京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

よくあるやつと意外なやつ・・それな

12月3日 土曜日 晴れ

12月とはいえ最高気温がまだ10度を割る日は続いていないようである。インフルエンザの患者さんもまださほど流行!というほどには実感していないのが今のところである。平均気温の低下とともにその日はやってくるのであろうが、まだ嵐の前の静けさという感じがしている。世の中はこれからクリスマスとか忘年会とか賑やかな慌ただしいシーズンを迎えるのだが、人々の集まる場所では病原微生物もやはり飛び交うのである。皆様気をつけてお過ごしください・・・。ところで・・・意外に多い〇〇シリーズを考えてみました(というか、無理やりこじつけただけですが)。というのも、毎日外来をするようになってじわじわ実感していることが、まさに意外に多い〇〇なのです。意外にというからには、予想通り、よくある〇〇ってのも当然あるわけですが、その代表株は「肩・腰・膝」でしょう。いわゆる変形性関節症に起因する痛みの病気です。お年とともに大なり小なり皆が経験すると言っても過言ではないこの疾患、なかなか厄介な代物です。生身の体はそう簡単に部品交換ができないわけなので、だましだましやらねば仕方がないのですね。そもそも体を酷使して働いてきた方ほど部品は傷んでしまうということなのであるからして、働き者が損をするという理不尽なものでもあります。当然のことながら、そういったよくある症状の中に埋もれているかもしれない、重大な病気を見落とさないということが日常診療では大切であります。俗にいう”レッドフラッグサイン”というものに注意を払う必要があるという・・ま、そんなことはこちら側の問題であるのですが・・。そのほかによくある症状の代表株としては、この季節やはり はな・のど・せき でありましょう。中でも咳は意外に厄介な症状であります。だいたいの風邪は、のど痛に始まり、少し熱や頭痛を伴いながら、鼻炎症状が出現してやがて咳をして収束していくというのが典型的なものなのですが、その咳症状がひどい時には1ヶ月かそれ以上も長引くことだってあります。故に・・小生が風邪の診察の後にいつも付け足す決まり文句はというと「この後咳が出るかもしれませんので、咳止めも処方しておきますね」であったり、「咳が治らなければまた処方を考えますので再診してくださいね」ということになるのです。例えばみなさんは、咳ぜんそくって言葉を聞かれたことがあるかもしれません。何らかの原因(風邪だったり、アレルギーだったり)で気道過敏性が亢進することにより発生する咳がその病気の本態です。そのような場合には吸入薬を使用する必要があったり、治療に時間がかかります。そこで・・・ふう、ようやく本題に到達しました。意外に多いなと感じているのが、胃酸による咳なのです。特に前駆症状としての風邪がない場合には、診断の選択肢リストに浮上してくることとなります。胃酸による咳・・・はあ?っていう感じだと思うのですが、胃酸は普通その名の通り胃に分泌される酸度の高い消化液ですが、逆流性食道炎という疾患では、この酸性の分泌液が食道に逆流してくることにより、胸焼け症状を生ずることとなります。それがより高位、つまり口側に戻ってくると、気管から気管支に刺激を加えてしまい、反射的な咳を誘発するという病態に発展します。こういった場合に、患者さんは「咳が出るので」とか、痰が絡んでとか仰いますので、肺の病気を考えてしまうのですが、胃酸抑制剤を服用することで悩まされていた咳はピタリと止まり、めでたしめでたし・・・ということになります。小生の印象では、予想外に多いなと思います。逆流性食道炎は、背の曲がったご高齢の方にもよく発症すると思いますが、意外とそいういう方では咳症状に発展することは少ないようです。比較的 ”妙齢の” ”ご婦人” (決して体格の良い方ではなく、痩せ型の方でも)に咳を伴う胃酸抑制剤の奏功する胃酸逆流症・・・多いと思います。小生なりの問診で、これは・・というキーワードがあれば(ここはちょっと企業秘密でして・・・笑、というかあまりエビデンスのあるものではないので、おおっぴらに言えないだけですが)、まずは咳止めとは全く効能書きの違うお薬ですが・・という前置きの元で、胃酸抑制剤を短期間処方して再診していただくことがあります。著効する場合にはとっても感謝されますね。あと、もう一つ意外に多い〇〇シリーズで・・・ステロイドが著効する関節痛ってのもあります。だらだらと長くなってしまったので、PMRの話題はまたいずれ・・

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縦横になってしまいました・・。ロームの前のライトアップがまた点灯されていました。この季節だな・・・また。

In this corner of the world

11月25日 金曜日 天気は・・わからない

晴れてたような気もするけど、車のワイパーを動かしたような気もする・・一日でした。忘れましたよ・・そんな過去のことは。

映画評論家・町山智浩氏の解説を聞いてさらになるほどな・・・となったこの話題の映画・・。話題にならなさすぎて逆に話題になっているそうですが、あ・・いや、業界的には話題にできないのだとかいう話もありまして。でもかなり評判が高いですね。今のところ上映が限られているようですので、小生はおとなしくdvdを待つことにしようと思っています。

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で、よくよく考えると随分前に購入していたのですよね、この映画の作者の漫画。もいっかい読んでみよ・・・新たな発見があるかも。

あ・映画のタイトルはですね 「この世界の片隅に」です。観に行った方、おられましたらぜひ感想はこちらまで ↓↓↓↓

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歩いてきました

11月20日 日曜日 曇り

窓から外を眺めると一見寒空だったのだが、外へ出てみるとさほどでもなく秋の行楽日和とでも言えそうな1日であった。何となく事の成り行きで、午後から娘と一緒に京都市内をウロウロした。まずは銀閣寺道でアイスクリームを食べてから、哲学の道を散策。かなりの人で賑わっており、のんびり散策とは程遠い状況である。学生の時にあったちょっと地元で有名だった喫茶店が完全になくなっており、代わりに昔は気づきもしなかったような小さな喫茶店であったり、ろくろを回すお店などができていた。そうかと思うと、反対側の川辺には、かなり古い文化住宅が残っていたりして本当に趣のある界隈である。でもここに住んでいる人、ちょっと落ち着かないでしょうね・・この季節。それから奥さんの進言で、京大の学祭に潜入した。フランス会館で食べた自然派食品のカップケーキは、ややもっちり(しすぎ?)で、ちょっと自然派すぎたかもしれない。露天の人たちもかなりのナチュラリスト風情で、ちょっと角田光代さんの小説の八日目の蝉に出てくるエンジェルホームを連想してしまった・・・。その後、西部講堂前でのおっさんバンドの騒々しいパフォーマンスを立ち見してから時計台の周辺をうろついて、アカペラの上手なグループの歌を聴いたのち、地下のタリーズで休憩とゴリラの”ゴリーズ”を購入。ゴリーズ君は娘に買ったつもりだが、結局小生が養うことになっている・・(でもかわいいのだ)。

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夜には奥さんと合流してから、いつもの流れとなる。娘曰く、「ママも今日は一人で、のんびりできたんと違う〜?」とな。

何かと騒がしい世の中だが、今日はそれとは無縁の(いつも基本的に無縁なのだが)、静かな1日であった。めでたしめでたし・・。そもそも、生きていく上で大事なこととは・・・相対的に静かで、扇動的ではなく、説教じみてはいなく、押し付けられるものでもなく、感情的でもなく、強くはなく、二者択一ではなく、白か黒かでもなく、灰色だったり、曖昧だったり、優柔不断だったり、弱々しいものであると思っているのだ、僕は。

深夜食堂

11月18日 金曜日 晴れ

この半年以上何とな〜く、心の片隅に引っかかってずっと気になっていたことがあるのだ・・・。もちもちナポリタンパスタである。我が母校の付属病院のトップラウンジなる場所で食したそのパスタ。いやナポリタンとくればスパゲッティと呼ぶべきなのかもしれない。その店舗が撤退の危機に迫られているとのメールを目にした小生は、ならば一度行ってみようと思い立ったのである。そして朝から頼んだメニューがそれであったのだ。メニューのトップに「懐かしの味・・ナポリタンスパゲッティ」って書いてあったのかどうかは忘れましたが・・。いざ食べてみると、もちもち・・・いやネバネバ・・・口の中でモゴモゴ・・・えっ?これ、作り方間違ってない?と思って、近くに来られるウェイトレスさんに問いかけてみようかなと思ったのですけれど、何だか気恥ずかしいのでそのまま一皿完食したのであった。帰ってからネットで検索してみると、ナポリタンスパゲッティ・もちもち・・・などと言う記事が沢山でした。そうか、ナポリタンってそういうものだったのかっていうオチ。たまたま観ていたDVD「深夜食堂」にそんなのが出ていたものですから・・。でも作品の中では、モチモチかサクサクか、そんな論評は出て来なかった (^◇^;) その代わりに、パスタの下敷きに薄焼き卵が敷かれていたな。

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ヒールの役回りをしていた某国リーダーの候補者が、何となくTVで褒めそやされている今日この頃・・バロン君とか、アポペンを踊っていたとか・・・。どこまでもご機嫌なお昼のTVショーである(なんで知ってるかというと、往診の際にお茶の間でやってるのですよね・・・)。ま、それはそれとして、戦争や格差のない世界のために覇権国家の指導者たるリーダーとしての手腕を発揮していただきたいものだと思います。

今年は早くやってくる予想

11月9日 火曜日 曇り時々雨(たぶん)

何がですって・・・? インフルエンザの流行です。去年は年明けてからのピークだったのですが、今年は年内にひとヤマ来そうな感じだとな。とすると・・ワクチンをするなら、「いつやるの? 今でしょ。」(やや古い)と言うこととなります。そういえば、ネットではインフルエンザのお薬であるタミフルなどが、一般のノーリスクの人たちにおよぼす効果は、その経済的負担に見合わないかもしれないようだと言う記事が出ていました・・。それを読んで、疑り深い小生などには、将来そういったお薬が、何らかの縛り・・・例えば、糖尿病や癌などの病気を抱えた患者さんにだけしか保険適応ではなくなるなどという・・・を設定するための布石のように感じられたのであります。まあ見ていてください、実現するかどうかはわかりませんが今後、中医協などの審議の俎上に必ずや乗るでありましょうぞ・・・!

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab-2016-11-08-22-39-01  mario pikachuですな・・コレ

感染症で言うと、相変わらずマイコプラズマさんも未だに外来患者さんの起炎菌として散見されております。今日は職員さんのお手を煩わせて、今年の頭から当院で施行したマイコプラズマ肺炎を調べる核酸同定検査を集計して見ました。その結果・・・全検査180検体弱ありましたが、陽性率が約30%程度でした(ちょっとサバ読んでます^^;)。だいたい怪しいと思って検査して、そうだった確率がその程度ってことです。野球のバッターだと一応及第点をもらえる確率ですね。ま、無駄のない効率的な医療を一応目指している小生にとっては、今後はこう言った検査の有効性も定期的に確認していかなくてはと思っています。な〜んとなく、これはおそらくそうだぞ!!って言って、結果その通りだった症例も増えて来ました(偉そうに・・)。一方で、これは出ないやろって思ったのに・・と言うのもありマス( ;  ; )。かくして、微生物くんたちとのたわむれ、いやいや・・格闘は続くのであります。負けへんで〜

ぼくのポリシー

11月4日 金曜日

お休みの合間の診察日ってことで・・今日はちょっと頑張りました。最近は咽頭痛とせきなどの風邪が流行っているようです。風邪というのは何かというと・・はっきりとした定義があるわけではないのですが、一般的には” self-limiting disease”ということになっているのでしょうか。要するに何らかの微生物の感染によって引き起こされる、鼻水、咳、咽頭痛などの上気道の炎症を主体とする疾患で、特に治療をしなくても自然と自己の免疫機能で治癒に至ることができるもの・・・ていうことになりましょう。今頃は「胃腸風邪」なんて言葉もありますが。まあこれからはインフルエンザも流行する季節ですし、ノロウイルスなどの流行も当然予測されます。うがい・手洗いなどの予防策をしっかりとして健やかに過ごしたいものです。

最近色々とオススメの小説や漫画を紹介されたので、週末にはまた本屋さんに行ってみたいなと思って今から楽しみにしています。先日ひょんな事から手に取った佐藤正午さんの小説・・今ちょっと没頭しています。娘から借りているオケ老人とともに並行読みしてます。作品との出会いって、偶然だったり、表紙のデザインに一目惚れだったりするのですが、それが良いものであった時にはとっても満足度の高いものとなります。あんまり自分から人に勧めることはしないのですが、勧められるのは大好きです。それが・・私のポリシー ~^^~  自分の感性にはあまり(というか全く)自信がないのでいっつも受け身な態度が心地よいのですね。一生このスタンスで行くぞ!!

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でも自信を持って勧められる分野もアリマシタ・・・・ヘビメタdeath…!(紹介する人選びますけどね・・この場合)

もちょっと書いてみますと・・この祝日に乗車したタクシーでお昼のワイドショーを見たのですが・・ちょっと酷かったな。今日すったもんだのTPP関連の話題でしたが、TPPそのものについての解説なんてまるでなし。何日に何がどうしたら強行採決だとか、政局話というか日程のお話ばっかりでした。短時間だったのでそのあとどういう番組構成になっていたのかはわからないのですが・・・情報番組って言うのなら、もうちょっと法案の中身について解説しては如何なものでしょうかね。この法案ワタクシにはとっても危険な香りがいたしております。プンプン・・。かつての大店法がその十年後に地方にシャッター街を作ったってのは、今更ながらの昔話になっているのですが、そのくらいのインパクト・・いやそれ以上になるのかもしれませんね、後から振り返ると。み〜んな、いいのかな・・そんなで。

する側とされる側

10月25日 火曜日

いよいよ寒くなってきた。半袖の診療着で診察をしていると、「先生さすがやね〜、病気なんかしはらへんのやろうね」と言われる・・・。とんでもない。病気の宝庫である。たまたまそれがマイナートラブルであるだけなのだ。医者の不養生と昔から言うではないか(紺屋の白袴、も息子の受験の時に教えてもらったな。)。何事も身を以て知ると言うことは大切である。医者たるもの、患者の痛みや苦しみを体験しておくことは(それは出来る範囲で・・ですが)、大いに診療の参考になるものである。この間は指の怪我の時に、自分でオベルスト麻酔と言う方法を試してみた。なるほど・・そう言うことだったのか。ちょっと教科書の話と違ったな・・なんてことがわかったりして。

ところで、診察室に高齢患者さんと、その娘さん・・なんて言う組み合わせで受診に来られることがある。双方のお話を聞くことが出来るので、それは貴重な機会である。そこで、お互いのお話をお聞きするのだが、往々にして食い違うことが多い。いや事実は一つなのだろうが、その解釈や目の付け所が異なっていると言うことだけなのかもしれない。普段患者さん本人からしかお話を伺うことがない場合には、こちらから「次回はどなたかご家族といらしてくださいね」などとリクエストすることすらあるのだ。そこで、双方のお話が食い違ってしまって、お互いに反目されたりすると、果たしてそのリクエストが良かったのかどうか悩んでしまうことも珍しくはない。(介護を)する側とされる側・・・それなりにお互い言い分ってものがあるのだな。介護者の方のお話を聞いて、必死で反論される患者さんもいれば、ただただ目を閉じて首を横に振っている方もいる。そうかといえば、お互いにニコニコしながらのんびりした雰囲気で終わる場合も・・人それぞれだ。する側の言い分、される側の理屈・・・双方の事情ってものがあるのですね。

向田邦子さんの作品によると・・・

「おとなは、大事なことはひとこともしゃべらないのだ」ってことだそうです。含蓄あります・・・

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青春の一皿

10月19日 水曜日 晴れ

朝からちょっとお勉強。開業医のお仕事とは・・というハードコアなことを探求しておりました。色々考えましたが、まだあんまり頭の中がまとまっていないので、その成果はまたそのうちに・・・。と、いうことで・・・表題のネタですが。私の敬愛するギタリストであるローリー寺西さんの思い出の青春の一品として、苦学生の時によく行っていた食堂の、マグロステーキ定食750円ってのがあるらしく、自分の一品ってなんだろう?って考えてみた訳ですな。ローリーさんの生い立ちって結構面白かったり、複雑だったり・・・いとこだったかな?に槇原敬之がいたり、ご兄弟の不幸があったり・・。その外見とは裏腹に(?!)、魅力的な人です。で、私の一品・・なんだろう? うんうん、やっぱり京都は左京区松ヶ崎の「あおい食堂」のメンチカツ定食かな・・と(今はもう営業しておられませぬ)。一つ定食を食べるごとに一枚のサービス券をもらって、それを十枚集めると一食がタダでいただけるという・・ま、年中1割引みたいなものですけど(と考えると結構気前がよろしいですね)。店内には漫画本が並んでおり、一生懸命読んでましたよ・・・ナナハンライダーを。少年チャンピオン連載の青春ものですね。ホンダの750に乗る主人公、早川光とその相棒野崎じゅんぺい、アイドル的存在の委員長こと・・名前忘れました。今でもマンガミュージアムに行った時には思わず手に取って読んでしまいます(あとマカロニほうれん荘も・・)。はあ・・・青春の一コマ、思い出しました、うちのチビちゃんももうその頃の自分の年代になったんだな〜(遠い目)。

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はたらき方改革ってなんじゃ?

10月17日 月曜日 朝は土砂降りだったが晴れたよ〜

なんだろう・・働き方改革って。

政府の会議では、スピーディに結論に至る予定らしいのだが・・・そんな簡単に改革ができるのか?いやできないと思うぞ。それ以前に何をどう改革するのか。同一労働同一賃金が大事なことってのはわかるのだが。ワークライフバランスを尊重する必要性があるが、働く効率を上げて経済を回していく必要があるとも仰っているようですので、ちょっと矛盾してないのかな? つまり、ワークライフバランスを重視するってのは、その意味合いからして、やっぱりゆっくりと、ゆとりを持って生活をすることに重点を置くっていうことだと思うのですけど。他方、効率よく経済を回すには、やっぱし低賃金で(低コストで)最大の”ぱふぉーまんす”を上げなくてはいけないワケでしょうから・・・自ずと派遣労働重視にならざるを得ないかも・・なんて思ったりします。また、経済が豊かになれば、出生率が上がるだろうという予想も、かなり大雑把で眉唾だと思うのです・・。だって世界の人口爆発地域を上から順番に並べるとすぐにわかりますよ、先進国じゃないんだもの・・・。要するに、経済水準が高くなくても出生率は上がってる訳で・・・挙句の果てには、某広告会社の新人社員の不幸なニュース。聞くところによると、広告会社さんたちの世界って私の感覚からすると、かなり異次元の世界らしいのですよね。そもそも宣伝コピーって、「〇〇革命!!」みたいな(たかが・・)数文字のコピーに1000万円の値段がつく・・ような世界なので、その帳尻合わせに膨大な労働力を必要とするらしいんですよ。要するに、そのたった一つの”神コピー”の価値を高めるために(数千万円の価値をクライアントに納得させるために・・・?)、100個の”死にコピー”が必要だったり、会議会議の人海戦術が必要なのだそうです。もしかすると、一流大学を卒業して、死にコピーを考えるために骨身を削って働かないといけないのかもしれません・・小生には何かが違うように思われマス。

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ようやく京都四条のジュンク堂で手に入れた新刊です。料理本ではありませんよ・・・この現代を生き抜くための哲学書です。あるいは料理家として提案された世直しの書です。ますますファンになった・・・土井さん。

週末は後輩の先生の結婚式に出席しました。主役のお二人よりもご両親の嬉しそうな表情に大変胸打たれました。もう親目線になってしまってるワタクシ・・。これで社会的な関係の立場で出席する結婚式は終わりのような気がします。ごくろうさまでした・・・自分。

悪いことは重なる

10月4日 曇り

突然ですが・・・人間をもっとも多く殺している生き物とはなんでしょう・・・?

って、尋ねられたんですよ、奥さんに。考えること数分、私の脳裏に浮かんだ生物はといえば・・・

サメとか、クマとか、蛇とか・・・だったのですけど。みなさんどうでしょう? 答えは・・・

 

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蚊、だそうですよ。それも桁違い・・・サメなんてもうゼロがいくつ違うのやら。統計の取り方によって異なるのでしょうけれど、第2位は・・humanだそうな(怖)。デング熱とかウェストナイル病とか、蚊を媒介にする感染症は確かに多くありますね。我が国では日本脳炎! 定期予防接種がありますからその病気はよく知られたところですが、実際にはあまり周りに罹患された人はいないのではないでしょうかね。それがついこのあいだのニュースで、長崎での感染者発生とか、千葉(だったかな?)での赤ん坊の感染症例の報告とか・・。割とタイムリーな話題なのです。予防接種は3歳からの推奨なので、みなさんそうされていると思うのですが、実は1歳未満でも接種しようと思えばできるのですね。で、実際に1歳前後での発症があったものですから、発生者のあった地方ではそういう動きもあるようです。な〜んて、話題がちょっと発展しましたが、”冒頭の問い”・・ブログのネタにしたら?って奥さんに勧められていたのですよ(ありがたいことに色々と心配していただいたり、助けて頂いております、ハイ)。で、書いている最中にまたまたワクチン製造会社の化血研の不祥事のニュースが目に入ってきました。悪いことは重なるものですね。またまた供給不足に・・てなことに発展しなければ良いのですけれど ┐(´-`)┌

 

 

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