京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

深夜食堂

11月18日 金曜日 晴れ

この半年以上何とな〜く、心の片隅に引っかかってずっと気になっていたことがあるのだ・・・。もちもちナポリタンパスタである。我が母校の付属病院のトップラウンジなる場所で食したそのパスタ。いやナポリタンとくればスパゲッティと呼ぶべきなのかもしれない。その店舗が撤退の危機に迫られているとのメールを目にした小生は、ならば一度行ってみようと思い立ったのである。そして朝から頼んだメニューがそれであったのだ。メニューのトップに「懐かしの味・・ナポリタンスパゲッティ」って書いてあったのかどうかは忘れましたが・・。いざ食べてみると、もちもち・・・いやネバネバ・・・口の中でモゴモゴ・・・えっ?これ、作り方間違ってない?と思って、近くに来られるウェイトレスさんに問いかけてみようかなと思ったのですけれど、何だか気恥ずかしいのでそのまま一皿完食したのであった。帰ってからネットで検索してみると、ナポリタンスパゲッティ・もちもち・・・などと言う記事が沢山でした。そうか、ナポリタンってそういうものだったのかっていうオチ。たまたま観ていたDVD「深夜食堂」にそんなのが出ていたものですから・・。でも作品の中では、モチモチかサクサクか、そんな論評は出て来なかった (^◇^;) その代わりに、パスタの下敷きに薄焼き卵が敷かれていたな。

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ヒールの役回りをしていた某国リーダーの候補者が、何となくTVで褒めそやされている今日この頃・・バロン君とか、アポペンを踊っていたとか・・・。どこまでもご機嫌なお昼のTVショーである(なんで知ってるかというと、往診の際にお茶の間でやってるのですよね・・・)。ま、それはそれとして、戦争や格差のない世界のために覇権国家の指導者たるリーダーとしての手腕を発揮していただきたいものだと思います。

今年は早くやってくる予想

11月9日 火曜日 曇り時々雨(たぶん)

何がですって・・・? インフルエンザの流行です。去年は年明けてからのピークだったのですが、今年は年内にひとヤマ来そうな感じだとな。とすると・・ワクチンをするなら、「いつやるの? 今でしょ。」(やや古い)と言うこととなります。そういえば、ネットではインフルエンザのお薬であるタミフルなどが、一般のノーリスクの人たちにおよぼす効果は、その経済的負担に見合わないかもしれないようだと言う記事が出ていました・・。それを読んで、疑り深い小生などには、将来そういったお薬が、何らかの縛り・・・例えば、糖尿病や癌などの病気を抱えた患者さんにだけしか保険適応ではなくなるなどという・・・を設定するための布石のように感じられたのであります。まあ見ていてください、実現するかどうかはわかりませんが今後、中医協などの審議の俎上に必ずや乗るでありましょうぞ・・・!

%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%ab-2016-11-08-22-39-01  mario pikachuですな・・コレ

感染症で言うと、相変わらずマイコプラズマさんも未だに外来患者さんの起炎菌として散見されております。今日は職員さんのお手を煩わせて、今年の頭から当院で施行したマイコプラズマ肺炎を調べる核酸同定検査を集計して見ました。その結果・・・全検査180検体弱ありましたが、陽性率が約30%程度でした(ちょっとサバ読んでます^^;)。だいたい怪しいと思って検査して、そうだった確率がその程度ってことです。野球のバッターだと一応及第点をもらえる確率ですね。ま、無駄のない効率的な医療を一応目指している小生にとっては、今後はこう言った検査の有効性も定期的に確認していかなくてはと思っています。な〜んとなく、これはおそらくそうだぞ!!って言って、結果その通りだった症例も増えて来ました(偉そうに・・)。一方で、これは出ないやろって思ったのに・・と言うのもありマス( ;  ; )。かくして、微生物くんたちとのたわむれ、いやいや・・格闘は続くのであります。負けへんで〜

ぼくのポリシー

11月4日 金曜日

お休みの合間の診察日ってことで・・今日はちょっと頑張りました。最近は咽頭痛とせきなどの風邪が流行っているようです。風邪というのは何かというと・・はっきりとした定義があるわけではないのですが、一般的には” self-limiting disease”ということになっているのでしょうか。要するに何らかの微生物の感染によって引き起こされる、鼻水、咳、咽頭痛などの上気道の炎症を主体とする疾患で、特に治療をしなくても自然と自己の免疫機能で治癒に至ることができるもの・・・ていうことになりましょう。今頃は「胃腸風邪」なんて言葉もありますが。まあこれからはインフルエンザも流行する季節ですし、ノロウイルスなどの流行も当然予測されます。うがい・手洗いなどの予防策をしっかりとして健やかに過ごしたいものです。

最近色々とオススメの小説や漫画を紹介されたので、週末にはまた本屋さんに行ってみたいなと思って今から楽しみにしています。先日ひょんな事から手に取った佐藤正午さんの小説・・今ちょっと没頭しています。娘から借りているオケ老人とともに並行読みしてます。作品との出会いって、偶然だったり、表紙のデザインに一目惚れだったりするのですが、それが良いものであった時にはとっても満足度の高いものとなります。あんまり自分から人に勧めることはしないのですが、勧められるのは大好きです。それが・・私のポリシー ~^^~  自分の感性にはあまり(というか全く)自信がないのでいっつも受け身な態度が心地よいのですね。一生このスタンスで行くぞ!!

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でも自信を持って勧められる分野もアリマシタ・・・・ヘビメタdeath…!(紹介する人選びますけどね・・この場合)

もちょっと書いてみますと・・この祝日に乗車したタクシーでお昼のワイドショーを見たのですが・・ちょっと酷かったな。今日すったもんだのTPP関連の話題でしたが、TPPそのものについての解説なんてまるでなし。何日に何がどうしたら強行採決だとか、政局話というか日程のお話ばっかりでした。短時間だったのでそのあとどういう番組構成になっていたのかはわからないのですが・・・情報番組って言うのなら、もうちょっと法案の中身について解説しては如何なものでしょうかね。この法案ワタクシにはとっても危険な香りがいたしております。プンプン・・。かつての大店法がその十年後に地方にシャッター街を作ったってのは、今更ながらの昔話になっているのですが、そのくらいのインパクト・・いやそれ以上になるのかもしれませんね、後から振り返ると。み〜んな、いいのかな・・そんなで。

する側とされる側

10月25日 火曜日

いよいよ寒くなってきた。半袖の診療着で診察をしていると、「先生さすがやね〜、病気なんかしはらへんのやろうね」と言われる・・・。とんでもない。病気の宝庫である。たまたまそれがマイナートラブルであるだけなのだ。医者の不養生と昔から言うではないか(紺屋の白袴、も息子の受験の時に教えてもらったな。)。何事も身を以て知ると言うことは大切である。医者たるもの、患者の痛みや苦しみを体験しておくことは(それは出来る範囲で・・ですが)、大いに診療の参考になるものである。この間は指の怪我の時に、自分でオベルスト麻酔と言う方法を試してみた。なるほど・・そう言うことだったのか。ちょっと教科書の話と違ったな・・なんてことがわかったりして。

ところで、診察室に高齢患者さんと、その娘さん・・なんて言う組み合わせで受診に来られることがある。双方のお話を聞くことが出来るので、それは貴重な機会である。そこで、お互いのお話をお聞きするのだが、往々にして食い違うことが多い。いや事実は一つなのだろうが、その解釈や目の付け所が異なっていると言うことだけなのかもしれない。普段患者さん本人からしかお話を伺うことがない場合には、こちらから「次回はどなたかご家族といらしてくださいね」などとリクエストすることすらあるのだ。そこで、双方のお話が食い違ってしまって、お互いに反目されたりすると、果たしてそのリクエストが良かったのかどうか悩んでしまうことも珍しくはない。(介護を)する側とされる側・・・それなりにお互い言い分ってものがあるのだな。介護者の方のお話を聞いて、必死で反論される患者さんもいれば、ただただ目を閉じて首を横に振っている方もいる。そうかといえば、お互いにニコニコしながらのんびりした雰囲気で終わる場合も・・人それぞれだ。する側の言い分、される側の理屈・・・双方の事情ってものがあるのですね。

向田邦子さんの作品によると・・・

「おとなは、大事なことはひとこともしゃべらないのだ」ってことだそうです。含蓄あります・・・

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青春の一皿

10月19日 水曜日 晴れ

朝からちょっとお勉強。開業医のお仕事とは・・というハードコアなことを探求しておりました。色々考えましたが、まだあんまり頭の中がまとまっていないので、その成果はまたそのうちに・・・。と、いうことで・・・表題のネタですが。私の敬愛するギタリストであるローリー寺西さんの思い出の青春の一品として、苦学生の時によく行っていた食堂の、マグロステーキ定食750円ってのがあるらしく、自分の一品ってなんだろう?って考えてみた訳ですな。ローリーさんの生い立ちって結構面白かったり、複雑だったり・・・いとこだったかな?に槇原敬之がいたり、ご兄弟の不幸があったり・・。その外見とは裏腹に(?!)、魅力的な人です。で、私の一品・・なんだろう? うんうん、やっぱり京都は左京区松ヶ崎の「あおい食堂」のメンチカツ定食かな・・と(今はもう営業しておられませぬ)。一つ定食を食べるごとに一枚のサービス券をもらって、それを十枚集めると一食がタダでいただけるという・・ま、年中1割引みたいなものですけど(と考えると結構気前がよろしいですね)。店内には漫画本が並んでおり、一生懸命読んでましたよ・・・ナナハンライダーを。少年チャンピオン連載の青春ものですね。ホンダの750に乗る主人公、早川光とその相棒野崎じゅんぺい、アイドル的存在の委員長こと・・名前忘れました。今でもマンガミュージアムに行った時には思わず手に取って読んでしまいます(あとマカロニほうれん荘も・・)。はあ・・・青春の一コマ、思い出しました、うちのチビちゃんももうその頃の自分の年代になったんだな〜(遠い目)。

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はたらき方改革ってなんじゃ?

10月17日 月曜日 朝は土砂降りだったが晴れたよ〜

なんだろう・・働き方改革って。

政府の会議では、スピーディに結論に至る予定らしいのだが・・・そんな簡単に改革ができるのか?いやできないと思うぞ。それ以前に何をどう改革するのか。同一労働同一賃金が大事なことってのはわかるのだが。ワークライフバランスを尊重する必要性があるが、働く効率を上げて経済を回していく必要があるとも仰っているようですので、ちょっと矛盾してないのかな? つまり、ワークライフバランスを重視するってのは、その意味合いからして、やっぱりゆっくりと、ゆとりを持って生活をすることに重点を置くっていうことだと思うのですけど。他方、効率よく経済を回すには、やっぱし低賃金で(低コストで)最大の”ぱふぉーまんす”を上げなくてはいけないワケでしょうから・・・自ずと派遣労働重視にならざるを得ないかも・・なんて思ったりします。また、経済が豊かになれば、出生率が上がるだろうという予想も、かなり大雑把で眉唾だと思うのです・・。だって世界の人口爆発地域を上から順番に並べるとすぐにわかりますよ、先進国じゃないんだもの・・・。要するに、経済水準が高くなくても出生率は上がってる訳で・・・挙句の果てには、某広告会社の新人社員の不幸なニュース。聞くところによると、広告会社さんたちの世界って私の感覚からすると、かなり異次元の世界らしいのですよね。そもそも宣伝コピーって、「〇〇革命!!」みたいな(たかが・・)数文字のコピーに1000万円の値段がつく・・ような世界なので、その帳尻合わせに膨大な労働力を必要とするらしいんですよ。要するに、そのたった一つの”神コピー”の価値を高めるために(数千万円の価値をクライアントに納得させるために・・・?)、100個の”死にコピー”が必要だったり、会議会議の人海戦術が必要なのだそうです。もしかすると、一流大学を卒業して、死にコピーを考えるために骨身を削って働かないといけないのかもしれません・・小生には何かが違うように思われマス。

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ようやく京都四条のジュンク堂で手に入れた新刊です。料理本ではありませんよ・・・この現代を生き抜くための哲学書です。あるいは料理家として提案された世直しの書です。ますますファンになった・・・土井さん。

週末は後輩の先生の結婚式に出席しました。主役のお二人よりもご両親の嬉しそうな表情に大変胸打たれました。もう親目線になってしまってるワタクシ・・。これで社会的な関係の立場で出席する結婚式は終わりのような気がします。ごくろうさまでした・・・自分。

悪いことは重なる

10月4日 曇り

突然ですが・・・人間をもっとも多く殺している生き物とはなんでしょう・・・?

って、尋ねられたんですよ、奥さんに。考えること数分、私の脳裏に浮かんだ生物はといえば・・・

サメとか、クマとか、蛇とか・・・だったのですけど。みなさんどうでしょう? 答えは・・・

 

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蚊、だそうですよ。それも桁違い・・・サメなんてもうゼロがいくつ違うのやら。統計の取り方によって異なるのでしょうけれど、第2位は・・humanだそうな(怖)。デング熱とかウェストナイル病とか、蚊を媒介にする感染症は確かに多くありますね。我が国では日本脳炎! 定期予防接種がありますからその病気はよく知られたところですが、実際にはあまり周りに罹患された人はいないのではないでしょうかね。それがついこのあいだのニュースで、長崎での感染者発生とか、千葉(だったかな?)での赤ん坊の感染症例の報告とか・・。割とタイムリーな話題なのです。予防接種は3歳からの推奨なので、みなさんそうされていると思うのですが、実は1歳未満でも接種しようと思えばできるのですね。で、実際に1歳前後での発症があったものですから、発生者のあった地方ではそういう動きもあるようです。な〜んて、話題がちょっと発展しましたが、”冒頭の問い”・・ブログのネタにしたら?って奥さんに勧められていたのですよ(ありがたいことに色々と心配していただいたり、助けて頂いております、ハイ)。で、書いている最中にまたまたワクチン製造会社の化血研の不祥事のニュースが目に入ってきました。悪いことは重なるものですね。またまた供給不足に・・てなことに発展しなければ良いのですけれど ┐(´-`)┌

 

 

神は細部に宿るのか・・

9月30日 金曜日

ちょっと頑張って書いてみたネタは、もいっかい読み直すと炎上しそうなので(今はやりの?!)、ボツとしました。今日はお昼の往診がありませんでしたので、ちょっとゆっくりお昼ご飯をいただきました。何気にテレビをつけてみると、やっぱり築地の移転のお話しばっかでして・・、すぐに消してしまった・・。だってあんまり興味がないものでして。ワイドショーさんたちは毎日毎日ネタに困らずに喜んでおられることでしょうね。何なら東京都庁にギャラを払わないといけないくらいだったりして。でも、世の中の本質って、こんなにみんなが大騒ぎしていることにももちろん意味はあるのでしょうけれど、もっと他愛のないことに宿っていたりするものではないかなと思っています。そう、診断に至ることとなった、患者さんの取るに足らない一言だったり、介護の上で実は非常に大きな支障となっているのだけど、その実とってもちっちゃな出来事だったり・・。この世とは、ミニマムなことと、大げさなこととの織りなすアヤでできているのでありましょう。よくあるじゃないですか・・・写真屋さんが念入りに撮った写真はあんまり面白くなくって、それどころかその対極にあるような、何気な〜い日常のスナップショットみたいな、すっぴんの化粧っ気のない、飾り気のないピンボケ写真がみょ〜にこころに残っていたり、お気に入りの一枚だったりすることって・・・。う〜ん、もっと例えてみるならば・・・そうだな、寝グセが魅力的に見えてしまう羽生名人・・みたいな???

こんなこと書きながら、懐かしの写真を切り抜いて、お財布にそっとしまったわたくしです。お後がよろしいようで・・

不穏な週の始まり!?

9月26日 月曜日 雨だったみたい

週のは始まりは日曜日?なのかもしれないけれど、やっぱりお仕事をしていると、月曜日がその始まりです。で、今日。色々と出来事山盛りのスタートでした。なんだか、今週切り抜けられるのだろうか・・っていう漠然とした不安の中にいるワタクシ。十分に自分の非力な事もわかりましたし、もうあとは神頼みの心境・・・って書くとやや大げさな感じがしたのでこれは訂正だな。こう見えても、結構逆境に強いと自負しているので、また頑張りますよ‥明日から(^^)  では。

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ちょっと、頭が飽和していますので・・・もうこれ聴きながら、おつむをシャットダウンさせていただきます、今宵。失礼!

語るには大きすぎるテーマ

9月22日 木曜日 アメ

朝から雨模様。

おそうじ→残務整理→おひるね→ちょっと臨時の出動→おかいもの→iTune な、1日でした。ネットを見ると、ジョージクルーニーがまたやってくれていた・・。テロ組織とその背後にいる(ような)支援者との闘いに挑む・・な感じの発信。俳優さんが、都知事選に関する意見発信をしたら総叩きに遭うどこかの国とは違う(というか異次元の)感覚です。iTuneで見たブリッジオブスパイのトムハンクスの演じるlawyerとかぶる部分があって、やっぱり表現の国アメリカとの差を感じる今日この頃です。映画では、couldn’t be betterとかdon’to go boyscout on meみたいな比喩表現がありましてちょっとお勉強になりました。トムハンクス演じる冷戦時の米国に潜り込んだソビエトのスパイの弁護を担う役どころの彼は、クライアントが真のスパイかどうかは、全く問いかけないのですね。検察がきちんとした証拠に基づいて、当時の法に照らして必要十分な手続きを踏んでいるかどうかを検証するのであります。due process of law がきちんと遵守されているかどうかをチェックしようとする精神が表現されていました。すなわち・・起訴する側は、被疑者がどのような動機を持って、どのような手法でその犯罪を行ったかの理論的証明を行う。弁護する側は、検察の提示する証拠の取得が、法的裏づけのある方法か否か、そしてそれが、犯罪を立証するのに必要十分かどうかを検証するための反論を行うという。その過程では、起訴側にも弁護側にも、心証は必要がなく、あくまでも憲法とそれに基づく民法や刑法がきちんと履行された裁判なのかどうかを担保することが重要であるという事柄・・。私たち一人一人は、弱い人間ですので、やっぱりその弱い立場を守ってくれる拠り所が必要ですし、その拠り所がきちんと担保されているかどうかを検証してくれる場が必要なのですね。だから、ニュースやインターネットで流れている事件の一つ一つに、同情や偏見の目を持たずに、きちんと公正に裁かれているかどうかを気にする必要があるのですね・・・ってこと、学びました。そうでないと・・・明日はわが身って、なかなかその当事者にならないとわからないのですからね。

でもそういうような、意識のレベルって、かの国のどのような仕組みにビルトインされているのでしょうかね。かつて僕が訪れていた頃に付き合った人々を思い起こしても、まあそんなに人権意識が高いわけでもないですし、ちょっと言えないような脱線のお話をすぐにしてしまう人々でしたけど・・・。弁護士さんとは・・・検察がきちんとした立証をしているかどうかを検証する役割なのですね。それに徹する必要があると。だから、クライアントが本当にどうだったのかどうかは関係ないのです。そうでないと本来のお仕事ができないのかもしれません。ワイドショー的にはちょっと違うのでしょうけれど。弁護士さんのお仕事はそうだとして、我々医師のお仕事はどうなのか・・・語りだすとちょっとこのブログの範囲には収まらないような気がします。そういえば、この間東芝だったか三菱自動車だったかの、公認会計士事務所が株主に訴えられているというニュースを目にしたようだが・・。会計担当の方こそ、クライアントと税務署の板挟みになる存在なのではないかなと思いました。大衆の知性と、それぞれの個人の理性の問題なのかな、これって。ちょっとテーマの守備範囲がこのブログのちっちゃなスペースに収まりきらなくなってしまった感があります。すみません・・・

あ、それから、なんとか豊さんとかいうメディアの関係の方のブログが炎上しているという件。透析のことに関する話題のようで、聴き逃してはおけない話題なのですが、もうそんなこと議論する以前の、酷い内容のようでした。こんな論調が許される世の中に、いつの間になってしまったのでしょうかね・・・この国。何事も、矩を踰えず(法を超えず?)に自分のできることだけを行い、できない事には手を出さず、ましてや論評を控えて・・という心構えは必要なのかな。

最後に・・・ブリッジオブスパイを観て心に残ったトムハンクスのセリフ

“It doesn’t matter what people think. You know what you did.” . 世間体みたいなこととか、しょうもないこと気にすんな!自分がやったことや、自分で責任持てるやろ。  みたいな翻訳・・大阪弁で考えてみました。

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