京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

推し小説

7月19日 金曜日

本当にあっという間に1週間は過ぎていきますね。週が明けたと思ったら、もう週末が近づいています。このところはウチの人の推し作家さんの作品を次々に読んでおります。今は藤岡陽子さんという作家さんです。平積みになっていた表紙のデザインが記憶にうっすらと残っていたものの、手に取ることはなく今まで知らなかった方です。これがとても良いのですね。小説を読むと、自分とは全く違う生き方をする人の人生をいわば疑似体験することができると思います。自分の人生と並行して、他人の人生を垣間見ることができるという、なかなか幸せな体験です。人は多面性を持っているし、他人のことなど所詮はうわべしか理解できていないのだな〜っていうことも教えてくれます。それだけ自分自身を謙虚に考えることもできるようになるのかもしれません。ん、そういえば芥川賞・直木賞の受賞作発表があったような・・・。現役医師、京都出身の朝比奈さんってまた読まねば。

役に立たないゆめ

7月18日 木曜日

全国ネットのテレビ報道でも感染症の増加が報じられているようです。少し警戒閾値を上げておいた方が良いかもしれませんね。もちろん無闇に不安を煽る必要はなく、実勢を知った上で、適切な対応策を講じておくと良いのだと思います。そういえば・・・昨日は何か良いアイデアを思いつく夢を見たように思うのですが、どういう内容だったのか思い出せずにいます。昔からこういうことは時々あって、一旦起きてスマホのメモアプリにキーワードを書き残していたこともあります。起きてからそのメモ書きを見ても、何のことだか分からず・・ということで終わったのですが。いまだにその手の夢の内容が、実際に役に立った試しがないのですよね。たぶん寝ぼけているので、本当に役に立たないような、おかしなものなのだと思います。ということで、実生活に戻って大事なことは忘れずに、良いアイデアを生かしながら、お仕事頑張ることにいたしましょう。皆さんも良い一日を!

雨そろそろおわる?

7月17日 水曜日

朝から結構な雨模様です。明日からは晴れマークが並んでいますので、文字通り梅雨最後の雨になるのでしょうか。学校もそろそろ夏休みに入るところなのでしょう。先週くらいから感染症の流行の波がまたやってきていると感じていますので、ちょうど良いタイミングでの長期休暇期間となると良いのですが。先日ニュースで免疫負債という言葉が取り上げられていました。マスクや三密回避(懐かしい言葉です・・)で、ウイルスや細菌感染症の流行が抑制されていたため、一定期間、人々が病原微生物に暴露されることがなかったことにより、その後にかえってそれらに罹患しやすくなるという現象を表した言葉だそうです。確かに、水ぼうそうワクチンが定期接種化されて、子供たちが水ぼうそうに罹患しなくなったことが、高齢者の帯状疱疹の罹患率を高めたのではないかということも言われています。もちろんコロナ禍では、感染症対策に皆が取り組んだことによって、その後デルタ株流行時期のような、爆発的な感染の蔓延を抑制することができたということは事実ですから、間違ってはいなかったわけですが。ただ、ある種その余波として、この1年間くらいに見られる、種々の感染症の流行は確かにあるように感じています。地域やコミュニティでの疾病の流行に応じて、マスクをしたり、休校や面会制限をする施設など、それぞれの取り組みが重要ですし、それに応じて私たちの行動も適応させていく必要がありそうですね。

おまつり

7月14日 日曜日

今日は連休の中日ということになるのでしょうか。京都市内は祇園祭のようですが、空模様はあいにくのようです。長年京都人をやっておりますが、今まであまり真面目にお祭りに参加したことがないのですよね。ごくたまにちょこっと歩きに行ったり、屋台でおやつを買って食べたりすることがある程度です。どちらかというとその日は街中へ行くのを避けておこう・・・みたいなマインドになってしまいます。学生さんたちはまた違うのでしょうけど。それでも、期間中のあまり混雑のない日の薄暮の時間にお囃子の音を聞きながら四条通を歩くというのは風情もあって好きですけどね。こんなことをいうとまたお祭り気分に水をさすのでしょうけれど、ちょうど今はまた感染症の流行が見られているので、要注意かもしれません。一方で来週の当地はというと、航空ショーがあるとのことで、数万人の来訪者が予測されているのだとか・・・どうなるのか、ちょっと心配ですな。

モデルすいしんくいき

7月12日 金曜日

梅雨最後の・・らしいですので、あと少しがんばろう。目覚めるとドル円チャートがストンとなっていたので、またこれは火星の人がやりおったな・・・という朝です。今週は血液検査結果をよーく眺めていると、これだな・・というケースが二つくらいありまして、やはり慎重な経過観察が必要だなと再認識させられているところです。診察にかけられる時間には限りがあるのですが、やはり開業医の診療のレベルを一定水準に保つには、一日何人までという区切りを設けるのが良いように思います。実際にはこの地域でそれをやることは不可能なのですが。おそらく医療機関の選択肢がたくさんあるような地域ではそのように予約制にしている診療所もたくさんあるのでしょうね。先日京都丹後地域が、「地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」の会議で、「医療提供体制上の課題や重点的な支援の必要性がある」として国が技術的・財政的支援を行う「モデル推進区域」に指定される案が提示されたと聞きました。主には、病床コントロールについての支援が中心となりそうですので、患者さんの入院病床のニーズと実際をマッチさせるような支援の枠組み作りなどに知恵を絞るということなのかなと想像しますが、まだ詳細はよくわかりません。そこには早期退院・退院後リハビリテーションなども含まれるでしょうから、一定程度の財政支援がなされるものと思います。またにわかにいろいろなお話が進んでいきそうな気もします。私たちに求められる水準も一段と高くなっていくのでしょうか。できる範囲でできることを考えていかなくては・・・。遠い目の感じで今日は終わりにします。

セカイはまわる

7月11日 木曜日

みんな大好き天気予報によりますと、来たる連休が最後の梅雨空となるのかもしれません。それはそれで太平洋高気圧が我が物顔で頑張りだす恐ろしい季節の到来を意味しているのでもありますが。それでも太陽が待ち遠しいですな・・・。さてさて、海の向こうのむこうの英国では何十年かぶりの政権交代であるとか。前回労働党が政権をとったのが、1997年のトニー・ブレア首相の時だそうです。なんだか大きな騒ぎで報じられていたような気もしますが、当時研修医明けまもない私にとってはそんなことは構ってもいられない状況でありました。約20数年ぶりの今回はまた全然違う心境でニュースを眺めております。世界では米国フランスなどどちらかというと革新的なグループの勢力の盛り上がりが報じられる中での今回の英国の政権交代ですね。さて・・私たちの国の方向はどちらに向かっていくのでしょうか。季節外れの台風みたく迷走しそうな気もします。最近見かけたタレントのふかわりょうさんの発信ネタから、随分前に東京の大きな本屋さんで手に入れた、同氏のエッセイを読了していないことを思い出しました。よし!週末は、これと、読みかけの辻村さんの小説と、あとは利己的な遺伝子という鈍器本のつまみ読みをすることにしましょうかね・・・お天気も悪そうだし。

おもいだしたこと

7月10日 水曜日

明けました・・の言葉が待ち遠しくもあり、来たるべき太平洋高気圧がちょっと恐ろしくもある今日この頃です。さて先日は首都決戦が行われたようです。非住民なので直接関係はないのですが、やはり一国の首都の一大選挙ですから興味の無かろうはずはありません。いろいろなことがあって「カオス」な状況のようでした。候補者の主張には二つの方向性があって、あるものや制度を創ろうとする人(繕うとする人もいるようですが・・・)、何かを壊してやるぞという訴えかけをする人。あるいは混在する主張の方も当然おられたり。一般的には何かを作ることのほうが、壊すことよりも10倍大変なことだと思います。特に大人になってそれは実感しませんか。各方面との折衝、経済的基盤の醸成、決まってからの運営などなど。政治ってそんな地道な作業の上に成り立つものでしょうから、一度に大きな改変ってなかなかできないものでしょうし、それやってしまうとちょっと危険かもと思ったりすることもあります。保守主義というのはそもそも、人間の知恵を重視しすぎることなく、それよりも長年の風雪に耐えてきた制度や主義主張に一定の敬意を払いましょうという考え方だと私は思っていますので、まさに自分は保守主義なのだなと思います(けど、一般の文脈で語られているそれとはちょっと馴染まない部分が多いです)。まあちょっと今までではありえないことも起こってしまったようですから、なんだか行くところまで行ってしまったのかな〜みたいな、冷めた気持ちも芽生えています・・・。ところで!選挙のはなしがらみで、ラジオ番組で小島慶子さんが仰っていたのですが、投票用紙に使われるあのツルツルすべすべの書き心地の良い紙ですが、「ユポ」という紙素材なのですよね。思い出しました・・・小学生の頃に漫画を描く練習で使用していたのが、ケント紙だったのですが、そのころか少し後になって「ユポ紙」というスーパークールな(当時はそういう表現ではなかったですが)紙ができましたよっていうこと。ちょっと調べてみると普通にバルク売りされているのですね。これからの院内掲示ポスターはこれで行きましょうかね。書きやすく、折り曲げて投票箱に入れても、中で自然に開いているというスーパー優れものの紙ですな。それでは・・・今日は昼からおそとの日です。皆さんも良い1日をお過ごしください。

その一言をかける前に・・・

7月9日 火曜日

それほど大したことでもないけどな・・というちょっとした体の変調に気づくことありますね。背中がちょっと痛かったとか、今朝ほど一瞬みぞおちが痛んだけどすぐによくなったとか。そこから病院を受診してみよう・・になるまでには個人差があるかと思います。もう誰が考えても受診したほうが、の事例もあれば、半分の人が、それは気にしすぎ?と考える事例とか。一般的に何が正しい行動であるかというのを決めるのは困難ですので、大きなメディアほど、「〇〇です。ただし、まれに〇〇なこともありますので、できれば医療機関を受診して医師に相談されるのが良いと思われます」と締め括られがちです。そしてそれは間違ってはいないのですけど。実際にはそこから自分でネット検索をしたり、知人に話して相談してみたりという行動になるのだと思います。ネットに出てくるのが的確なこともあれば、そうでないこともあるでしょう。思いのほか心に響きやすいのが、知人からの一言でもあります。「あんたそれ癌かもしれへんで」とか、「背中曲がってるな」とか、「ちょっと痩せた?」(これは反対もあります)などがそのキラーワードとしては頻出なものでしょうか。その一言を気にして病院を訪れましたという方が結構多いものです。知人の方にしてみれば、何気なくつい口をついて出てしまう言葉なのかもしれないのですけど、意外と相手の行動変容を促すきっかけになっているのだということは、もう少し自覚されていてもいいのかなと思います。もちろん良い助言もありますし、単に不安を煽ってしまっているだけのこともあります。大げさでなく、それを言われたばっかりに一日中考え込んでしまって・・・というケースも実際に経験します。日常生活の何気ない一言が、呪いの言葉にならないように、人間関係注意してお付き合いするのが良さそうですね。さて、鬱陶しい梅雨空も後半戦(?)、暑さに負けず今日も良い1日をお送りください。

地味で面白くないですが

7月8日 月曜日

健康寿命を延ばしましょうということで、ありきたりですが、ウォーキングと脚力を維持するトレーニングを最近おすすめするようにしています。ウォーキングも仲良しでおしゃべりしながらのんびりと・・というのではなく、真剣にモモをしっかりと上げて、自分で少し息が上がるくらいのスピードで行うのがオススメですね。筋トレのほうは、スクワットとか、座位で足を伸ばしたまま水平に上げて数秒間保持するもの、股関節の可動域を広げるためのストレッチ運動なども良いと思います。短い診察時間の中ではありますが、少し説明すると、次の時に覚えていてもらえることもあるようで、何よりも地道に毎日少しずつ継続するのが大切だと考えています。地味で面白くないのですが、やはり続けることが大事です。ご高齢の方で、転倒トラブルを契機に体調を崩されることが多いので、平均寿命が伸びている時代に心得ておきたいことだと思います。気温もこのところ異常に高い日が続いています。新しい1週間、みなさんお元気にお過ごしください。

メディア断ちのういーく

7月6日 土曜日

梅雨の中休みでしょうか。明けの予想もちらほら囁かれるようになってきました。あと少し・・・。ここ数日は太平洋側中心に30度後半の気温を記録したとか聞いていますので、ちょっとこれは尋常ではないですね。気をつけないと。ぼやぼやしてる間に今年も半分がすぎました。年初は北陸能登の大地震で明けたわけですが、まだまだ復興が進んでいないそうです。今になると、当初のボランティアの入地制限のようなアナウンスが逆効果だったのかもしれないという意見もうなずけるように思います。大きな意味で考えるとある種SNSの弊害とも言えるのかもしれませんね。ということで・・・今週はSNSを大幅制限して過ごしてきました。別になくても生きていけますな。むしろ雑音だったのかもしれないとも感じます。貴重な情報とするのか、時間の浪費となるのかは結局のところ、運用次第だなというあたり前の結論に到達しつつ、やっぱり自堕落な性格の者は(←ワタクシのことです・泣)、器の問題ではなく、内面と行動の問題に陥るのだな〜・・・

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