京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

どうなるのか2024

1月16日 火曜日

今日は最高気温が4℃の予想になっており、かなり寒い1日となりそうです。朝から風が強く冷たいので体感気温もさらに下がります。明日の晴れマークが待ち遠しいですね。昨日夜のニュースでは被災地の仮設住宅をどうするかという問題が議論されていました。現地での確保が難しい場合には、他の都市への移転なども含めた選択肢となるようで、地元を離れざるを得なくなる方達への配慮を懸念する声も高まっているようです。一刻も早くの手当となると、移転も検討には上がると思うのですが、長年住み慣れたところを離れたくないという気持ちがあるのは当然だとも考えます。東北の震災の頃とは社会経済的な状況もさらに異なっていますので、同じようには復興も進められないということが背景にあるのでしょう。今からさらに寒い期間が続きますので、一旦は暖かい居住環境を別の地に準備することが現実的なのかなという気がしていますが、如何なものでしょうか。建築資材の高騰や、人材の不足などもマイナス要因としては無視できないのでしょう。続くニュースの話題は、一点して日経平均株価が5連騰なのだとか・・。昨日も上げたようですので、6連騰のバブル後最高値更新というやつなのでしょうかね。本来の景気の良さが実感される前に、株価が上昇するというのは何となく不安要素のような気もします。解説員の方は、新しく始まった制度のせいで資金が一般の人から流れているのではという予測をされていましたが、本当にそうなのかな〜と思ってしまいました。むしろ、それを見込んだ旧来の投資家さんたちが先んじて買いに走っているということもあるのでは・・・。素人のワタクシにはよくわかりませんけどね。いずれにせよ、なんだか今年は出だしから本当に先の読めない一年になりそうです。一年の終わりにある程度の満足が得られるような、地に足つけた生活としごとをしていきたいと考えているところです。それでは寒い1日になりそうですので、みなさん暖かくして良い日をお過ごしください!

共テのおはなし

1月15日 月曜日

朝から気温が下がっています。週末は大学入学の一次試験があったようですね。今は共通テストとか呼ばれるのでしょうかね。センター試験とかいう時期もあったと思いますし、私の時代は共通一次試験と呼ばれていました。足切りに使われる大学でなければ、あくまでも合否判定はこれから控えている二次試験と合わせてのことになるのでしょうから、思い通りの結果が出せた人も、そうではなかった人も、二次試験に向けて頑張ってほしいと思います。昔同級生の〇〇くんが、皆がそこは無理やろ〜って思っていたI大学に合格したのですが、彼は後に、一次は捨ててたけど、2次重視の大学やったからその対策を頑張ってたんやで。と言っていたのを思い出しました。10年くらい前に一度再会したことがあったのですが、高校の頃には角だらけのなんとな〜くしゃべりにくい奴だったのですけど、角がいい感じにとれて丸くなってすっかり穏やかなおじさんになっておられました。福祉関係の仕事をしている優しいおじさんでしたね。多分昔は周りが気づいていなかっただけで、もともと優しい人間だったのだと思います。試験の話から、思わぬ昔話になってしまいました。受験生のみなさん、風邪ひかないように、最後のスパートを駆け抜けてください!!

同業異種?

1月15日 日曜日

朝からお天気なのでちょっと気分転換にヘアカットに出かけてきました。最近移転された店舗のあるじとお仕事の話でちょっと盛り上がりました。実は医療業界と美容業界って似ているところが結構であるのですね。使用する機器も共通のベンダーのものがあったりします。電動椅子とか電動ベッドをとりあつう会社の話とか、あるある話が結構共有できるのです。値段安くなりませんよね〜なんでかな〜そもそも需要がめちゃくちゃ多くないから新規参入企業がなかなか増えないのかもしれませんね〜価格の割にはあまりデザインも新しくならないしインターフェースもちょっといけてないんですよね〜でも作りはしっかりしてますよね〜などなど。店主さんはやや大きな店舗から、ちょっとスリムアップしてビルの2階(エレベータ付き)から1階のテナントに移動されたので、電気代とか維持管理コストとかが効率的になるはずなので、月末請求がちょっと楽しみなんですよ〜とおっしゃっていました。店舗のデザインも、今はやりの(たぶん)アースカラーみたいなちょっとくすんだパステルカラーを基調として、明るいカフェのような感じでめちゃくちゃオシャレでした。本当は床をダークカラーにして、汚れが目立たないようにしたかったらしいのですが(染料などが落ちてしまうのだそうです)、そこは明るくしましょうというデザイナーさんの推し色を採用されたらしいのです。客観的にはそれ、正解だな〜と思いました。変にちょこっと口出しするよりも、よっぽどのこだわり部分以外はデザイナーさんの個性と感性に任せた方が良いと思います、とおっしゃっていたのが、なんとなく私の腑に落ちたお言葉でした。異業種の方との会話、楽しいものですね・・・。ではみなさん良い休日をお過ごしください。

慧眼

1月13日 土曜日

朝から雨が降っています。仮設で過ごされている方達に温かい空気が早く届くことを願っています。さて、昨日夜は昨年亡くなられたコラムニストの小田嶋さんの著作を引っ張り出してきて少し読んだりしていました。最近の話題となっていることにつながる、当時すでに昔の視点で書かれていたものがあり、やはり慧眼だったなと感心。なんとなく感じる違和感があったりするのですが、自分と直接あまり関係のない分野だと、そこまで掘り下げて考えないと思います。表現活動を生業としている方は、そういうものを拾い上げるのがある種仕事でもあるのでしょう。どんな仕事をするにしても、業界のつながりなどからくる遠慮や忖度とはなかなか無縁にはなれないですし、まあ完全に無縁になる必要もないのでしょうけど。そんな中でも一つの基準で一線を画して、いうべきところを言い、書くべきものを遺すというきちんとした所作が大切なのでしょうね。大事にしないといけないことです。明日は(今日だったかな?)隣国台湾の選挙があるようですね。彼の国では事前投票とか在外者の投票制度などがないらしく、海外で働く国民は、選挙の前に合わせてわざわざ帰国して投票しないといけないそうです。日本だと、そんな環境でどのくらいの割合で帰国する人がいるのだろう・・・と、ふと考えてしまいました。投票率って大事ですね、つくづく。それではまた・・・

後悔先に立たず

1月12日 金曜日

すっかりお正月気分もどこかへ行ってしまいましたが、昨日はちょっと会合がありました。色々とよもやま話で一息でした。昔は夜も延々と話し込んだり飲んだり食べたりということが平気であったのですが、最近は(と言っても、もうだいぶになりますが)夜早めに休まないと翌日がしんどいので、翌朝美味しくご飯を食べるために早めに仕舞うようになりましたね。昔の体力はどこへ行ったのだろう・・・。ま、どうでも良いこと。やってみないとわからないことって、たくさんあると思うのですけど。昨日は診療しながら、この部分どうしてこうしておかなかったのかなあということがいくつかありました。前々から思っていた事ではあるのですが、実際に外来診療をやってみて初めてわかることとか、こうした方が便利なのにとか色々出てきます。そして・・・今度するときには改めようと思うのですが、また忘れていたりという悪循環(怠惰とも言います)。夜にスマホをクリクリしていると、シンガーソングライターのaikoさんが、「昔の私へ。なんでそんなにキーの高い曲ばかり作ったんですか?将来痛い目をみます」ってポストしておられました。後悔先に立たず、こんなことさらっと書いてしまわれるところが、彼女の魅力だったりしますねー。似てるようでちょっと違うお話を書いてみたところで・・・今日もみなさん良い一日をお過ごしください。

習慣

1月11日 木曜日

習慣ということを考えることがあります。患者さんとの間でたびたびする会話の一つにあるのが「生活習慣の見直し」です。食事や運動、喫煙や飲酒習慣など、健康維持に関連する内容が主たるものとなります。時々自分の身になおして考えてみることもあります。診察室で偉そうに言っているけど、自分はどうなのだろう・・・?という問いですね。自分も含めてこうしましょうねという気持ちで話すこともありますし、率直に自分もできていないのですけど、こうした方がいいようですよという伝え方をすることもあります。もっと砕けた表現になってしまうこともありますし、ちょっと言いすぎたかもしれないと後から思い返すこともあります。不思議なことに、同じような生活習慣でも病気になることもあれば、検査結果に全く異常のみられないこともあります。そこは遺伝的素因が関連していたり、あるいは同じような生活習慣とはいえ他の部分で異なる要因もあるでしょうから、他人との比較ができないところでもあります。一方で、健康問題に直結しないような部分での習慣もあります。例えば余暇時間の過ごし方として、運動や読書、音楽などもその一つかと思います。良い習慣を持続して、悪い習慣を断つ・・・このところ自分の中で意識をしている事柄でもあります。

既視感

1月10日 水曜日

2024年、色々と考えさせられることの多い一年の始まりです。私が社会人になってからでも、地震による大きな災害はすぐに思い出すだけで、5つくらいはあります。豪雨災害なども含めると10は下らないのかもしれませんね。それどころか、なんらかの住宅損壊をきたす地震など、調べてみると毎年一年間に10前後出てきます。記憶に残る大災害だけでも、数年に一度発生しているこの国は、やはり自然災害大国と呼ばれるわけです。大きな災害が起こると、必ず出てくるのが、「初動が早かったか遅かったか問題」ですね。今回は初動以前に、本来復旧への旗振り役であるはずの、地元自治体のダメージも大きく、職員自体も被災者であるため、まず状況把握に時間がかかっているということはみな感じているところかと思います。加えて、一方通行でしかアクセスできない半島地形という状況もあり、孤立寸断されているところが、問題をさらに困難なものにしているのでしょう。これだけの災害がある国なのですから、毎回発災してから対策本部を組織してという形式から、一歩先んじて国直轄の組織を平時より作っておいても良いのではないのかなと思いますね。発災と同時に陸路空路からコアとなるスタッフを送り込み、地元自治体と共同で現地対策本部を立ち上げ、すぐに状況把握と必要な物資や支援のリクエストをあげながら、自衛隊や各NGOやボランティア団体と連携をしつつ復旧支援を行う体制づくりって(あくまでも体制を整えておくということそのものは)、それほどめちゃくちゃ難しい事ではないように思うのですけれど・・・。翌朝とかに、大臣が作業服で集まって原稿を読んでいるという画面を見るたびに、いつかどこかで見た光景だけど・・・という気持ちがしてしまいます。ツイッター改めXでは、フェイクの画像や未確認の情報などがリプライされて、2つの対立する意見がことばの石礫を投げ合っています。被災地では、衣食住や排泄、感染からの防御対策などなされなければならない手当が山積してる状況だというのに。かく言う私も、現下の通常業務をこなしながら、せめてもの助けになれば・・・という思いで、信頼できそうな二つくらいの支援団体にわずかばかりのドネーションを行うくらいのことしかできておりませんが。今日も鉛色の空から冷たい雨が降っています。少しでも暖かい空間が被災者の方に行き届きますように。

七草粥の日

1月7日 日曜日

休日ですが、本日は当番日なのでおしごとです。今のところは平穏な感じで過ぎております。昨日経済評論家の山崎元さんの訃報を知りました。氏の発信される情報はしばしば観たり読んだりしていましたが、その歯にきぬ着せない、忖度のない内容に学ぶことも多いと感じておりました。難治性疾患で残念ながら薬石効なくご逝去されたとのことで、とても残念で惜しい人材を失ったことだと感じております。今年は、総理大臣の仰る資産増計画についての新しい制度が始まることもあって、今までにもいろいろな情報発信がなされていると思います。評論家やアナリスト、果てはユーチューバーなどの発する内容は玉石混交です。こういった話題は、ややもするとポジショントークの色彩を帯びがちですが、山崎氏のご主張は、そこに陥らない、一本の筋の通ったものであると感じることが多かったです。幸いに、遺された稿も少なくないですから、これからも学びにさせていただこうと思います。能登地方の災害については、72時間を過ぎてはしまいましたが、瓦礫の下から救助された女性の一報もあり、良かったことだと思います。復興・救助・支援にあたられる方達のご努力にも感謝しつつ、安全に業務が遂行できるようにお祈り申し上げます。みなさんお正月明けの連休です、どうぞ良い休日をお過ごしください。

本来やっとかないといけないこと

1月6日 土曜日

災害支援の組織であるNGO団体の活動から要請を受けて同行取材されたジャーナリストの方の取材報告番組をチラッと斜め見しております。週末のお休み時間を利用してじっくり視聴するつもりですが、今回の能登半島震災の揺れの特徴にも起因するらしく、家屋の一階部分が圧壊してしまっているのが多いようです。被災され、いまだ行方不明となっているかたがおられるので、なんとも暗い気持ちになってしまいます。半島に点在する数千から1万人程度の市町村自治体を見ると、私たちの地域も決して他人事とは思えない状況ですね。インフラとして災害に対して脆弱な地区は日本にごまんとあることでしょう。いざという時のライフラインの確保、今後の備えについてももっと真剣に取り組まないといけないと感じています。本当は13年前の経験からすでにやっておかないといけなかったことなのでしょうけれど・・・。今年は、当院がこの地域に対してできる、さらなる貢献と、災害への備えについて本格的に考える年にしようと思います!それにしても・・・イーロンマスクさんのスターリンクはかなり活躍しているようです。毀誉褒貶はありますが、結果的に災害時にも貢献できるテックの開発をされているのは素晴らしいことだと感じますね。

無題

1月5日 金曜日

今年は早々に不幸な災害や事故が重なって発生しました。航空機事故はしばしば医療事故とも比較して語られることがあります。現在進行中である事故原因の調査についても、警察の捜査と航空機事故調査委員会の主導する捜査の二通りがあると聞きます。故意性の疑いが濃厚な一般の刑事事件とはやや異なる航空機事故などの場合には、究極的な目標は再発の防止にあるわけですから、責任追及もさることながら、原因究明に重きが置かれなくてはならないのだと思います。かつての日航機墜落事故の時にも、ボーイング社への十分な調査がなされなかったのではないかという意見の方は、責任追及を避けるために企業として防御姿勢が強かったのだと主張しておられます。今回の事故を通しても、一定の免責を担保しながらでも、事故原因の真相究明がなされる方が有意義なのではないかという意見には一理あると感じました。また、震災の救助・復旧に尽力されている方達にも十分な支援がなされることを希望しております。

 

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