月3日 土曜日

2日前の日銀政策金利の0.25%引き上げの決定に始まり、米国雇用統計の失業率上昇から、日経株価の急落に至るまで激しく揺れた1週間でした・・・な〜んて、さほど自分の関心事として書いているわけではないのですが、本日のこたつ記事のリードを考えて見ました。新聞の中読みをしていきますと、年初から新しい投資制度を利用して株式投資を始めた方へのメッセージが端々に記されています。あくまでも長期投資の考え方に立ち戻って、時々の株価に一喜一憂せず冷静に対処しましょう、みたいなことが書かれてありますね。こういう荒れた相場の時こそ、2008年あたりのリーマンショック前後から現在までのチャートを眺めて心を癒すのが良さそうですよ。さて、ついでに2、3目を引いた記事をご紹介しておきましょう。一つ目は任天堂の決算報告関連です。来年に控えているスイッチの後継新機種発表までの苦境は続きそうですね。映画のヒット後の反動もあって、決算は苦しい数字であったようです。頑張れ京都の星!。それから・・・個人の独立開業に伴う資金需要としての政策金融公庫からの融資額が増えているという記事もあります。「新規開業資金」の融資って、無担保年利2%というもののようです。創業を目指す個人が利用するとされており、コロナ禍を契機にリモートワークが広がり、その影響もあってかフリーランス的な働き方を模索して、地方移住や新規事業立ち上げなどを考える方々が増えているのだそうです。私が子供の頃なら、おべんきょうを頑張って、いい大学を出て、固いとされる就職をして・・というのがモデルケースだったように思います。多様な生き方の選択肢が広がるのはとても良いことだとは思いますが、一方で、新規事業の立ち上げという大きなミッションが継続できる方の割合は1割から2割ぐらいではないか?と知人の方は仰っていました。なかなかに茨の道です。開業するということは、雇用主や企業の後ろ盾を失うということでもありますので、やはり大きな決断と言えるでしょう。そういった機運を支援してあげる知識や情報が浸透して、行政の財政的後押しがあってこそ、より確実性の高い起業ができるのだと思います。自分の経験と知恵を元手に頑張るのは、尊いことではありますが、ハイリスク・?リターンの道でもあるのかなと・・・土曜日の朝から、ちょっと考え込んでしまいました。私自身も常に、初心を忘れずに頑張ろうと思っています。ちなみに初心というのは二つありまして・・・そもそも医師になった時の初心と、開業を選択して志を定めた時のもの、どちらも油断すると忘れがち・・・。それではみなさん、暑い暑いですが、良い週末をお過ごしください。(新聞記事は日本経済新聞2024年8月3日朝刊より)

ことしははやめ?

8月1日 木曜日

月が変わりました。葉月でしたっけ。裏の田んぼに目をやると、稲穂がもう頭を垂れてきています。結構実をつけています。今年はかなり生育が早いように思いますがどうなのでしょうか。もしかすると8月下旬が収穫の時期だったりするのかもしれません。実をつけていると書きましたが、ちょっと調べてみると、穂が出るという表現をするのだそうです。出穂(しゅっすい)と呼ばれるのですね。初めて聞いたように思います。そうするとすぐに開花するとありましたので、よーく近づいて見てみると、確かに!ここからは太陽の光を浴びればその分光合成量が増して、豊かなお米に育っていくそうです。毎日暑いな〜と嘆いていますけど、喜んでるヒト(こめ)がすぐ近くにおられますね。開花から40−50日で稲刈りをする登熟期になると書いてありますので(クボタさんのウェブサイト)、やはり今年の稲刈りは早いような気がしますがどうなのでしょうかね。

TOPへ