京都府与謝郡与謝野町 内科・外科・リハビリテーション科・在宅診療 いとうクリニック

ふくろうくんのブログ

ほんとにあるのかそのリスク!?

6月11日 日曜日

いつもの番組を聴きながら書いてます。日経平均株価が3万円を突破して過去最高の・・とか景気の良いニュースがトレンドに上がっております昨今です。なんでも投資の神様と呼ばれる御大が日本株に注目し始めているという話題が上がってから、一気に活況になっているそうです。おそらく海外投資家の注目もあるのでしょう。そういうお話とはほぼ無縁の私ですが、政府あげての投資推奨ムードですので、何かと気になるのは事実ですね。老後〇〇円問題とかを言われると平気でいられる人は少ないと思います。そこへ来てこの機に乗じてあなたも乗り遅れるな・・と言われると、ついつい。いわゆるバンドワゴン効果と呼ばれる現象ですね。持たざるリスクと言われる、バスに乗り遅れるな問題ですが、よくよく考えると普通の人々にとってはさしたる大きなリスクなんかではないような気もします。市場に投入されるお金が増えれば増えるほど機関投資家とか証券マンは嬉しいですよね。需要が増えれば価格が上がるのは必然でしょうから。証券会社も手数料で儲かるようになっているのなら、やはり参入してくれる母集団が大きければ大きい方が良いでしょう。なんとなくよくわからないけど、そんなに美味しい話なのであれば、他の人がやっていることに乗り遅れないように・・・というような気持ちでいると思わぬリスクに直面してしまうこともあるのかもしれませんね。何事も下調べだいじですゾ。よう知らんけど・・・。それでは世間の休日は私のおしごと日、ということで、今日はちょっと頑張ることにします。ではみなさん、お天気はややワルですが、良い休日をお過ごしください。

知らぬ間に

6月10日 土曜日

今日も今の所あめふらず。さて、昔小学生の頃に習った記憶によると地球上の人口は40億人超であったように思います。最新統計はいかがなものかと調べてみました。国連人口基金の世界人口白書2022によると79億5400万人になっていました。なんと・・・すごい数字の増え方です。この報告では中国が一位ですが、先日インドがそれを追い越したという報道を耳にしました。インドネシアやパキスタン、ブラジルなどの人口増加は著しいようで、現在日本は1億2560万人で11位にランキングされています。イギリスやフランスは6500万人超ですが、いずれも緩やかに増加曲線を見せています。一方で日本を含めて、イタリア・ドイツ・中国・韓国などは減少局面に入っているようです。このように40年で大きく変わってきた人口動態を見て少し驚きました。この先、地球はどうなっていくのでしょうかね。人口爆発と人口減少が同時に見られて、気温上昇とか環境の変化、化石燃料から自然エネルギーへの転換、多様性の尊重される社会とまだまだ見過ごされている価値観などなど、人類の悩みは尽きないようです。例えば100年後の世界がどうなっているのか?もちろん、今生きているほとんどの人間はそれを見ることはできないのですが、いつか将来どんな形ででも良いので確認してみたいなと思います。土曜日のどうでもいいこと書いてみた・・・終わりにします。back to work!

p波のようになりたい

6月9日 金曜日

今週も最終コーナーを廻りました。最終コーナーといえば・・・先日の日本ダービーでは日本中を泣かせる一件がありました。今頃は、お空の上で楽しく跳ねてくれているといいなと思います。さて・・今日はピー波のお話でも書いておきますかね。ピー波とは・・・P wave: The P wave is the first positive deflection on the ECG representing atrial depolarization・・・なんのこったですね。心電図の一番初めに見られる心臓の電気的興奮を示す波形のことを言います。

この図で言うと、一番左はじの上向のポチッとした突起の部分です。ぱっと見、その右側の尖った波に目がいくのですが、こちらは心室という血液を送り出す筋肉の収縮の時に見られる波形で、いわば心臓筋肉のスーパースター選手の活躍を見ているようなものですね。p波はそういう意味では完全なる脇役です。しかし・・このトリックスター、なかなかの名脇役でして、肺に負担がかかっていると、その突起を上に伸ばして私たちに知らせようとしてくれたり、左心房に負担がかかっている時には上向きと下向きが二方向性になったりします。心筋梗塞とか狭心症の診断ではスーパースター選手の波形を気にして循環器内科の先生たちが彼らに釘付けになるので、一旦無視されたような格好になってしまいがちなのですが・・・。さりとて、心房細動と呼ばれる不整脈などの際には、p波どこいったんや、おーいp波!と血眼になって捜索隊が出動したりします。普段はそこにいても誰も気にも留められないのだけど、居なくなるとやたらと皆が探し出すという存在ですね。私もp波のような存在になることを目指して、地味に頑張ろうかなと思います^o^ またまたなんの意味もない投稿になってしまいましたが、週末を控えて今日も一日労働できることに感謝して頑張ります。皆さんも良い1日をお過ごしください。

そうだろな

6月8日 木曜日

梅雨入りしているのでしたっけ?今の所はさほど天気は悪くないこの数日ですね。いつものネットニュースから。加の首相が先日のサミットの後、広島滞在中に資料館に再度立ち寄られたらしいということです。そらそうだろうなと思いました。短時間でブワーって見学してもモヤモヤするのが残るだけですね。じっくりみてみたいと思うのが人というものです(個人的感想)。数年前の暑い夏休みに行った大阪〜広島弾丸ツアーを思い出しました。その動機の半分は天王寺で開かれていた「マカロニほうれん荘」の原画展なのでもありますが。駆け足で原画を観て、お気に入りのグッズを手当たり次第購入してから新幹線に飛び乗って資料館へ。ちょうどその時は新館建て替えの工事中で、展示品が一箇所にまとめられていたのでした。最近では小中学校の社会科見学とかでも訪れることがあるそうですけど。私は自発的に行ってこそとも思います。もちろん学校の行事としてのものを否定するつもりはありませんけど。またいつか行くと思います。暑い夏に長崎と広島には・・・。

そもそも・・・

6月7日 水曜日

朝から晴れています。午後からおそとの1日が始まります。保険証一体化の話題がニュースに出ていない日がないくらいに盛り上がっている(?)ようです。来年秋には保険証が廃止されカードに一本化されることが決まっているわけですね。そもそもその利便性がどこにあるのかということが一般の方にはあまり理解されていないのではないでしょうか。かくいう私もそれをきちんとわかっていなかったので、覗いてみました。「マイナポータルサイト」なるものです。確かにメリットがトップに掲げられています。①より良い医療を受けることができる(医療機関受診の際に、他院での投薬内容や特定健診の結果が共有できる)②高額医療費の負担が発生する場合に限度額認定証を申請することなく支払い回避できる ③確定申告の際の医療費控除手続きが簡単になる ④就職・転職・引越し後もそのまま利用できる となっています。これの恩恵を受けることができる方がどのくらいいるのかちょっと考えてみました。結論→さほど多くなさそうデス。我々医療機関の側からすると、①項目が最も関わりの大きい部分なのですが、確かにそれはそうなのですけど、共有できるとされている情報はまんまリアルタイムには反映されないので、その情報を取得したとしても、さら問いが必要となるのです。というか、現実の場面で必要なのはそのリアルタイムの情報なので、やはり直にお薬手帳を確認する必要からは免れないなという感想ですね。保険資格確認がオンラインでできることが最大のメリットなのですが、これは必ずしもマイナンバーカードにしなくてもすでにできるようになっているのかなと考えています。まあこの部分が昨今情報の誤登録があるとしてかなり話題になっているところなのですけど。聞くところによるとカードの申請普及率はすでに7割に達しているのだとか。そのために実施されたポイント制度とかもそうですけど、カード普及への執念のようなものは感じますが、それによるメリットが今ひとつぼんやりしている印象が否めないなと思っています。ナンバー制度に拒否的なのではなく、番号は活用しつつも、それを別にわざわざ持ち歩かなくても良いようにしてほしいなと感じています。便利になるということは、ナンバーに紐づく情報がたくさんになるということですから、カードを悪用誤用された時の被害がより懸念されるのですからね。便利と危険、リスクとリターンは常に表裏一体なのです・・・。

古式ゆかしき〇〇

6月6日 火曜日

いつも暇な時に聴いているラジオ番組のポッドキャストでは、昨日夜の国会前集会についての報道がされていました。5000人ぐらいが集まったとされていましたが、今朝のネットニュースの項目にはあまり出ていませんでした。全仏オープンでベスト8をかけて頑張っている西岡選手の話題もスポーツ欄のトップテンにも入っていませんでした。私のアンテナと世間のアンテナのキャッチしているものにある隔たり・・・。そもそも設定している周波数が異なるのかな。昨日驚いたというか再認識したことの一つ「明治のチョコレート美味しいやん」。ウチの人に言わせると「何を今さら・・・」なのだそうですが、ダ◯スとか、メルティー〇〇とか、〇〇フォートとかももちろんおしゃれで美味しいのですけど、ベーシックなものはやはり良いなと思わされました。なんでも新しいものにばっか飛びついててもあかんのですね〜。医療も然り、古来の基本的な知識の習得とか、手診察を怠ってはなりません。

地域医療実習に参加

6月5日 月曜日

新しい週の始まりです。今日から近隣病院で研修中の2年目の研修医の先生をお迎えすることになっています。病院という枠組みではない、診療所での地域医療の実践を学んでいただくという前提です。そう聞くと、私が講師役で研修医が受け手という認識を持たれるかと思いますが、実際には私自身も研修医の先生から教えていただく部分が少なからずあります。病院の第一線で働いておられるわけですから、最新の医学的知識は豊富に有しておられますし、いつもお世話になっている病院のことについてもお聞きできれば今後の診療に活かすこともできるでしょう。何よりも自分のプラクティスを同業の他人にウォッチされるということが自分自身の診療の妥当性を担保する上で、貴重な経験であると考えています。一言で言うと、下手なことはできないというプレッシャーでしょうか。普段のインタビューなどで理想論をぶっていても、井の中の蛙になってしまっては元も子もありませんからね。狭い院内なので窮屈にはなるのですが、それもこれも自分のためでもあると思って、今日から楽しく診療を共に行いたいと考えています。もちろん当院にご受診される方は私の診療を望んで来院されるわけですので、実際に臨床実践をして頂くのは難しいですけど、有意義な見学となることを期待しているところです。

台風去って

6月4日 日曜日

朝から快晴の休日です。今日は午前中は久しぶりにアレの日です。明日からはクリニックに府立医大附属医療センターで研修中の先生をお迎えすることとなります。そのために出動前に少し診察室のPC環境などを整えようと思って・・・いじくっているうちに、なんだか動作がおかしくなってきたので弱っているところです。検査数値のダウンロード作業に不具合が生じてまいりました。それで元に戻して見たところが、さっぱり復元できず・・・。IT部門担当者欲しいところですね~。こういう作業ってやっているうちにすぐに1時間とか2時間とか経ってしまいますよね・・・。ということで、明日より診療の際には地域医療の研修をされる先生ともども二人体制となりますが、よろしくお願いいたします。

失われた〇〇年問題

6月3日 土曜日

先日行われて大成功だったと目されている主要先進国首脳会議ですが、ちょうど2000年に小渕首相の肝入りで行われた沖縄サミットから約20年余が経っての今回であったわけです。沖縄への強い思い入れを実現させた総理が直前に急逝されたのが思い出されます。今回はウクライナの指導者のサプライズ参加で話題がジャックされてしまいましたが。その高評価の一方で、この20年間に起きてきたことに目を瞑ってはならないというふうにも思います。かつて7カ国中のトップクラスというかほぼトップであった一人当たりGDPが現在最下位になっているということとか、その他の色々なパラメータで ”日本だけが” という枕詞で語られる項目がかなり多いことに気付かされます。それもネガティブな意味において。先日経済政策の分野に多くの提言をされている野口悠紀雄氏のインタビュー記事を目にしたのですが、そこでは低金利政策のもたらした功罪について述べられていました。確かに恩恵を受けたであろう企業の財務状況の改善は悪いことではなかったのかもしれませんが、違った角度からこれを見ると、経済構造の変化を起爆剤にすることなく、それまでの高度経済成長で成功を収めていた製造業路線を堅持することが今私たちが見ている低迷の一因ではなかったろうかという分析です。その間でスカイロケットになった米中の状況を見ると、その分析にはある程度誰しも頷かざるを得ないのではないかと思いました。低金利・インフレ目標が設定され、その先にはトリクルダウンがあると信じ込まされていた私たちは今どんな状況に置かれているのでしょうか考え込んでしまいます。潤った企業はその間どうしていたのか?同氏は”居眠りをしていたのではないか”と述べられています。情報通信産業への路線転換や、経済効率を高める作業を怠り、かつて誇っていた株式時価総額トップ50に名を連ねていた錚々たる企業が凋落してしまったことの分析・総括や反省を誰がやっているのでしょうか。なーんて考えてしまったらいつの間にか眠りに落ちていました。もしかすると賛否両論あった、この30年取られていたはずの新自由主義政策路線もその実、言葉遊びのみで、それすらまともに行うことができていなかったのではないのかなと思わされますね。現在他国がほぼすべて路線転換に舵を切っているとされる低金利から金利上げへの変更はいばらの道だと言われます。それまで取られていた、いわゆる護送船団方式ではなく、思い切った切り捨て覚悟の政策が叫ばれていたバブル経済破綻の後処理問題と相通ずるものがあるのではと感じますね。一点異なるのは、30年前のそれは、割を食うのは住専だけだったけど、今回は私たち一人一人の国民に振ってくる災難が予測されるという点でしょうか・・・泣。関東はまだ雨の心配があるのでしょうか、当地は晴れているようです。では気を取り直して、今日も自分のやるべきことをコツコツと取り組むことにいたしましょう。

久しぶりの

6月2日 金曜日

週が明けたと思ったらもう週末に近づいています。何度書いたかわからないこのフレーズ・・・月日の経つのは早いですね。朝から町内放送が警報を報じています。災害に至らなければ良いのですが。さて昨夜は関連病院の先生方との懇親会がありました。久しぶりにオンサイトで直にお会いしてお話しする機会でした。やはり直接交流するというのは貴重なものです。何年振りかにお会いする先生もおられてなかなか有意義な2時間でした。のんあるで自動車で帰宅してから世之介シリーズの第一作目のページを捲りつつ寝落ちでした。アラームをセットし忘れていたのですけど、なぜかいつもの時間に目が覚めるという、時々誰にでもある不思議な現象に体内時計リズムの偉大さを感じつつ、美味しい朝ごはんをいただいて仕事の準備に取りかかりませう。みなさん大雨ご注意ください。

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