京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

マルガリータ

8月26日 土曜日

朝から快晴です。先日の甲子園は100年以上ぶり?の慶應高校の優勝ということで終了しましたね。自由な髪型で良いという自由な気風で爽やかに勝利をおさめられたわけです。しばらくはテレビのネタを独占しそうな雰囲気です。聞くところによると、全国での統計ではすでに過半数の高校では丸刈りをやめているのだとか。知らなかったですね、まだ8割方継続されているのかと思っていました。そもそもなんで丸刈りにすることになったのか?どういう意味があるのか?とも思いましたが、調べてもあまりよさそうな答えが見つからないと思ったのでやめました。その代わり、過去の自分の記憶を少し辿ってみると・・・やはり中学校の時に入部した部活動ではその慣わしがあったことを思い出しました。スポーツ刈りと呼ばれる、丸刈よりも数ミリ長めにカットするやり方でした。なぜかそうしなくてはならないのは一年生の間だけでした。2、3年生はみな普通に髪の毛を伸ばしています。スポーツに適しているというのが理由ならば、学年に関係なく、特に勝敗のかかるレギュラー選手などこぞってその髪型にしても良さそうなものですよね。当時の自分は、イヤイヤではありましたが、それに従って夏休みの前頃でしたか床屋さんに行って頭を刈ってもらったものです。全く自分に似合っているとは思えませんでしたが、なぜか生え際の部分を手のひらでなぞると妙に手触りが良いことだけははっきりと記憶しています。今考えると、あまり良い風習ではないように思えてきます。一年生だけに強いる、真の意味がよくわからない、なんとなく上下関係を強調せんがための、それでいて先生たちもそれが当たり前であるという態度で、嫌なら早く上級生になって、同じことを下級生に指図せよ・・・みたいな。下級生はしょうがない、右へならえでひたすら耐える。1年経ったら年下のものがそうやってモヤモヤしているのを上から眺める。う〜ん、これで健全な精神が宿るとはちょっと私には思えません。今なら、そう考える方も少なくないのではないかと思います。こうやって昔のメンタルが形成されて行ったのでしょうね。昨今拡大する人権の意識ですが、そこまで拡大するのか〜と思うことも正直いってありますが、自分たちの世代が被っている旧い殻を客観的に認識して、必要とあらば改めるという気持ちを持つことは大事かなと思っています。またまた週末です、お盆明け、夏休み最後の週末になりましたね。皆様良い休日をお過ごしください!

悪夢

8月25日 金曜日

朝の路面は夜間の少しの降雨を想像させる程度に湿っています。結構雨音で目を覚ますことがあるのですが、昨日はまたまた出ました「悪夢」の日でした。お決まりパターンの一つのテーマである「なかなかゴールに辿り着かないもどかしさ」が主題でした。夢に主題があるのかどうかわかりませんが、夢の中の主人公を演じながら、頭の片隅にそれを眺めているもう一人の自分がいます。普通ならこんなことができないのはあり得ないし、もっとこうしたら良いのに・・とか論評しています。昨日は研修医になりたての頃の設定でした。夢の中の設定では矛盾がいっぱいあるのですが、それは良いことになっています。研修医のはずなのに、その頃には出会っているはずのない人物が登場していたり、友人役の人間は今の年恰好になっていたりします。病院の最上階に入院されているちょっと特別感のある患者さんを病室でレントゲン透視検査をすることになりました(はい、すでにこの設定に無理があります)。上司の先生にゾロゾロとついて行って、先生が曰く「Cアーム取ってきてくれ」と仰います。え〜・・・そこからかい!って心の声は叫ぶのですけど、そんなことは口には出せません。脱兎の如く階段を駆け降りて、レントゲン室に交渉しにいきます。常識的に研修医のそんな無茶なリクエストは一笑に付されることになります。それを承知ででも、まずは当たって砕けなくてはならないワタシ。そのあとは自分の経験とコネを最大限に活用する時間となります。循環器内科とか外科で手術の時などに使用するために各所に保管してあるブツを貸してもらえないか交渉します。あ、Cアームというのはですね、レントゲン透視をしながら、カテーテルを行ったり、骨折や脱臼の整復をしたりする際に使用するX線発生装置のことなのです。アルファベットのCの形をしているのでそう呼称されています。夢の話に戻ります。なんとかものをゲットすることができた私はその時点で、2−3時間経過していることに気づきます(もっと早く気付こ!)。そしてCアームはデカくて重いので、当然持ち運びはできず、エレベータに乗ります。そこでなぜか、同期の研修医と出会います。彼はこのCアームを使用する際になくてはならないモニターというものを他部署から調達しています。この時点で私はモニターが必要なことに気づいていなかったということに気づきます(もっと早く気付こ!)。いずれにせよようやく上司の元に馳せ参じることができる状況になったのですが、なんと同期の研修医がエレベータの中で「お腹が痛い!」と言い始めます。一人で運搬しないといけなくなった私は大きな機械を両手で支えながら、エレベータを降りました。ちょっと景色が違います・・・。なんとそこは最上階のはずであったのが、地下に降りているではありませんか。というところで目覚めた今朝というお話でした・・・。ふ〜シャツは汗でびっしょりです。疲れの取れるはずもない睡眠でしたので、今日は朝から体が重い感じです。気を取り直して・・・

世の中のイマとわたし

8月24日 木曜日

おはようございます。昨日の夜は雨が降るのかなと思いきや、路面は濡れていないのでまとまったものはなかったように感じます。先日の台風による災害で、綾部市の方では被害を受けた家屋の復旧の支援を目的としてボランティア活動が立ち上がっているそうです。シャンプーハットのてつじさんが、本日もヘルプに来られるのだとか。当地で、麺のお店をされているそうなので、そういう関係もあっての活動なのでしょうけれど。暑い中ごくろうさまです。私も将来リタイヤしたら、こういう活動にも興味を持っていきたいなと考えています。最近はそういった活動でも、個人同士のつながりから成立しているものが増えているように思います。インターネットの世界ではウェブ3.0と呼称されるようですが、大手のクライアントサーバーを経由せずに成立するビジネスモデルということになるのでしょうか。便利で個人の利得も増えるのでしょうけど、その分色々なリスクヘッジをしなくてはならないようでもあります。一昔前の重厚長大産業の時代からは思いもつかなかった(賢者には見えていたのでしょうけど)、最近の経済環境でございますね。私などは、3周遅れくらいでいつも後方をノロノロとついて行っているという状態です。今朝のタイムラインで気になったのは・・・イーロンマスクさんの突然の社名変更(やや古いですが)とそれに続くブロック機能の突然の廃止、それから数ヶ月前でしたか48時間くらいのロシアでの政変劇の主人公の乗る航空機が・・・というニュースですね。世界は相変わらず忙しなく動いているようです。ま、「いま」のニュースに踊らされすぎずに、3周遅れくらいでウダウダやっているのが、私のような人間には性に合っているのだろうなと考えています。それよりも眼前のおしごとに全力投球していきましょう。では!

とびひ

8月23日 水曜日

この時期、腕や足に皮膚のただれたようなものができて受診される子供さんたちが増えてきます。だいたい保護者の方が「とびひではないかと思います」というコメントで来院されるのですが、ご名答です。3−5歳児くらいの方が多いようです。例えば発端は、虫取りや夜に花火をしているときなどに蚊に刺され、痒みが強いので、ポリポリと刺されたところを掻きむしって皮膚の傷をこしらえてしまい、そこから細菌感染を引き起こすという機序なのだと思います。蚊に刺された後の腫れと痒みは、新生児の頃よりも、幼稚園や保育園の年齢の子供さんの方が反応が大きいことが多いようです。お年寄りになるとまた反応は低下してきます。黄色ブドウ球菌とか化膿性レンサ球菌という皮膚などに常在する細菌が原因になることが多いようです。見た目は円形の表皮剥離と言って薄皮が一枚めくられたようなものが、ある一箇所に集まって発生します。ひどくなるとそれぞれが融合したりして大きくなるのですが、それぞれの皮膚炎の箇所の見た目が、比較的綺麗にまる〜く見えるのが一つの特徴でもあります。抗生物質軟膏とか飲み薬、あるいはそれに加えて痒み止めなどを使用すると治癒することが多いです。そもそも虫刺され予防のスキンケアも重要ですね。小さな子供さんでも使用できるとされている「イカリジン」含有の虫除けスプレーが有用とされています。夏休みの残り、お外での遊びにぬかりなきようお願いします。

雑記

8月22日 火曜日

お盆が終わったとはいえ、連日の猛暑ですので仕事中に気分が悪くなったりされる方もおられるようです。こんな季節にインフルエンザA型を複数名診断するような年も開業後初めて経験しています。相変わらずコロナを含むウイルス性感染症の流行は各所で続いているようです。中には今までに蓄積された経験と知識で、冷静に対処されている方も増えたように感じます。ある種全体で見ると、それはそれでここ数年間の混乱の一つの良い成果なのかもしれません。毎日の外来業務では、各患者さんたちそれぞれに、家庭の状況や知識、経験など異なる背景をお持ちですので、それに合わせた対応をしなくてはなりません。忙しくなると往々にして、疎かになりがちな点です。今日も一日注意しておしごとせねば・・と考えています。・・・ということで、ポリポリとハッピーターンを小脇に抱えながら書いています。年初に商品の総量が108gから96gに内容量減となったことすら忘れてしまいそうな美味しさは変わりませんね。

予報のない生活

8月21日 日曜日

朝から晴れたりちょっとしぐれたり変な天気です。向こう1週間は晴れマークがメインのようではあります。そういえば日常的に利用している天気予報ですが、戦争中には一切中止されていたそうです。先日の荻上チキさんのラジオ番組での特集で知りました。当時は気象観測をしていたものの、それを報道することは禁じられていたのだとか。天気の情報が対戦国に利用されると戦況に不利を及ぼすということがその理屈のようです。台風が来てもそうとは報じられずに、一応暴風・大雨に注意せよということだけが知らされたのだとか。昭和の三大台風のうちの一つである枕崎台風が鹿児島に上陸して、その後北上し広島市内を通り過ぎたのは、原爆の跡がまだ生々しく残る1945年9月17日のことであったようです。犠牲者の半分以上は広島住民だったそうです。天気予報が報じられなくても、対空射程のはるか上空を悠然と飛来するB 29は自分たちで気象情報を収集していたのですからなんとも皮肉なお話です。終戦とともにすぐに予報は再開されたそうです。今の生活では天気予報がないなどちょっと想像もできない不便さですが、戦時中の人たちの生活さぞかし大変だったでしょうね。さて、そろそろ9月後半から始まるらしい予防接種のことなども考えながら過ごす休日といたしましょう。みなさん良い1日をお過ごしください。

カビゴンに思う

8月19日 土曜日

結構睡眠したつもりなのですが・・まだ気持ちよさそ〜に眠っているカビゴンをスマホの画面に残して頑張って起きてきた土曜日の朝です。ある程度寝たつもりなのに、まだまだ眠いみたいな時と、時間はさほどでもないのに妙に頭がスッキリという場合と、一体どうしてこうなるのだろうっていうことままありますね。睡眠は頭の中のメモリーを整理するという作業を脳がおこなっているのだと言われますけど、後者の時って、まだまだ整理されずにとっ散らかっているフォルダが残されているような状態なのかもしれないなと思います。今日は今の所瞼が重たい感じです。皮膚炎で少し浮腫があるので物理的に重いのかもしれませんけど(泣)。大リーグで大活躍している大谷選手は、オフの時間も野球のために全力でコンディション作りを心がけているのだという話を聞きますが、開業医もその100分の1くらいかもしれませんが、大事にしたいコンディション作りだなと感じています。自分の100パーセントの力を発揮できるようにするには、まず自分自身がある程度健康である必要があります。先日後期専攻医の過労死事案が報じられていました。来年から完全施行される働き方改革の医師版についても、看板倒れにならないように、同時に病院経営にも影響を最小限にするように管理者の方達の苦悩は続いているようです。経済の方はというと・・・GDPの連続増加という景気の良いはずのニュースにも関わらず、円安が続き、身近なところではガソリン価格が急上昇したり、実感する生活への影響はまだまだ良い傾向が感じられない状況です。先日とあるジャーナリストのかたが仰っていましたが、その方がお仕事でドイツの記者の方にメールを送ったところ、次回の出社は9月の中旬となります・・・というバケーション中の自動返信メールが届いたそうです。そんな間に、私たちどんだけ働いてるねん?ってその方は述べられていました。開業医にはそれが到底無理なことは分かっていますけど、日本全体の働き方改革は、私たちが想像する以上に目標を上に設定しても良いのかもしれませんね。そうすることで、もう事業の効率化をいやが応でも上げていかざるを得ないという状況に自分たちを追い込んでいかないと真の革命は起こらないのかもしれません・・・。さ、また半日頑張っておしごとして、1日半のお休みでまた充電です。

役に立たない自律神経のおはなし

8月18日 金曜日

早速の金曜日です。お休み明けはこのぐらい手加減してもらわないと体が慣れないですね。お肌のストレス指数は昨日今日とやはり急上昇の印象です。ストレスという言葉、診療中になるべく患者さんへの説明には使わないようにしていますけど、実感しますし、確かにある現象だと思います。特に自律神経の働きやバランスは大切だと考えています。しかし、それを他人が判断して操作しようと働きかけると往々にしておかしな事になります。いわゆるカルトなど社会問題を起こす擬似宗教も、そういった言葉で人の心につけ込んでいく技を持っている点が無視できないのだと思います。私たちは毎日自分という殻に包まれた孤独な存在で、一つ皮膚を隔てると、外界の刺激にさらされているわけですね。物理的な障害を受けると皮膚の炎症を生じますし、無形の攻撃を浴びると心の歪みを生じ得ます。子供が大きくなって成長し、社会に出てその荒波に揉まれていく過程で、四方八方からのストレスに耐える能力を備えることがとても重要なことなのでしょう。耐性を獲得していくということですね。自律神経のバランスを整えるということは、他人に評価してもらって治してもらうというスタンスではなく、自分で感じ取り、考えながら試行錯誤していくということなのではないかと思います。寝て起きて、食べて、動く、読んで考える・・・自分に今最も足りていないのはなんだろうと考えてみたところ、最後の「考える」ということなのではないかという結論に至りました(泣)。「寝て」と「食べて」は・・常にある程度満点の能天気なワタクシ・・・。それではまた

日常生活へ

8月17日 木曜日

昨日は花火と灯籠流しの夜だったようです。窓越しに大きな花火が見えました。その後にドーンという音が響いてきます。お盆の終わりの時期の風物詩です。朝、海の上に漂う白と赤のものがいくつも帯状になって浮かんでいました。昨日流されたのが漂流しているのでしょうか?(もしくは他の何かかも)お盆が終わると景色もなんとなく秋に近づく感じがするので不思議です。まだまだ気温は夏ですが。この夏も終わりやな〜感って子供の頃は惜しく思いましたが、今になるとなんとなく風情もあって悪くないですね。さてお仕事始め、もうすぐ学校も始まります。こういう時ってお休みに体が慣れてしまってなんとなく気持ちも前向きになりにくいですし、身体を動かすにも重たく感じるものです。3日もすれば元々の日常生活に戻っていく方がほとんどだと思います。中にはその調整が人よりも長くかかってしまうという人もおられるようです。慌てず急かさずに、お盆の余韻がなくなるまで待つことにしましょう。私は昨日から始動していますが、このお仕事・・そうも言っていられないのですけどね。

再始動

8月16日 水曜日

台風一過のはずなのですが、まだ空の色は鈍く頭にはフードをすっぽりかぶって外出しています。今日からお休み明けの診療を再開します。世間的には今日までお盆なのかもしれませんが、水曜日は休みにしにくい理由があるので。久しぶりに診察室に座るわけですが、まずは朝から診療関連の医学雑誌を斜め読みしながら頭のトレーニングを始めてみます。感染症の動向も掴み直さなければ・・・。今日の夜は花火があるのでしたっけ?まだ一度もじっくりとみたことがないので時間があればと考えています。それでは

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